フライフィッシングの話

川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

釣り納め@東山湖フィッシングエリア その4

2023-12-24 10:00:00 | 管理釣場
湖面を観察していると、散発ではあるが、ぽつぽつライズも見受けられるようになった。そろそろミッジの時間かなと思っていたら、やがてインジケーターにまで食いついてきたので、早速ミッジピューパをティペットに結び、15ヤード先にキャストしてみる。すぐに反応は無かったものの、そのままゆっくりリトリーブしているとラインがスッと入っていき、合わせるとバシャバシャと元気よく銀色の魚体が目の前で走り回った。ネットに収まったのは、またしても銀色に輝くサクラマスである。すぐさま打ち返すと、さらにもう1尾サクラマスが釣れた。たまたまタイミングよく群れが回ってきたのだろう。

しかし、その後は30センチクラスのニジマスしか釣れず、それでも、マラブーを使っていた時よりは、明らかに魚のコンディションが良く引きも強かった。やはりマッチザハッチで釣れる個体は、環境に順応するため、野生化が進んでいるのであろう。最終的に4時半までやって釣果は30尾以上。今日は数だけでなく色々な釣りが試せて楽しかった。

帰りの車内では、「桟橋なら3番とかライトタックルを使ってみても面白いかもね。」「グラスロッドはどうかな?」「シングルハンドスペイでかけあがりを狙ってみたら大物が釣れるかも知れない。」などと、各自が早くも次の釣行に思いを馳せていた。

今日の釣果、ニジマス多数、サクラマス4尾


ミッジに出る魚はどれもコンディションが良かった。




夕方近くなるとライズは増えるが、急に冷え込んでくるので防寒対策は必須だ。




最後に釣れたヒレピンのニジマス。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Black Star 9ft. 6wt.
リール Maxcatch AVID PRO 5Seven
ライン SF WF6F
リーダー バリバス ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 6X
フライ オリジナルミッジピューパ #18


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釣り納め@東山湖フィッシングエリア その3

2023-12-23 11:00:00 | 管理釣場
ここの釣り場は、湖の真ん中に大きなT字の桟橋があり、バックを気にせずに思いきりキャスト出来るのがいい。しかも、桟橋はフロート式だから、筏の上に居るのとほぼ同じ状態で、それこそキャスティングなどせずとも足元で釣れてしまう。まさにファミリーからベテランまで幅広く楽しめる釣り場だ・・・と言いたいところだが、やはり簡単に釣れるというのは反面、飽きやすいということでもあり、こうなると、自分で釣り方を変えるなどの工夫をしていくしかないだろう。

とりあえず、フローティングラインにインジケーターとマラブーをセットして、15ヤードほど投げてみると、すぐにアタリがあり、左右に勢い良く走り回るファイトから、もしかしてサクラマスかな?と思ったら、予想通り、上がってきたのは銀色に輝く35センチの良型サクラマスだった。すかさずもう一度同じ場所へ打ち返すと、続けて尺くらいのサクラマスが釣れて、ここから一気にテンションが上がる。

ところが、群れが去ってしまったのか、その後はまた30センチ前後のニジマスしか釣れず、だんだんと飽きてきてしまう。今日は随分釣ったなあと思いながら時計を見ると、まだ3時にもなっていなかった。


つづく


サーモンと言っても差し支えないほどの精悍な顔つき。




体高のある良型サクラマスは35センチ。




続いて釣れた尺くらいのサクラマス。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Black Star 9ft. 6wt.
リール Maxcatch AVID PRO 5Seven
ライン SF WF6F
リーダー バリバス ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 6X
フライ BHスピードファイバーマラブー#10 オリーブ


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釣り納め@東山湖フィッシングエリア その2

2023-12-22 10:42:25 | 管理釣場
穏やかな湖面を眺めながら淡々とリトリーブを繰り返していると、ふと昔の記憶が蘇ってくる。

思えば、45年前から管理釣場ではマラブーを使っていた。主にウーリーマラブー(ウーリーバガー)やモンタナマラブーといったシェニールボディにヘンハックルを巻いたパターンで、巻きやすい上に良く釣れるため重宝したものだ。ところが、風の強い日などにフォルスキャストを繰り返していると、螺旋状に巻いたハックルの影響でティペットがよれてしまうという欠点があり、40年ほど前からパートリッジのソフトハックルを使用したマラブーパートリッジというオリジナルパターンを使うようになった。以来、それを25年間使い続けていたのだが、やはり今どきのフライパターンには敵わない。何しろ、リトリーブ中でもたまに飲み込んでしまうほどなのだ。

そんなことを考えていると、突然グーンとティップが持って行かれ、今までと違う重い手応えに思わず胸が高鳴る。比較的近くでヒットしたため、魚はすぐに姿を見せたが、そこから寄せては走るの繰り返しで、ようやくネットに収まったのは体高のある40センチの良型ニジマスだった。ここまでずっと同じようなサイズばかりで、気分が下がり気味だったが、これで多少気分が上がってくるというものだ。同時に、湖面にも変化の兆しが現れ始め、単発だが、ライズも見られるようになった。一方、カウントダウンのスローリトリーブは反応が鈍くなってきたので、そろそろルースニングに切り替えようと思ったが、ルースニングでは、今のところ小振りのニジマスしか上がっておらず、まだ可能性はあるのではと思いとどまる。

