町長に就任してから初めての議会が行われました。
専決処分の報告や補正予算、そして町長給与の3割カット
の条例改正など7件の議案を提案しました。
議会冒頭、自分にとっては初めての議会なので、就任のあいさつを
させてもらいました。以下あいさつの抜粋を報告します。
「このたびの町長選挙による町民の審判を経て、町政運営の重責を
担わせていただくことになりました。この上は微力ではございますが
約30年間の議員生活で培った経験と人脈を町発展のために生かすことが
私の役目であると思っております。これまで多くの先輩の方々が築かれてきた
財産や歴史と文化を尊重し、さらに活力と魅力に満ちた町づくりに、渾身の
努力を傾注する所存でございます。
昨今の我が国を取り巻く情勢は、東日本大震災からの復旧・復興や長引く
景気低迷、人口減少、少子高齢化の進行など、先行きが見通せない状況
に直面しております。
また、最近では、大胆な金融政策、機動的な財政政策、成長戦略の「3本
の矢」を掲げる安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」に期待感が高まって
きておりますが、すぐにデフレ経済を克服するまでには至っていないなど、
依然として厳しい局面を迎えていると認識しております。
地方公共団体を取り巻く環境も、この影響を大きく受けており、財政面から
見た状況でも、町への地方交付税の大幅な減少により、財政状況の硬直化
が懸念されますが、職員はもとより町民や議員の皆様と一緒になって知恵を
絞り、これらの試練に果敢に立ち向かうことにより、直面している困難を一つ
一つ克服できるものと確信しております。
また、地域主権改革により、地域の実情や特性に応じて、基礎的な自治体の
自主性の強化や自由度の拡大が図られる一方で、これからは役割に応じた責任
の分担や実施体制が求められてくることとなります。
これらのことを踏まえ、選挙戦で訴えて参りましたように、人口減少の流れを
食い止めるために「産業振興、雇用確保」を最重点課題に掲げ、「清新」 「自立」
「希望」のまちづくりを目指して、この歴史ある街を更に継続・発展させて参りたい
と考えております。
町民の皆様にお示しした公約の実現に向けて、全力で町政運営に取り組んで
まいりますので、議員各位におかれましては、ご指導とご協力を賜りますようお願い
申し上げまして、就任のご挨拶といたします」
ところで、私の給与の3割カットについては、賛成8、反対6、退席1で可決されました。
賛成、反対双方から討論があり、結果は選挙同様際どい内容になりましたが、反対された
人も、減額幅があまりにも大きいので、そこまではとの思いがあったようです。
安い給料できちんとした活動ができるか、との心配もあるようですが、これからの
自分の活動で杞憂であることを、しっかりと結論づけたいと思います。