フライフィッシングの話

川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

グラスロッド一本勝負@BerryPark in FISH ON ! 王禅寺 その2

2025-01-30 10:00:00 | 管理釣場
移動してからは、今までの状況が嘘のように、ほぼ毎回アタリが出るようになった。相変わらずバラシは多かったが、それでも順調にヒット&ランディングを繰り返す。やがて、2尾目のスチールヘッドもキャッチして、このまま終了時刻まで爆釣と思われたが、そうは問屋が卸してくれず。またしても釣れない時間帯に突入してしまった。

あともう1尾釣ればツ抜け達成だが、残り時間はすでに20分を切っている。半ば諦めムードが漂う中、放置していたインジケーターがスーッと沈んでいき、すかさず合わせると、大きな魚体がガボガボッと水面を割った。それを見て、ああこれはデカイなと思い、そこからは慎重にやりとりを続ける。というのも、大型魚は首を振った際にフックを外されてしまうことが良くあるからだ。

掛けてからどのくらい経っただろうか。とにかくものすごい重さにロッドを持つ手が疲れてきて、右手から左手、或いはその逆と、交互にグリップを持ち替えながら何とか耐え凌いでいた。ロッドに関しては、バットにパワーがあるので不安は無かったものの、問題はティペット結び目部分の劣化具合である。そう言えば移動する前に、隣で釣っていた人が大きな魚を掛けて、切られてしまったのを思い出す。とは言え、すでに掛けてから5分ほど経過していたため、そろそろ良いだろうと思い、ロッドを立てて寄せようとしたところ、今度はもの凄いスピードで横に走って行き、15ヤード程ラインを引き出されてしまった。まだまだ余力を残していたのだろう。特に大型魚とやりとりする場合、ここで切られるケースも多く、最後まで気を抜けないのだ。

最終的には、10分近いファイトの末、ようやくネットに収めることが出来た。計測してみると、見た目のわりに長さはそうでもなくて、残念ながらロクマルには少し足りない59センチ。とは言え、最後の最後でこのサイズ、しかもツ抜けで終えることが出来、今回も満足の釣行となった。

本日の釣果、ニジマス8尾、スチールヘッド2尾、バラシ多数。


2尾目のスチールヘッド。この魚ももの凄いスピードでファイトした。



このロッドはバットがしっかりしていて、大型マスでも安心してやりとりすることが出来た。



デカい、太い、重い、と三拍子揃った59センチのドナルドソン。とにかくスタミナがあり、なかなか上がって来なかった。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Uniglass 8ft. 5wt.
リール Hardy Marquis 6
ライン Goture General WF5F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ スーパーオクトパス オレンジ

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グラスロッド一本勝負@BerryPark in FISH ON ! 王禅寺 その1

2025-01-29 11:00:00 | 管理釣場
2025.01.28
先日、ハーディマーキスの話を書いていたら、無性にグラスロッドが使いたくなり、次の王禅寺釣行に持って行こうと準備していたのだが、先週は加賀FAでダブルハンドをやったため、お預けとなっていた。そこで、今日こそはとタックルを車に乗せて出発。若干の渋滞はあったものの、順調に走って、AM9時過ぎに王禅寺へ到着する。

入漁券を購入して、グラスロッドを携えジロー池に行ってみると、まあまあ空いていたので、今回は池の北東側に入ってみることにした。いつものマラブーをティペットに結び、ルースニングを始めてみるが、どうしたことかまったく反応が無い。しばらくそのまま続けていたが、雨上がりで濁りが強くなったのだろうか? これはいよいよまずいと思いフライの色を変えてみたものの、反応が無いのは同じだった。仕方が無いので、車まで別のフライボックスを取りに行き、これまでとは別のフライパターンを試したりタナを変えたりしてみたのだが、状況は変わらず、とうとうお手上げ状態となってしまう。

そうこうしているうちに2時間が過ぎ、ようやくアタリが出たので合わせると、なかなかの重さで、しかし引きは然程でもなかった。ランディングしてみると、50センチほどの虹鱒であったが、尾鰭の下側が大きく欠損していたので、恐らく川鵜に突っつかれたのであろう。とりあえず、例のワードが脳裏に浮かんでしまうほど追い詰められていたので、とりあえずこれでひと安心。しかし、本当の正念場はここからであった。というのも、さらに2時間が経過して、その間アタリはたったの1度だけ。後はただひたすら空虚な時間だけが過ぎて行ったのだ。