結局、カウントダウンぜずにリトリーブを続けてみたところ、少し反応が戻ってきたものの、釣れるのは30センチ前後のニジマスばかりで、もうこれ以上変化はないだろうと判断、ここで一度ルースニングに切り替えることにした。

つづく


やりとりが楽しかった最大サイズの40センチ。




目の前に富士山が見える素晴らしいロケーション。




透明度は高くないが、マッディな感じではなく植物系の濁り。




タックルデータ

ロッド Caps Stream Trail III CFF Graphite 9ft. 6/7wt.
リール Maxcatch AVID PRO 5Seven
ライン Scientific Anglers Uniform Sink WF6S type II
リーダー バリバス ST 9ft. 3X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 4X
フライ BHスピードファイバーシェルターマラブー#8 オリーブ


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釣り納め@東山湖フィッシングエリア その1

2023-12-21 14:25:55 | 管理釣場
この数年間、パンデミックの影響で管理釣場の再編が進み、老舗の釣り場はことごとく経営が変わってしまった。その結果、魅力的な釣り場は減少し、代わりに新たな釣り場がオープンしたりもしているのだが、今のところフライに限って言えば、個人的に何となくしっくりこない釣り場ばかりといった印象である。

そこで、今回は東名高速御殿場ICを出てすぐの東山湖フィッシングエリアへ行ってみることにした。ここは、栃木県佐野市にある加賀フィッシングエリアと並び、国内のルアー・フライ専用釣り場としては老舗中の老舗だ。実は私も45年ほど前に一度訪れているのだが、その時は腕が未熟でほとんど釣れなかった覚えがある。なので、それ以降は自然と足が遠のいてしまい、今回が二度目の訪問だった。

PM12:15に釣り場へ到着、受付事務所で午後券(12:00〜17:00)を購入して釣り場へ向かう。ここの釣り場は、岸が護岸の土手で覆われているためバックスペースが無く、オーバーヘッドの場合、桟橋でやる以外に選択肢はなかった。今日は南西の風が吹いているため、風下の桟橋右に多くの人が入っていたが、桟橋左は空いている。とりあえず十分なスペースが確保できたので、そこで夕方までのんびりやってみることにした。

湖面では、時折カイツブリ(水鳥)が潜っている程度で、ライズの気配は無く、まずは様子を見るため6番ロッドにシンキングラインをセットしてマラブーを引っ張ってみたところ、一投目からアタリがあり、30センチ前後のニジマスが立て続けに7尾釣れた。この時点では、15秒ほどカウントダウンしてからのスローリトリーブが有効で、魚は中層から下に居るというのが私の見立てだった。

つづく


大井松田ICの手前からは富士山が良く見える。




1尾目のレインボーはアオサギに噛まれた形跡があった。




釣れるのは小ぶりなレインボーばかりだが、魚のコンディションは良好だ。




タックルデータ

ロッド Caps Stream Trail III CFF Graphite 9ft. 6/7wt.
リール Maxcatch AVID PRO 5Seven
ライン Scientific Anglers Uniform Sink WF6S type II
リーダー バリバス ST 9ft. 3X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 4X
フライ BHスピードファイバーシェルターマラブー#8 オリーブ



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3時間コース@FISH UP 秋川湖

2023-12-09 11:16:32 | 管理釣場


夏以来となる久しぶりの釣行は、中央道八王子ICからほど近い、あきる野市にあるFISH UP 秋川湖へ。

早速、センターハウスで3時間券を購入して釣り場へ向かうと、昼時とあって空いてる場所がほとんど無く、唯一空いていた切り株Pのベンチを確保。その場でロッドにラインを通しながら様子を見ていたが、その間水面に変化が無かったため、とりあえずルースニングから始めてみる。

すると、開始してすぐにアタリがあり、いきなりヒレピンのアルビノが釣れたのでびっくりしてしまう。というのも、実は今までアルビノを釣った経験がほとんどなかったからだ。確かに水中を良く見るとアルビノがたくさん泳いでいたので、ここは他の釣り場よりアルビノ率が高いのかも知れない。

その後もコンスタントに釣れてはいたのだが、ここはバックスペースが無く、ロールキャストしか出来ない上に、流れがあってすぐに打ち返さなくてはならず、だんだん窮屈になってきたため場所を移動してみることにした。

辺りを見渡すと、フライ優先エリアはほとんど埋まっていて、唯一空いていたのは、センターハウスに近いスロープの横だった。この場所は釣り禁止エリアを挟んだ向こう側にインレットがあり、岸から15〜20ヤードほどのところで流れが緩くなっている。その付近を中心に狙ってみると、思ったとおり頻繁にアタリがあり、コンディションの良いニジマスが次々にヒットした。

その後風が出てきて、その影響で2回もリーダートラブルが発生してしまい。15分ほど時間をロスしてしまったが、それでも終了時間いっぱいまでに、最大50センチのニジマスもキャッチして満足の釣行だった。

今日の釣果、ニジマス13尾


1尾目はスリムなヒレピンのアルビノ。




切り株ワンドPでの最大魚は45センチのレインボー。




やなぎPでは今日最大の50センチ。




タックルデータ

ロッド Maxcatch V-Top 9ft. 5wt.
リール Maxcatch AVID PRO 5Seven
ライン SF WF5F
リーダー バリバス ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 6X
フライ BHスピードファイバーマラブー#10 オリーブ



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