この日のリッチ―は頗る機嫌が良いようで、あのイアン・ギランに笑顔を向けてる!?
ギター・ソロもちゃんと弾いてる。これも珍しい。あの歴史的速弾きを演奏してくれてるのは、大変珍しく、ありがたい。
この方、機嫌が悪いときはステージに出てこない(笑)。演奏が始まっているのに、なかなか出てこないんだな。で、曲の半ばくらいで漸く出てきたと思ったら、水の入った紙コップを、仲の悪いヴォ―カルのイアン・ギランに投げつけたりする。
困った人ですが、ファンはリッチ―のこういう面をも愛してるんだよね。
優れた表現者は得てして「奇行」が目立つ。良くも悪くもリッチ―は
その典型だ。
それにしてもこの日の演奏は素晴らしいです。スピード感、演奏のキレ、ともに最高の出来。イアン・ギランの声もよく出てる。
このメンバーで演奏されたHighway Starで、これ程の良い演奏が出来たのは、これが最後だったかも
知れないね……。