だんだんと人が帰って行き、前回やった南東側に空きが出たので移動してみる。そこで水面を観察すると、どうやら魚は表層あたりを泳いでいるらしく、試しにタナを浅くしてみたらすぐにアタリがあって、今度は無事フッキング。直後に魚がジャンプを繰り返す。その姿を見てもしやと思ったが、ランディングしてみるとやはりスチールヘッドだった。

つづく


2時間経ってようやく釣れた1尾目は50センチのニジマス。川鵜に食いちぎられたのか、尾鰭が欠損していて、そのぶん引きも弱めだった。



アタリが無いまま空虚な時間だけが過ぎて行く。



まだまだ残っているスチールヘッド。フッキングした途端ものすごいスピードで走り、ジャンプを繰り返した。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Uniglass 8ft. 5wt.
リール Hardy Marquis 6
ライン Goture General WF5F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHメルティファイバーマラブー #10 ホワイト

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たまにはのんびり@加賀フィッシングエリア その2

2025-01-25 09:09:09 | 管理釣場
午前中はのんびりやりながらも、コンスタントに釣れていたのだが、午後になったとたん苦戦を強いられる。何と1時間以上もノーフィッシュの状態が続いたのだ。実際には当たりが無いわけではなかったが、魚が全然乗らないので、念のためフライをチェックしてみたところ、一見問題無さそうだったものの、良く見れば針先がほんのわずか内側に曲がっている。それでも、本当に些細なものだったし、針先も鋭かったためそのまま使っていたのだが、グーンという大きな当たりでも乗らなかったことから、見た目は些細でも、実際には影響が大きかったのかも知れない。

それにしても、午前中はずっとダブルハンドを振っていたせいか、体力的に疲れてきたため、気分転換にシングルハンドロッドでルースニングをやってみたところ、意外にもけっこう当たりがあって、立て続けに3尾をゲット。前回ルースニングでまったく釣れなかったので、ここの釣場はルースニングじゃ釣れないものと思い込んでいたが、そんなことは無かったのだ。

ところがそれも束の間、とうとう何をやっても釣れない時間帯に突入してしまう。やがてイブニングが近づくと、突如魚たちが捕食活動を開始、池のやや沖目でライズの輪が広がっている。そこで、どうすればライズを攻略できるか考えてみた。まず、辺りに飛んでいるのは白っぽい極小のユスリカだが、派手なライズフォームはおそらくクロカワゲラか何かだろう。その場合、ソフトハックルという選択肢もあったが、ユスリカを捕食するディンプルライズも見逃せない。とりあえず今回は得意なミッジを選択、早速投げ入れてみると、サイズが合わないのか、暫くはまったく反応が無かった。しかし、だんだんとライズの範囲が広がって、今度は水面直下で何かを捕食するようなディンプルライズが目立つようになる。結果、ミッジの釣りでは苦戦したものの、最終的に3尾をゲットして、そのまま終了時刻を迎えることとなった。

アフターフィッシングは、釣場近くの「北むら食堂」で味噌ラーメンを注文。出てきたものは予想に反し、適度に背脂が浮かぶ淡色のスープに野菜のトッピング。しかし、スープをひと口飲んでみると、味噌感はあまりないのだが、パンチのある味噌スープで、尚且つあっさりしていて、とにかく美味しい。中太麺との相性も抜群で、野菜のシャキシャキ感も申しぶんなく、大満足で店を後にした。

今日の釣果、ニジマス16尾、スレ掛かり1尾、バラシ多数。


ミッジに出たニジマスはスタミナ抜群で、なかなか寄ってこなかった。



今回使用したマックスキャッチの5番タックルと、イブニングにミッジで釣れた35センチのニジマス。



佐野ラーメンの名店「北むら食堂」で味噌ラーメンを注文してみる。
一見しつこそうだが、食べてみるとパンチがあるのにあっさりしていて、本当に美味しかった。





タックルデータ

ロッド Maxcatch Aspire 9ft. 5wt.
リール Maxcatch MC 5/6
ライン SF WF5F
リーダー ティムコ アクロン スタンダード 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #12 オリーブ、オリジナルミッジピューパ #18

