フライフィッシングの話

川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

ソルトリールはシャンパンゴールド

2009-04-22 09:37:52 | タックル

先日、ディスコンで価格の下がったロス・モーメンタム4、シャンパン・ゴールドをアメリカの某通販サイトで購入。早速旧型のキャニオンBG-4と比べてみた。

まず大きく変わったのがベンチレーションホール。
これは今流行のスポークデザインでなかなか格好良い。
それと、ドラッグにはカーボン素材が採用され、さらにドラッグのノブも大きくなっているなど、明らかに操作性と耐摩耗性が向上している。

しかし、良いことばかりではない。
というのも、以前プラスチックだった箇所が全てアルミニウム製になったため、7.3オンスから9.3オンスと重くなってしまったのだ。
もちろん軽ければ良いというわけでは無いが、デザイン的にもう少しダイエット出来たのでは・・・? と思っていたら、09モデルの新しいモーメンタムLTでは、徹底的に贅肉が削ぎ落とされていて、重さは7.6オンスと18%ものダイエットに成功していた。(涙)
しかし、何故か色はゴールドとブラックに逆戻り。
えーと、確かシャンパンゴールドのソルトリールが欲しかったんだよね。(汗)

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ポートランドの魅力

2009-04-20 23:03:34 | 海外(アメリカ合衆国)

そう言えば、オレゴンのポートランドは、何かと居心地の良い町だった。
もちろん、買い物に税金が掛からないというのもあるが、とにかく町の雰囲気がことのほか良かったのである。

何が良かったかというと、まず空が広い。
古いレンガ造りの建物が多く、落ち着いた雰囲気。
さらに、人々がのんびりしていて怖くない。
ワインやコーヒーが美味しい・・・等々。
とにかく、住んでみたいと思うくらいの居心地の良さなのだ。

そして、ポートランドと言えば、ご覧のようなビルの壁に描かれたペイントが有名。
ナチュラリストやアーティストが多いのもまたポートランドの特徴である。

とは言え、フライフィッシャーにとっては、近くに奇麗な川や湖があって、そこにサケやマスが居れば他に何も要らないわけで、デシューツを始めコロンビア水系の有名河川がひしめくこの辺りは、我々にとってもやはり魅力のある土地なのである。

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春の忍野のクリアな流れ~その3

2009-04-16 09:09:00 | 桂川(忍野)

温泉下の辺りは、片側が高い崖で、対岸が私有地になっている。
なので、竿を出せる場所は殆ど無く、それ故に奇麗な魚も多い。
私はここで暫くの間、マス達が何の警戒もせずに流下物を補食する様子を眺めていた。

「とにかく放流魚はもういいから、忍野らしい奇麗なマスが釣りたい・・・。」
そんな想いがだんだんと大きくなっていくのを感じながら金田一に到着。
先週来た時はあまりパッとしなかったこの辺りも、この日は結構魚が見えていた。

金田一の橋を渡ると、足下に良型のイワナが居たので、目の前にニンフを流してみる。
すると、何の疑いも無くパクパクっとフライをくわえた。
しかし、タイミングが良すぎてすっぽ抜け。
もう一度同じように流してやると、またしてもパクパクっとくわえ、今度はガッチリとフッキングした。
尺はゆうに超えたイワナだったが、細長い体型でクネクネとヘビのように上がって来る。
そして、ネットを置いて写真を撮ろうとした隙に、ニョロニョロとまたヘビのようにネットの外に出てしまった。
温泉下の時もそうだったが、この魚はなかなか思うように撮影させてくれないのである。

そのまま瀬の方へ移動し、流心部から扇状にウェットを流してみると、二投目にゴンッというアタリでニジマスがヒット。姿を現したのは、暗いオリーブ色にレッドバンドをあしらった忍野育ちの美しいニジマスだった。

昼になったので、昼食を食べに大臼荘へ行くと、いつものように豪華な鯉のぼりが掲げられていた。
そして、午後になると何をどうして良いのか解らなくなり、冷え込んで来たので早々に撤収する。

