1982年公開。そうか、E.T.と同じ年の公開だったのね。
まだCGなんてなかった時代。ミニチュアとマット・ペインティングつまり絵で作られた未来都市映像の素晴らしさね。リアルとかリアルでないとか、そういうことではない、美しくも退廃的な未来都市を見事に現出させてくれています。
製作費も決して潤沢ではない中、ブリキの板を切って並べたところへ豆電球を取り付けて、スモークを焚いて多重露光を何度も繰り返して撮ることによって作り上げられた、幻想的で退廃的で芸術的な未来都市映像には、本当に驚嘆させられたものです。
ヴァンゲリスの音楽も良いですね。酸性雨が降りしきるディストピア世界を構築することに大きく貢献しています。
この映画、確か3種類くらいヴァージョン違いがあるんですよね。どのヴァージョンが好きかと問われても迷いますが、案外1番最初に公開されたヴァージョンが好きかも。
ハリソン・フォードのやる気のない(笑)ナレーションは内容を理解するのに案外役立ったし、ラストシーンもこちらの方が好きかも。
でも甲乙付け難いですね。どれも好きってことで(笑)。
そういえば昨日放送されたE.T.。こちらの映画もいくつかのヴァージョン違いがあるのですが、昨日放送されたのは、82年に公開された1番最初のヴァージョンでした。
私が一番好きなヴァージョンだったので、嬉しかったあ。
警官がね、ちゃんとショットガン持ってるんですよ。そうそう
これでなきゃ。