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たまにはのんびり@加賀フィッシングエリア その1

2025-01-24 13:14:15 | 管理釣場
2025.01.23
じつは、直前まで王禅寺へ行くつもりだったのだが、予定より早く起きてしまい、せっかくなので少し遠出してみることにした。遠出と言っても、栃木の管理釣場では東京から最も近い加賀フィッシングエリアだ。

釣場に到着すると、今日は人が少なく、どこでやっても良さそうだったが、とりあえず、前回と同じ1号池の南側に入り、ダブルハンドのリトリーブから始めてみることにした。ダブルハンドロッドを使うのは昨年11月以来で、およそ2ヶ月振りである。その間、もちろん練習してないのだから、もはやこの釣場が練習場と言って良い。とにかく広々していて、気兼ねなくロッドを振ることが出来るのだ。

最近は、レギュレーションでスペイロッドの使用を禁止している釣場も多いが、ここではOK。ただし、休日の混雑している時などは、ご遠慮願うこともあると言う。確かに14フィートの9番なんかでビュンビュンバシャバシャやられたら、近くの人はたまったもんじゃないだろう。しかし、今はインパクトの少ないライトスペイの時代だ。スペイキャストそのものを禁止しているところもあるが、ロッドの長さやラインの重さを制限するなど、精査した上で、もう少しレギュレーションを緩めても良いのではなかろうか。

さて、釣りの方はというと、5投目くらいで、ようやく1尾目をキャッチすることが出来た。というのも、久しぶりにダブルハンドロッドを振ってみたら、始めのうちはうまく投げれず苦戦。そこで、今回ペリーポークを試してみたところ、思いのほか飛距離が伸びるようになったのだ。

その後もポツポツ程度に釣れて、のんびりキャス練をするにはちょうど良い感じ。さらに、リトリーブで色々な速度を試してみたところ、今日のフライでは、サイズやウェイトのバランスからして、スローリトリーブが最も効果的だった。

やがて昼近くになると、パタリと当たりが止まってしまったが、キャス練はそのまま継続。今日は空いているせいか、鳥がやたらうろついていて、例えば、水の中にはオオバンやキンクロハジロが泳ぎ、生簀の周りには青鷺や川鵜が、そして上空にはカラスと鳶が飛んでいるといった具合だ。さらに魚は鳥の影に反応して、浮いている鱒たちが一斉に潜ってしまうので、その後は警戒して口を使わなくなるのだろう。

そのうちに当たりが出始めると、これまでとは明らかに違うテンションで、グーンとティップが持っていかれる。かなり重いので、今度こそ良型のマスに違いないと思った。ところが、姿を見ると思ったほどではなく、しかし、そこからけっこう暴れだして、何度もロッドを伸されてしまう。長いやりとりでようやくランディング出来たのは、40センチほどの綺麗なニジマスだった。

つづく


1尾目はレギュラーサイズだが、ほぼヒレピンの元気なニジマス。



この日最大は40センチのニジマス。
とにかく凄まじいファイトで、13フィートのダブルハンドロッドが伸されるほどだった。



このニジマスは体高があって引きも強かった。




タックルデータ

ロッド Maxcatch V-Spey 13ft. 6/7wt.
リール Maxcatch Avid Pro 9eleven
ライン SA マスタリーアトランティックサーモンショート DH 6/7 SI、バリバスエアーズ 24lb
リーダー ティムコ アクロンフロロカーボンハイエナジー 9ft. 3X
ティペット クレハ シーガーグランドマックスFX 1号
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ

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ハーディマーキスとキャップ&リング

2025-01-22 09:01:30 | タックル
昨年春のことだが、グラスロッドを使おうとしたら、フィットするリールが無くて困ったことがある。原因はキャップ&リングのリールシートだった。最近のリールはフット部分が肉厚で、リング側の方にうまく固定出来ないのだ。

そこで、久しぶりにハーディマーキスを引っ張り出しセットしてみたら、何の抵抗も無くピタリと収まった。やはり、クラシカルなキャップ&リングには、クラシックリールが良く似合う。そう思いながら、いざフィールドに持ち出してみたら、音の無いリールに慣れてしまったせいか、ラインを引っ張り出す際のギーギーという音に恐縮してしまった。一方、魚を掛けた後のギーギーは気持ちは良いが、今度はドラグが壊れやしないかと心配になる。

