サバスと言えばヴォーカルはオジー・オズボーンというイメージが強い。初期のおどろおどろしたサウンドに、オジーの粘り付くような独独のヴォーカル・スタイルは良く合っていました。
でも長いバンドの歴史の中で、リーダーでギタリストのトニー・アイオミは様々な方向性を模索し続けます。
中でもオジーが脱退したあと、元レインボーのヴォーカリストだったロニー・ジェームズ・ディオを迎えて制作されたアルバム「ヘヴン・アンド・ヘル」で示した様式美の方向性は、オジー以外のサウンドとしては一番の成功例だといって良く
そのロニー時代の成功体験よもう一度と、ロニーの縮小版みたいな(笑)ヴォーカリスト、トニー・マーティンを迎えたのがこの時代だというわけです。
いいよね様式美。私も大好きだ。特にこの曲、ミッド・テンポだが演奏は激しく、メロディ・ラインは流麗で、美しくも物悲しい。
私が提唱しているハード・ロック三大要素”激しく哀しく美しく”「激哀美」がすべて揃っている。これぞ様式美!
もうね、サビの展開とかキュンキュンしちゃうよね(笑)素晴らしいよ!!
コージー・パウエルのドラムもいいねえ。いやホント、この曲、ハード・ロック様式美の鑑だわ!
大好きだ!