リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

外国人技能実習生を泣かせては「クールジャパン」の名が泣く

2018-07-07 | 一般
ロシアで開催されたサッカーのワールドカップで,日本人サポーターが試合後に会場のごみ拾いを自発的にやっているのが海外報道で絶賛されたという(天声人語2018-7-4).「日本では幼いころから家と学校で掃除や整頓を教え込む」から国民性になっている(BBC)とまで言われると実態以上に美化されている気がするが,海外からどう見られているのかを気にするのも国民性と言われる日本人のこと,みな褒められて悪い気はしないだろう.
だが,日本を夢見て来日したのに,期待を裏切られて失意のうちに帰国する人の話も聞く.先日は,日本に憧れて銀行に借金してまで来日したベトナムの実習生が,連日朝8時から夜10時過ぎまで働かされ,給料も満足に払ってもらえないまま,工場が倒産して帰国した話が紹介されていた(朝日新聞2018-7-3).日本の評判を気にするなら,外国人実習生がこういう無法な扱いを受けることがないよう何か策を講じるべきだ.
政府が経済界のいいなりになってきた結果非正規雇用が一般化してしまった現在,日本人でも過酷な労働環境にあえいでいる人は多い.どこから手をつければいいか私にはわからないが,「日本に行ったら人生おしまい」みたいな評判が立たないよう,真剣に考えてほしい.アニメや漫画もいいが,「働く人々が正当な待遇を受ける」という意味でも「クールジャパン」が誇れるようになってほしいものだ.

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