結局のところ、グラファイトロッドにラージアーバーリールの組み合わせが、扱い易くて快適なのだが、快適が最善というわけでなく、やはり、道具は使っていて気持ちの良いものが一番だと思う。


シルバーマーキス#6をセットしてみたところ、バランス的にもちょうど良い感じだった。



ひと回り大きなマーキス#6ディスクは、見た目で若干大きいと感じるものの、重量バランスはとても良い。



ハーディリールと鱒・・・、兎にも角にも絵になる光景である。




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2025第二弾はさらに近場で@BerryPark in FISH ON ! 王禅寺 その3

2025-01-17 09:30:00 | 管理釣場
今度の魚は、明らかに今までと違う引き味だった。ひとたび走り出すと、ものすごいスピードで止まらなくなるのだ。となりの人はすぐに気づいてくれたが、さきほど大型魚を上げたルアーマンとラインが交錯してしまい、ロッドの向きを変えたところ、うまく外れてファイトに集中することが出来た。

長いやり取りの末、ようやく姿が見えて、もしやと思ったが、ランディングしてみると、やはりスチールヘッドだった。隣の人に報告したら、近くに来て「スチールヘッドって何ですか?」と聞くので、「ニジマスの海に帰るやつですよ。」と答えてみたものの、果たして伝わったかどうかは微妙な雰囲気であった。

この時点でかなりの数を釣っていたので、フライの結び目が傷んでやしないか心配になった途端、魚を掛けた瞬間に切れてしまった。まあ、フライもくたびれてちょうど良かったのだろうけど、切れたフライがどこへ行ったのか気になるところではあった。

午後は帰る人が多く、空いたスペースに移動してみたが、この頃からピタリとアタリが止まってしまい、渋い時間帯へ突入してしまった。ユスリカがハッチしていたので、もしかしたらミッジかドライで釣れたのかも知れないが、とにかくライズがあまりに散発で確信が持てなかったのだ。しかも、浮いた魚を狙って川鵜が次々と池に飛び込んだため、魚が警戒してライズも止んでしまった。それでもたまにアタリがあって、またしても重い手応えに、今度こそ大型と確信する。実際、ロッドは思い切り曲がったままなのにラインは出る一方、とは言え、スチールヘッドのようなスピードでは無かった。長いやりとりの末に上がってきたのは、50センチの丸々としたニジマスで、やはり尾鰭が大きくて綺麗な魚体だった。

午後3時を過ぎると、トラックによる放流があり、ここぞとばかり川鵜が飛び込んできて、まさに鵜呑み状態だった。中には30センチを超えるニジマスを咥え上げ、そのまま飲み込むものも居る。あの調子だと、放流魚の半数は飲み込まれたのでは?と思うほどだった。その後、昼過ぎにやって来たルアーマンが、大型を掛けてしばらくやりとりしていたが、結局バラしてしまったらしい。おそらく60くらいはあっただろう。こちらはというと、渋いながらもポツポツ釣り上げて、そのうちに終了時刻が迫ってきたため、今回は早めに上がることにした。

今日の釣果、ニジマス39尾、スチールヘッド1尾、スレ掛かり2尾、バラシ多数。


50センチ近いスチールヘッド。とにかく物凄いスピードで、対岸まで届きそうな勢いだった。




本日最大は、体高のある50センチのニジマス。尾鰭の大きさがかなりのファイターぶりを物語っている。




40センチクラスのスリムで美しいヒレピンのニジマス。




池の隣には王禅寺処理センターが見える。





タックルデータ

ロッド Maxcatch V-Access 9ft. 5wt.
リール Maxcatch Avid Pro 5seven
ライン SF WF5F
リーダー ティムコ アクロン スタンダード 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ

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2025第二弾はさらに近場で@BerryPark in FISH ON ! 王禅寺 その2

2025-01-16 09:30:00 | 管理釣場
その後、左側でやっていたルアーマンが、ついに大きな魚を掛ける。実のところ、彼はずっと大きなミノーを投げ続けていたので、こんなんで釣れるのかなあ?と心配していたのだが、どうやら大型マスに的を絞っていたらしい。持参したランディングネットにやっと収まるくらいの大きさで、おそらく60センチはゆうに超えていただろう。