この日の釣果、ニジマス8尾、ヤマメ3尾、イワナ2尾。
数こそ出なかったものの、今回は美魚と出会えて満足。

写真上:ピーカンの青空と大臼荘の鯉のぼり。
写真中:ようやく出会えた忍野育ちのニジマス。
写真下:西の空がほんのり色付き始めた頃、自衛隊のヘリコプターが爆音を轟かせながら上空を通り過ぎて行った。この時間帯になると途端に冷え込んでくる。忍野の春はまだ到来したばかりだ。

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春の忍野のクリアな流れ~その2

2009-04-14 13:40:08 | 桂川(忍野)

その後も放流マスの反応は悪くなかったが、相変わらずフッキング率が低く、キャッチ出来る魚は少なかった。
魚が獲れなくなると、普段絶対に使わないようなフライを使ったりして、何が何でも獲ろうと考える。これは釣り人というより、もはや人間の動物的本質、すなわち狩猟本能のようなものなのかも知れない。そう考えると、妙に開き直って、それまで感じていた後ろめたさも無くなった。しかしその一方で、忍野でこのような釣りをすることに、違和感を感じていたのも確かだった。

そんなとき、流心部でしきりにライズする個体を発見。
流してみるとモコッと出て、今度はきっちりと合わせることが出来た。
まるでサクラマスのように左右に走るのを見て良型のヤマメと確信、慎重にやり取りする。
取り込んで計測してみたところ、27センチとまずまずのサイズだったが、残念ながらヒレの丸い放流魚だった。

その後、久し振りに会ったK氏と、タックルの話で盛り上がった後、もう一度同じポイントへフライを入れてみる。
すると、同じような出方で連続ヒット。今度はグリグリとローリングしている。
上がって来たのは、またしても良型のヤマメで、今度は28センチと少し大きいものの、こちらもやはり放流魚であった。

そろそろK氏が上がると言うので、見送ってから下流へ移動。
温泉下で25センチ程のイワナをキャッチして、そのまま川を見ながら歩いていると、流心部に悠然と泳ぐイトウ君を発見。久し振りに姿を見たが、すでにその大きさは1メートルをゆうに超えていた。

つづく

写真上:ピーカンに晴れて反応が悪くなった時に釣れた27センチのメス。
写真中:二尾目は28センチのオスだったが、こちらの方が尾びれが長いので、実質同サイズと言って良い。
写真下:温泉下の流心部に定位する巨大なイトウ君。間違ってもこれを釣ってやろうなんて考えない方が良い。

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春の忍野のクリアな流れ~その1

2009-04-13 12:25:57 | 桂川(忍野)

忍野に到着してみると、思ったより人が少ない。
しかし、このところの暖かさで、桜の花もちらほら咲き始め、かなりいい感じである。

駐車場でK氏の車を見掛けたので堰堤へ行ってみると、そこにはやはりK氏の姿が。
そして、「昨日たっぷり放流したから、今日は沢山釣れますよ。」と言いながら、次々と25センチ程のニジマスを釣り上げている。なるほど、臼久保橋で覗いた時もそう思ったが、確かに、先週とは比べ物にならないほどたくさんの魚が、クリアな流れの中を泳いでいるのが見えた。

間もなくして、私にも放流マスが釣れる。
放流したての魚は管釣のように反応が良く、それはそれで楽しいのだが、明らかに普段の忍野の釣りとは違っていた。何故なら、それらは自然に帰ったマス達の行動ではなく、ほとんどが条件反射によるもので、いつものマッチ・ザ・ハッチの釣りとは対極にあったからだ。

仕方無く、今日は沈める釣りに専念することにしたが、確信の持てないフライではイメージが湧かないため、なかなかフッキング率が上がらない。
そうこうしているうちに、だんだんと天気が良くなり、気温もぐんぐん上昇。
オナシやコカゲロウのハッチも確認出来るようになったが、残念ながらライズらしいライズはほとんど見られなかった。

つづく

写真上:午前中の曇りの時間帯に釣れた放流マス。ヒレは丸いが魚体は健康そのものである。
写真下:この日は非常に水が澄んでいて、天気が良く、おまけに風も無いという、釣りには最悪の条件だった。

