昨日、私たち県議会「新みらい」と民主党系国会議員との意見交換会が開かれました。
新みらいからの要請に民主党県連が答えて実現したもので、われわれは6人全員、民主党側からも県連代表である松浦参議院議員を始め6人全員が出席して1時間にわたって話し合いが行われました。
私たちからは5点について意見、提案を行いました。
一つは、赤松農相発言を巡っての個別所得補償制度問題です。
私たちは県議会での撤回を求める意見書には反対しましたが、本県農家に不利益が及ばないように強く要望しました。
特に、減反のペナルティでは、本県の特殊事情に配慮し、激変緩和措置を認めるように私から要望しました。
松浦代表からは、赤松発言で心配掛けたことを謝罪するとともに、本県が個別補償からはずれることはないこと、ペナルティの激変緩和は政府と話し合うことなどを約束されました。
この話し合いの前後、大曲では山田農林副大臣が講演を行い、この後全県JA役員との懇談会でも、同じような謝罪と見解が示されたと今朝のマスコミが報じました。
山田副大臣はペナルティの新たな指針を設けるつもりはないと話したとのことですが、本県の地域事情に精通している民主党議員には是非頑張って、県内農家の期待を裏切ることのないようにして欲しいと思います。
また、土地改良事業予算半減問題では、現在事業を継続している地区では事業を継続できるように「とも補償」などの制度は継続するように求めました。
この他、公共事業などを巡る地域の要望、陳情の取り扱いについては地方の受け皿になる「地方政策委員会」に「新たなる公共事業」などの部会をいくつか設けていく意向が京野政調会長から示されました。
また、医師不足で地域医療が崩壊寸前になっている、湖東病院や北秋田市民病院などの現状への対策や国の公益法人改革、由利本荘市に予定されている県の統合家畜市場への国庫補助金問題などについて意見交換を行いました。
今回の意見交換会は政権交代後初めての開催であり、今後も定期的に開催することで合意しました。
新政権を巡っては、まだ試行錯誤が続いております。私たちも直ちに民主党所属になるわけではありませんが、こうした機会を重ねることでそうしたことも今後考えられるでしょう。