こちらの方はというと、昼頃まで順調に釣れ続けて、たまに中型のニジマスも混じるようになる。このままだと釣れ過ぎてしまうのではと心配になったが、釣れる魚のコンディションが良いので飽きることはなかった。

やがて、ヒットした魚の力強い引きに、これはもしかしたら大きいのでは?と思ったが、上がってきたのは45センチほどのニジマスだ。ところが、良く見ると尾鰭がものすごく大きくて、管理釣場ではまずあり得ないコンディションの良さに驚いてしまった。僕の場合、フィールドに関係なく、ヒレの丸い大型魚より、小さくても美しい魚のほうが何倍も嬉しいのだ。

昼を過ぎると、だんだんとアタリも遠のいてきたため、ここでいったん昼食を取ることにした。風はほぼ無風で、陽が高くなるにつれ気温も上昇。池の表水温も高くなる頃だ。そう思って、今度はタナを一気に80センチほど上げてみたところ、またアタリが出始めて、再び力強い引きに、今度こそはと期待に胸が膨らんだ。

つづく


45センチ弱のヒレピンのニジマスが上がってきた。




管理釣場でこんなにも美しい尾鰭には今まで出会ったことがない。いったいどのような環境下で育ったのだろうか?




今回使用したマックスキャッチの5番タックル。




この顔つきと体型は・・・もしや???





タックルデータ

ロッド Maxcatch V-Access 9ft. 5wt.
リール Maxcatch Avid Pro 5seven
ライン SF WF5F
リーダー ティムコ アクロン スタンダード 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ

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2025第二弾はさらに近場で@BerryPark in FISH ON ! 王禅寺 その1

2025-01-15 12:00:00 | 管理釣場
2025.01.14
さて、今年2回目の釣行は、秋川湖よりもさらに近場の王禅寺へ行ってみることにした。
実のところ、王禅寺は今回初めてで、東電の頃の鹿留には良く行っていたものの、王禅寺や朝霞は近過ぎるという理由から、これまでずっと敬遠していたのだ。情報では、直前の3連休に特大ニジマスとスチールヘッドを放流したとのこと。結局これが決め手というか、きっかけとなった。

釣場に到着すると、まず受付で6時間の入漁券を購入。その際にパスケースのデポジット100円を支払うのだが、これは受付で終了時間を確認するためだろう。クラブハウスから最も近いイチロー池はルアー専用ポンドで、聞けば「フライはその下にあるジロー池とサブロー池で出来ますよ。」とのこと。早速行ってみると、ジロー池がなかなかの混雑ぶりなのに対し、サブロー池の方には誰も居らず。とりあえず、バックスペースのあるジロー池の谷側へ行き、空いたスペースで始めることに。すると、すぐにアタリがあって、フッキングはしたものの途中でバレてしまった。続く2投目の魚は無事ランディング。記念すべき1尾目は、まるまると太った30センチほどのニジマスだった。

その後はバラシとネットインを繰り返すサイクルとなり、それでもあっという間に5尾ほど釣れてしまったため、ここで一気に余裕が出てくる。そこで、いま一度釣場全体を観察してみたのだが、釣場を囲む木々のてっぺんには、おびただしい数の川鵜と青鷺が居て、池の魚を狙い集まっているのだろう。このような状況はどこの管理釣場でも同じだろうが、ここは特に数が多い。これまでずっとキャッチ&リリースを実践してきた者からすれば、とても忌々しい光景であった。

つづく


1尾目はレギュラーサイズだが、体高がありコンディション抜群のニジマスだった。




木の上でその時を待つ川鵜の群れ。




厳つい顔をした35センチの雄のニジマス。




スリムな40センチの雌のニジマスは何度もジャンプを繰り返した。





タックルデータ

ロッド Maxcatch V-Access 9ft. 5wt.
リール Maxcatch Avid Pro 5seven
ライン SF WF5F
リーダー ティムコ アクロン スタンダード 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ

