元婚約者であり大親友のヒロ。変わり者。
思い起こせば私の 歯科医師として生きていく基本は彼との
前世の出来事も大きく関わっています。
**壁が石でできた粗末な家の中、
私は一人ぼーっと蝋燭の火を見つめて、
これからどう生きていこうか思案しています。
小さい2人の子供達は無邪気にテーブルの周りで遊んでいて、
父親が嵐の夜にがけから荷車ごと落ちて急に死んでしまった
と言う事は解っていません。
夫からは束縛が多かったので死んだ事に対しては
(開放された)と言う感覚がつよく、
それよりも「明日からどうやって親子で生きていこう」と思いあぐねています。。
私は物心付く前から「25歳で子供が2人いて旦那さんが死んじゃうの」と
言い続けていました。
中学の時にも友達に言い続け、「生活が苦しいから女も働かなくちゃ」なんて
本気で悩んでいました。
大学の時に中学時代の親友から
「25で子供がいる計画はどうなったの?」
??? そうか、ケイサンが合わないぞ??
その時には前世などという言葉すら知らず、あの見えていたストーリーは
なんだったのだろうと気のせいか夢の中の出来事のように思っていました。
卒業間近23歳の頃、ヒロと出会いました。最初からウマが合い、
本当にお互いに懐かしいというか、解り合える気持ちがありました。
婚約までしましたが、なぜか自分の中で腑に落ちない感じがあり、
とても上手く行っていたのですが、別れを切り出しました。
彼もどうしてかわからずにいましたが、その後も親友で居続けてくれて
私が卒業して歯医者の臨床を積むのを叩き込んでくれたのは彼でした。
彼が結婚して子供ができた事もお互いに喜びあいました。
彼も前世を理解している人で、
私達の過去世も彼目線で説明してくれました。
「嵐の夜に 帰り道を急いでいた。でも崖のところで足場が崩れて誤って
落ちてしまった。」と。
彼的には奥さんを愛していたけれど、表現するのが上手くできなかったと。
死んだ時に強く思ったのが家族の事が心配で、生活できるかどうか気になった事。
現世で彼は私が一人立ちできるように親身になって技術を教えてくれて
おかげで私は自信がつき、生活と仕事ができるようになりました。
きっと前世の彼の「家族の生活が心配」と言うカルマを解消したのでしょう。
私のカルマは、女でも生きていける仕事を持つと言う事でした。
それが軌道に乗った今、別のお題がでてきています。
カルマは解消しても次々にでてきます。
でも、問題集を解くようで とても感動します。
残念ながら再び彼は 早くして亡くなるという事も現実となってしまいました。
しかし、彼がなくなったとき、
「ね~ね~ こっちってこんな感じだよ~~やっとわかったよ~ たのしいよ~」って 相変わらず子供のように無邪気に教えてくれました。
なので、悲しいというより、「あ、開放されたんだな。」っていう
言いようのない安心感というか。。。 不謹慎ですね。
お葬式の帰り、ヒロの仕事場での私の知らない友達が話しかけてきて
一緒に歩いている時、
「あいつは唯一君だけを ”面白い奴だ”って言ってたよ。他の女性の事は
一切言わなかったのに 君の事は本当によく話してたよ」って。。。
カルマの問題を解いている渦の中では 何が起きているのか、
どうしてそうなるのかは はっきり解らない時があります。
でも 終わって、全体像が見えたとき、「ああ、終わったんだ」というのと
「何故そうなったのか」 が 解ります。
一つの映画を見るようです。
思い起こせば私の 歯科医師として生きていく基本は彼との
前世の出来事も大きく関わっています。
**壁が石でできた粗末な家の中、
私は一人ぼーっと蝋燭の火を見つめて、
これからどう生きていこうか思案しています。
小さい2人の子供達は無邪気にテーブルの周りで遊んでいて、
父親が嵐の夜にがけから荷車ごと落ちて急に死んでしまった
と言う事は解っていません。
夫からは束縛が多かったので死んだ事に対しては
(開放された)と言う感覚がつよく、
それよりも「明日からどうやって親子で生きていこう」と思いあぐねています。。
私は物心付く前から「25歳で子供が2人いて旦那さんが死んじゃうの」と
言い続けていました。
中学の時にも友達に言い続け、「生活が苦しいから女も働かなくちゃ」なんて
本気で悩んでいました。
大学の時に中学時代の親友から
「25で子供がいる計画はどうなったの?」
??? そうか、ケイサンが合わないぞ??
その時には前世などという言葉すら知らず、あの見えていたストーリーは
なんだったのだろうと気のせいか夢の中の出来事のように思っていました。
卒業間近23歳の頃、ヒロと出会いました。最初からウマが合い、
本当にお互いに懐かしいというか、解り合える気持ちがありました。
婚約までしましたが、なぜか自分の中で腑に落ちない感じがあり、
とても上手く行っていたのですが、別れを切り出しました。
彼もどうしてかわからずにいましたが、その後も親友で居続けてくれて
私が卒業して歯医者の臨床を積むのを叩き込んでくれたのは彼でした。
彼が結婚して子供ができた事もお互いに喜びあいました。
彼も前世を理解している人で、
私達の過去世も彼目線で説明してくれました。
「嵐の夜に 帰り道を急いでいた。でも崖のところで足場が崩れて誤って
落ちてしまった。」と。
彼的には奥さんを愛していたけれど、表現するのが上手くできなかったと。
死んだ時に強く思ったのが家族の事が心配で、生活できるかどうか気になった事。
現世で彼は私が一人立ちできるように親身になって技術を教えてくれて
おかげで私は自信がつき、生活と仕事ができるようになりました。
きっと前世の彼の「家族の生活が心配」と言うカルマを解消したのでしょう。
私のカルマは、女でも生きていける仕事を持つと言う事でした。
それが軌道に乗った今、別のお題がでてきています。
カルマは解消しても次々にでてきます。
でも、問題集を解くようで とても感動します。
残念ながら再び彼は 早くして亡くなるという事も現実となってしまいました。
しかし、彼がなくなったとき、
「ね~ね~ こっちってこんな感じだよ~~やっとわかったよ~ たのしいよ~」って 相変わらず子供のように無邪気に教えてくれました。
なので、悲しいというより、「あ、開放されたんだな。」っていう
言いようのない安心感というか。。。 不謹慎ですね。
お葬式の帰り、ヒロの仕事場での私の知らない友達が話しかけてきて
一緒に歩いている時、
「あいつは唯一君だけを ”面白い奴だ”って言ってたよ。他の女性の事は
一切言わなかったのに 君の事は本当によく話してたよ」って。。。
カルマの問題を解いている渦の中では 何が起きているのか、
どうしてそうなるのかは はっきり解らない時があります。
でも 終わって、全体像が見えたとき、「ああ、終わったんだ」というのと
「何故そうなったのか」 が 解ります。
一つの映画を見るようです。