お互いが成長しあえる魂の出会いとして
ジョンとヨーコを思い出します。
当初、不倫、ビートルズ解散の原因となった東洋から来た悪女、魔女。
ジョンを前衛的なおかしなやつに変えた変人東洋人女、 そして
イギリスの新聞にまで「ブス!醜い!」と書かれる始末。。。
本質で尊敬しあい、尊重しあうからこその強い絆が伝説になりました。
ただ、 可愛い彼女、カッコイイミュージシャン!というだけではなく
洋の東西を超えて、精神的な繋がりによって結ばれた二人。
美談ばかりが取りざたされていますが、
途中、メイパンが出てきたり、男性としてのアイデンティティ、母親に対するコンプレックスと
精神的 親離れに悩んだジョンが メチャクチャな事をしたり、
ヨーコの性格とぶつかったりと 綺麗ごとだけではない過去もあった上での
終わり。
不倫から始まったとはいえ、出会うべくして出会った関係で
その後は二人で傷つけあいながらも 絆を構築していったと思います。
恋愛をすると、すぐに 波風立たず、穏やかに日々過ごすことが理想と思う方も多いですが
違う人生を生きてきた者同士が 出会い、引き合い
一緒に暮らすとなると 折り合いをつけるまでに衝突が多かれ少なかれあります。
それをどう克服するかは 自分の魂が震えた相手に対し
「相手への尊敬と尊重 自分の態度を変化させること 相手を理解しようと努めること」
の 繰り返しだと思います。
ビートルズ時代の 反抗期の少年のようなジョンが ヨーコとの出会いで
慈愛に満ちた青年に変化していきました。。 自分のコンプレックスと向き合い
愛について 懐疑的であった人間を解放させるきっかけになった女性。
お互いの器が大きすぎる同士の出会いだったからこそ 成立した関係です。
それまでは 台風と根無し草のような人間二人が 反応しあい
地に根を張り、世界のバッシングを乗り越えた素晴らしい関係。
ジョンレノンのジュリア。 母親の名前を取った題名ですが
ヨーコへの愛が しっとり歌われていて 好きです。