フライフィッシングの話

川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

S字のイブニング風景、忍野

2009-07-20 18:59:43 | フォトギャラリー

最も忍野らしいポイントのひとつに、S字というのがある。
以前この辺りは、両岸が木々に被われていたが、今はバックが開けているため、常に混雑して入りづらくなってしまった。
それでも、相変わらず複雑な流れの中では、対岸のライズを狙うのは至難の業で、忍野でも屈指の上級者向けポイントである。
写真はカーブの最奥にあたる場所。
暑い日のイブニング時には、水面から発生した水蒸気で靄が発生し、このような幻想的な風景をつくり出すことがある。

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フタスジモンカゲロウ

2009-07-14 09:46:15 | 水生昆虫図鑑

和名:フタスジモンカゲロウ
学名:Ephemera japonica
分類:節足動物門>昆虫綱>有翅昆虫亜綱>カゲロウ目(蜉蝣目)>モンカゲロウ科
分布:北海道,本州,四国,九州

代表的なメイフライのモンカゲロウと違い、初夏から秋にかけて羽化する。
黄色のボディとクリーム色のウイングは、フィールドでとても良く目立つため、天敵から狙われやすく、フライ向きである。
アメリカではイエロー・ドレイクと呼ばれる。

2009年7月12日忍野にて

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忍野の午後

2009-07-13 11:30:56 | 桂川(忍野)

都議会議員選挙の投票を済ませ、忍野に到着したのが午後3時。
いつもなら川をチェックしてから支度に取りかかるのだが、今日は全て準備してから川へ向かう。
最近放流があったのだろうか、臼久保橋から川を覗くと、沢山の魚が泳いでいるのが見えた。

早速始めると、すぐに放流マスが釣れ、暫くの間入れ食い状態となる。
そして、あっという間に10尾ほどの魚が釣れてしまった。
ところが、釣れるのはヒレの丸い放流魚ばかり。
さすがにそんな状態ではすぐに飽きてしまい、とりあえずポイントを移動してみることに。

場所を変えて間もなく、黒っぽいヒレピンレインボーが藻の下から飛び出してきて、フライをくわえ反転。
完璧なタイミングで合わせが決まる。
ところがこの魚、何故か首振りを続けるだけで、全く走らず。
やがて水面に出て来ると、まるでブラックバスのようなファイトで、これまたブラックバスのようにフックが外れてしまった。

さらに場所を変えてみたものの、相変わらず釣れるのは放流魚ばかり。
魚達が何を食べているのかもわからなかった。
時折、フタスジモンカゲロウの羽化も見られたが、忍野の魚達がモンカゲロウに興味を抱くことは非常に稀で、その殆どがセキレイの餌食となる。

さらに、クライマックスとなる筈だったヒゲナガの釣りでは、キャッチ出来たのは僅かに1尾だけと、散々な結果に終わり、忍野の午後は幕を閉じたのだった。

この日の釣果、ニジマス18尾、ヤマメ5尾。
この日の教訓、『釣る前に、ブユ対策は忘れずに。』

写真上:この個体は、ほとんどヒレが回復しつつあるようで、抜群の引き味だった。
写真中:三羽のカルガモは、その後も順調に成長している。
写真下:富士山の雪もだいぶ融けていた。

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鉄頭と紫陽花

2009-07-07 09:08:15 | 管理釣場

午前券の人が何人か帰って行ったので、空いたスペースに入ってみると、やはりポンドの中心近くは回遊する魚が多いらしく、釣れるのはコンディションの良い魚ばかり、特に良型のスチールヘッドが沖目でヒットすると、いきなりジャンプを繰り返し、スレ掛かりかと思うような力強いファイトを見せてくれる。

そのスチールのファイトはとてもスリリングで、強力なフジノラインをしても5Xより下げるのはリスキーに思えた。
結果、5Xに20番フックという、普段なら有り得ないアンバランスな組み合わせになってしまったが、それでも一尾取り込むのに10分くらい掛かるのだから、多少釣果を犠牲にしてもこれはもうやむを得ない選択だった。

帰る途中、道の駅『田園プラザかわば』に立ち寄ってみる。
そこで、そば処『虚空蔵(こくぞう)』というのを見つけ、入ってみると、閉店間際であったが「もりそばくらいなら」という事で、店に入れてくれた。どうやら川場村で穫れた蕎麦を使っているらしく、風味豊かな美味しい田舎蕎麦だった。
ごちそうさまでした!

写真上:ミッジに出た45センチのスチールヘッド、通常のニジマスに比べるとスマートな体型をしている。
写真中:川場村の紫陽花も満開だった。
写真下:この日の相棒はジョアン・ウルフ・フェイバリット。

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ひと月ぶり。

2009-07-06 19:22:09 | 管理釣場

この時期は川も増水しているだろうし、久々に管釣へでも行ってみようと、今回は群馬県川場村のレイクフォレストへ向かう。

似た名前で、栃木のレイクウッドリゾートという管釣には何度か行ったことがあるが、先日釣り仲間が、夕方になってバンバン釣り上げていたところ、あそこの主人に「おたくら釣り過ぎだぞ!そんなに釣りたいんなら養魚場へでも行ってくれ。」と言われたらしく、非常に不愉快な思いをしたというので、新たな場所を見つけるため、以前から気になっていた沼田方面で探すことになったのだ。

到着すると、すでにフライ優先エリアは端っこしか空いてなかったが、ご主人曰く「今日はいつもより空いてますよ。」との事。足下には巨大なイワナからブラウンやニジマスなどがうようよしていたので、内心「今日はサイトフィッシングで楽勝かも。」と思っていたが、足下はおろか、沖目の魚たちですら口を使ってくれないという有様で、とりあえずメルティスカッドでイワナを仕留めたものの、釣果の方はなかなかのびなかった。

そのうちに、45センチほどの丸々太ったブラウンを仕留め、余裕が出たところでミッジに変更してみると、今度はほとんど入れ喰い状態になり、小さな魚ばかりですぐに飽きてしまう。まったく「釣れても釣れなくても満足出来ないのか・・・。」と、我ながら呆れたところで、ちょうど昼になり、レストランでひと休み。注文した田舎うどんは、釣場のレストランとは思えない内容で、つるつるシコシコの食感が素晴らしく、さらに山菜入りの五目ご飯のおにぎりやヨーグルトとフルーツのデザートまで付いて、こちらは大満足だった。

つづく

写真上:午前中に釣れた奇麗な朱点のイワナ。
写真下:レストランの田舎うどんは、たっぷり具の入った上州田舎風つけ汁でいただく。

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