リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

迷惑メールにこちらのパスワードが書かれていた!

2018-12-04 | 一般
迷惑メールに自分しか知らないはずのパスワードが書かれていて、こちらの秘密を握っているようなことをにおわせて金を要求される――そんなタイプの迷惑メールが急増しているようだ。結論としては、
(1)返信してはいけない。無視すべき。
(2)そのパスワードは変更すべき。

なのだが、少し説明しておきたい。

画像表示ボタンなどをクリックした瞬間に画面に「あなたのIPアドレス××××を登録しました」などと表示して料金を請求する「ワンクリック詐欺」はかねてから有名で、一般にワンクリックだけで料金が発生することはないことを過去ブログで書いた。そもそも悪徳業者がIPアドレスをつかんだところで、名前やメールアドレスなどはわからない。無視しておけば問題ない。

だがこのところ「あなたのパスワードが侵害されました」などという件名の迷惑メールで、自分しか知らないはずのパスワードが書かれているケースがあるという。そして、
「私は頻繁に訪れる親密なコンテンツのサイトにショックを受けました。私はあなたの幻想にショックを受けている!」
「これらの写真を連絡先に送信すると素晴らしいことがあります。しかし、あなたがそれを望んでいないと確信しています。」
などと機械翻訳のような日本語で脅迫してビットコインを要求するらしい。
だが最初に述べたように、このような要求は無視すべきであり、決して返信してはいけない。もちろん支払いも必要ない。
送り主は、こちらのパソコンをロックして使えなくするとか、「親密なコンテンツのサイト」を見ていることを連絡先に触れ回るなどと脅迫するが、どこかのサービスのパスワードが漏れたとしても、それだけで外部からパソコンにウイルスやトロイの木馬を仕掛けて、パソコンをロックしたり、閲覧サイトの情報を得たりすることは不可能だ。完全にはったりだと思っていい。

ただ、相手がこちらのメールアドレスとパスワードを知っていることだけは確かだ。おそらくどこかの業者から流出した個人情報を入手して、無差別に脅迫メールを送り付けているのだろう。
だから、そのパスワードだけは変更しておいたほうがいい。クレジットカード情報を登録してあるショッピングサイトに使っていたら、勝手に買い物をされてしまうかもしれない。もちろん、複数のサービスでそのパスワードを使っているなら、それらすべてのサービスのパスワードを変更することをお忘れなく。(同じパスワードの使い回しは流出したときに芋づる式に被害が拡大するので、避けるべきだ。)

関連リンク:
「あなたのパスワードが侵害されました」「緊急対応」詐欺メール対処法(パソコンアカデミー)
警視庁、「あなたのパスワードが侵害されました」と不自然な日本語で仮想通貨を要求する脅迫メールに注意喚起(仮想通貨Watch)

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