カジノ法はトランプ大統領の要求なのか？

安倍首相が「世界中から観光客を集める」として景気浮揚に利用しようとしているカジノ．だが誘致自治体の試算では利用者の大半は日本人と見込まれており，しかもカジノ運営は外資になる可能性もある．結局，外資が日本人を食い物にするという構図になる可能性が指摘されている（過去ブログ）．参院本会議でも「世界中から観光客を集める」がまやかしで「海外のカジノ資本が日本人を対象にもうけたい」（国民民主党の矢田氏）と批判されているが，それが実はトランプ大統領の要求である可能性まで指摘された（朝日新聞2018-7-7）．
カジノ運営大手の「ラスベガス・サンズ」の会長はトランプ大統領の有力な支援者で，安倍首相も昨年２月の訪米時に面会しているという．立憲民主党の杉尾氏は「カジノ産業を有力スポンサーとするトランプ米大統領との間に密約でもあるのか」と追及した．安倍首相は「米国企業からの要望などに関する会話をしたことは一切ない」と否定した．だが，親友の加計氏と会っても加計氏の悲願である獣医学部に関する会話をしたことはない，と断言しているのと同じだとしたら，果たして信じていいのだろうか．

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関連リンク：
日本弁護士連合会「カジノ解禁に反対するQ&A」（pdf）