リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

新型コロナ:政府の「緩和ありき」は無謀ではないか

2020-07-11 | 一般
新型コロナウイルスの感染者数が東京などで再び急増している。緊急事態宣言が解除され、なんとなく「日本は乗り切った」(過去ブログ)という感覚もあって、感染機会が増えてしまったのだろう。PCR検査数を増やした影響もあるとはいえ、検査数を増やせば陽性率は下がるのが普通なのに、陽性率も上がっているというから、まだホストクラブ関連が多いのかもしれないが、油断はできない。
東京都は「東京アラート」を解除した後、再び基準を上回ってもアラートは出さず、それどころか数値基準で自動的にアラートを出すことはやめて、医療態勢などを総合的に考えることにした(サンスポ 2020-7-1しんぶん赤旗 2020-6-25)。これは医療崩壊に至らない程度の感染拡大は許す、というもので、集団免疫獲得を目指したいと思う(過去ブログ)私は批判には乗らなかった。
だが東京でこれだけ感染者が増えているのに大規模イベントの観客に対する制限緩和が予定通り進められている(朝日新聞2020-7-11)。今の感染者数の急増を見ると、もう少し様子を見る期間を設けるべきではないか。さらに、観光支援策「Go Toトラベル」は前倒しするという。これはもともと、コロナ禍の最中ではなく、コロナ終息後にやることだとの批判があった(過去ブログ)。赤羽国土交通相は「Go Toトラベル事業だけ予定を変更しなければいけないという認識はない」と批判を受け付けない姿勢だ。「観光関連業界などからできるだけ早くという要望が強く寄せられた」そうだが、各方面からの要望を丸のみするなら大臣はいらない。全国知事会がいうように、全国一律の「Go To」事業ではなく、近隣地域の誘客から始める方策を練ったほうがいいい。
「感染拡大防止と社会経済活動の両立に取り組む」という「政府の方針」には私も賛成なのだが、それにしても爆発的な感染リスクを冒さないことが大前提だ。


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