蓮の花だより・・・不定期便

季節のうつり変わりと花の香りを求めて、筑後地方を中心に紹介して行きたいと思います。

祈り

2015-06-05 10:03:32 | 日記




















5/17に長崎へ数十年ぶりに行きました。長崎は見るものが多いので二十六聖人殉教の地・浦上天主堂・眼鏡橋と一応絞って行き、現地で大浦天主堂・崇福寺・西坂教会を追加しました。
長崎は古くから外国への玄関口として発展してきた港湾都市です。江戸時代は国内唯一の貿易港出島を持ち、ヨーロッパから多くの文化が入ってきました。外国からの文化流入の影響や坂の多い街並みなどから日本国内の他都市とは違った景観を保持しています。

浦上天主堂は1945年8/9に長崎への原爆投下により、爆心地から至近距離に在ったのでほぼ原形を留めぬまでに破壊しました。投下当時、8/15の聖母被昇天の祝日を間近に控えて、ゆるしの秘跡(告解)が行われていたため多数の信徒が天主堂に来ていましたが、原爆による熱線や崩れてきた瓦礫の下敷きになり、主任司祭や助任司祭を始めとする、天主堂にいた信徒の全員が死亡しました。
1959年に浦上天主堂は再建され、1962年以降カトリック長崎大司教区の司教座聖堂となっており所属信徒数は約7,000人で日本最大規模のカトリック教会です。

西坂教会は26聖人の一人、メキシコ人聖フィリッポ・デヘススに捧げた記念堂です。教会の壁、塔に埋め込まれている焼き物は、京都から長崎までの道沿いで作られた焼物等で、26聖人が歩いた道のりを表すそうです。
コメント (14)
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