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ハーディマーキスシリーズ。

2025-01-13 12:12:12 | タックル
数あるフライリールの中で最も種類が多いのは、おそらく英国ハーディ社のマーキスシリーズであろう。何しろ、最小の2/3から最大の10、さらにサーモンシリーズを加えると、実にオリジナル製品だけで11種類ものラインナップがあるのだ。これ以外にも、サイエンティフィックアングラーの初代システムシリーズや限定版、改良版など、そのすべてを把握しようとすれば、現代のインターネットを駆使したとしても、かなりの労力と時間が必要となるはずだ。

そんなマーキスシリーズだが、ロングセラーとなったのには理由がある。まず、何と言ってもその完成された美しいデザイン、そして軽量かつシンプルな機構、それに加え、手頃な価格に抑えられていたのも魅力的だった。型番がそのまま指定番手になっているところも、解りやすくて良かったと思う。これはサイエンティフィックアングラーのシステムシリーズからコンセプトをそのまま流用しているからで、非常にシステマチックでリーズナブルな商品構成だったのだ。残念なのはラインキャパシティの少なさくらいで、例えばダブルテーパーを入れるとバッキングラインが20メートルくらいしか入らなかった。とは言え、当時のフライリールは、ハーディ製品がお手本となっていたため、マーキスシリーズと同じ直径のものが多く、サイズ感が把握しやすかったのだ。私自身も他社製リールを購入する際には、よく参考にしたものである。

まさに世界標準となったマーキスシリーズだが、実はこの優れたリールにも盲点があった。それは後発となるマーキスディスクシリーズである。写真をみてもらえば判ると思うが、通常のマーキス6が直径83mmなのに対し、マーキスディスクは同じ6でもサイズが87mmとひとまわり大きくなっている。これはあくまでも推測だが、唯一の欠点だったキャパシティを増やそうと、ここでサイズの練り直しを図ったのかも知れない。ただ、このような仕様変更は、その時は良くても後に混乱を生じさせる。特にオークションや通販などで購入する際は、注意したほうが良いかも知れない。


シルバーフェイスの3台、左奥からマーキス6ディスク、マーキス6、マーキス5。




本体側から見ると違いは一目瞭然だ。左奥からブラック塗装のマーキスディスク、限定のシルバーマーキス、ガンメタ塗装のブロスオリジナル。




通常、マーキスのスプールリムはポリッシュ仕上げだが、ディスクシリーズはスプール全体がシルバー塗装となり、質感はあまり良くない。





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2025初釣りは近場で@FISH UP 秋川湖 その2

2025-01-09 10:01:01 | 管理釣場
その後、フライ優先エリアの端に空きが出たため、とりあえずそっちへ移動してみる。と言っても、隣のベンチに5メートルほどスライドしただけなので、状況はほとんど変わらずアタリは無いままだった。いよいよ本格的に釣れない時間帯へ突入してしまったらしい。

しばらくして、切り株ワンドでやっていた人が、大きそうなのを掛け、思い切りラインを引き出されていたため、ランディングしたら見に行こうと思っていたが、残念ながら近くまで寄せたところでバレてしまった。おそらく60オーバーはあっただろう。

さて、こちらの方はと言うと、約1時間釣れないまま、午後3時になってようやくアタリが出始め、何度かすっぽ抜けた後にようやく1尾を追加した。それから20分後にもう1尾、その5分後にもう1尾、さらに15分後にもう1尾、そのまた10分後にもう1尾を追加すると、またしても釣れない時間帯に突入。本当に釣れない時は何をしてもダメなので、今回はフライも替えずに釣れるまでじっと待つ事にする。

そうこうしているうちに、終了時間が迫ってきて、もしかしたらこのまま釣れずに終了するのでは?と考えるようになった。そして終了間際の午後4時50分、ようやく1尾をキャッチしてタイムアップ。夕方釣れる魚たちはめっぽう元気がよく、フッキング直後からジャンプを繰り返すなど、力強いファイトを楽しむことが出来て、今回もまずまずの釣行となった。


今日の釣果、ニジマス12尾、バラシも同じくらい。


夕方になるとサイズは落ちるものの魚たちは元気いっぱいだった。




今回もマックスキャッチのスイッチロッド6番を使用。




フッキング直後からジャンプを繰り返した45センチのメス。やっぱりレインボーはジャンプしないとね。





タックルデータ

ロッド Maxcatch Skytouch Switch 11ft. 6wt.
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン Maxcatch Switch WF5/6F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 4X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ

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