リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

保育園なのに父母会活動?

2018-07-04 | 一般
保育園に子どもを預けるのは両親が働いていて時間が取れないからだ.それなのに全員加入の父母会があって夏祭りやバザー,親子遠足などといった活動に従事しなければならない事例があるという(朝日新聞2018-7-4夕刊).係になると負担は相当なもので,保護者の間でもめることもあるようだ.小学校のPTAや幼稚園の活動でさえ,共働きが広まった今の時世に合わないと議論になっているが,まさか保育園で強制参加の父母会があるとは思わなかった.
小学校でも幼稚園でもそうだが,そうした活動はたいへんだが意義があるのはわかる.幼保一元化が議論されるときには,幼稚園からは「ただ預かってくれればいい」という保護者が増えると困るという声が上がる.だが保育園に預けるというのはそもそも,父母が働いていて時間が取れないからなのに,すべての父母に係の担当を義務付けるというのはどうしたものだろう.
幼稚園でも3年保育が一般化した今,共働きでなくても保育園を利用したいという需要はある程度あると思う.最近は就学まで幼稚園でなく保育園という子もいるらしいから,4~5歳くらいになるといろいろな行事を体験させることも大切かもしれない.だから選択肢としてであれば,保護者間の交流が盛んな保育園というのもあっていい.だが待機児童問題が一向に解消せず,保護者が自由に園を選べない現状では,やはり保育園は父母に負担をかけないことを第一義とすべきではないだろうか.

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