蓮の花だより・・・不定期便

季節のうつり変わりと花の香りを求めて、筑後地方を中心に紹介して行きたいと思います。

明治日本の産業革命遺産・・・・・宮原坑(みやのはらこう)

2015-06-11 09:38:38 | 日記






















5月の末に宮原坑跡へ4年ぶりに行って来ました。三池炭鉱宮原坑は1898年~1931年まで年間40~50万トンを出炭した三池炭鉱の坑口の一つです。
昭和初期の恐慌、不況下において三池炭鉱でも、新たな四山坑、宮浦大斜坑の開鑿と同時に、それまでの主力坑であった大浦坑、七浦坑とともに宮原坑も1931年閉坑しました。

宮原坑では近くの三池集治監(今の刑務所)に収監されていた囚人を採炭労働に従事させていましたが、その厳しい労働から別名「修羅(シラ)坑」とも呼ばれていました。囚人労働は既に1873年から明治政府主導の下、官営三池炭鉱時代から行われていましたが、本格的に三池炭鉱の労働力不足を補うために、1883年に三池集治監が開庁しました。その後1931年には女性、子供の坑内労働とともに禁止されました

現在は、1901年に完成した第二竪坑が残り、鋼製の櫓や煉瓦造りの巻上機室、デビーポンプ室の壁などから、当時の様子を偲ぶことができます。
コメント (10)
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