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お気に入りのリール~その5、ループ エヴォテック(ダニエルソン)FW

2009-04-10 09:01:49 | タックル
とにかくこのリールは、構造が斬新である。
というのも、普通なら、センターシャフトを被う部分とスプールのスポークは、強度が必要なため一体成型されているものだが、このリールはそれぞれ別々のパーツから出来ている。
どういうことかというと、写真でセンターを止める金具の下に三ツ星形のパーツが見えるが、このパーツは実は対になっていて、スポークの先端を両側からはさんで固定しているのだ。

もちろん、それだけではない。
回転の滑らかさ、軽さ、そして頑丈さも兼ね備えている。
そして、何よりこのデザイン、惚れ惚れするほど格好良いではないか。

唯一の欠点は、ラチェット音がしないこと。
これは、長年ハーディのようなリールを愛用してきた者にとっては結構寂しいものがある。
あと、自分はやらないが、パーツが一体式ではないから、釣場でいざスプールを交換しようとすると、かなりやり辛いかも知れない。

写真:上はループのエヴォテックFW 2six、文字通り2~6番の低番手用だ。
そして、下がダニエルソンのFW 4seven、こちらは本体が5eightと共通で、スプールを共有することが可能。

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今年は忍野で初釣りを~その3

2009-04-08 14:44:26 | 桂川(忍野)

臼久保橋で様子を見てから、そのまま下流へ移動。
やはり堰堤付近もライズは少なかったが、葦際では大量のユスリカがハッチしていた。
それを見て「そろそろユスリカの時間帯かな?」と思い、ティペットにミッジを結んでみる。
半信半疑で流心のあたりを流してみると、モコッ!
「あれーっ、出るじゃないか。」不意をつかれて思わず合わせ損ねてしまった。(汗)
そして、もう一度同じ場所へ投げてみる。・・・モコッ!ピシッ!
今度は、ほぼ完璧な合わせで25センチ程のニジマスをゲット。

しかし後が続かない。
フライに出ることは出るのだが、すっぽ抜けが多く、乗ってもバレてしまうのである。
そうこうしているうちにライズは消え、反応も無くなってしまった。

半ば諦めかけていたとき、フライにモワッと控えめのライズ。
合わせると、ずっしりとした手応えが伝わってくる。
間もなくして黄金色の魚体が現れ、ガボッ、ガボッと水面近くで身体をくねらせた。
上がって来たのは、美しい忍野のブラウントラウトだった。

結局、この日の釣果は、ニジマス11尾、ヤマメ1尾、ブラウン1尾。
初釣行としてはまずまず・・・かな。

写真上:夕方、葦の際にはユスリカを補食するマス達のライズリングが広がる。
写真下:最後に仕留めた33センチの雄のブラウン。ヒレが大きく美しい魚体だった。

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今年は忍野で初釣りを~その2

2009-04-07 09:00:00 | 桂川(忍野)

良型ヤマメをゲットして、ちょうど喰いも渋って来たので、とりあえず昼休みに。
昼食は、今年から新たに自衛隊駐屯地の前に移転したリバーズエッジへ行ってみる。
中に入ってみると、以前よりかなり明るくなった印象で、広々とした店内はなかなか居心地が良かった。
それと、今はまだ咲きそうに無いが、あと二週間もすれば、テラス席で駐屯地のソメイヨシノを眺めながらランチが食べられそうである。

午後、上流へ行ってみると、たまたま今の時間帯だけなのか、元々やる気がないのか解らないが、魚達の反応はすこぶる鈍かった。
また、いくつか樹の覆い被さっていた箇所が無くなっていて、魚の付き場が減ってしまったのも気になる。

結局、上流部は早々に退散。
臼久保橋に戻ると、数名の釣り人が対岸のライズにアプローチを繰り返していた。
しばらくその様子を橋の上から眺めていたが、その間フライに魚が出ることはなかった。

つづく

写真上:リバーズエッジの本格的富士宮やきそば(大盛り)。
写真下:臼久保橋下流より大臼荘前を望む。対岸にある柳の木の下には常に大物が潜んでいる。

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今年は忍野で初釣りを~その1

2009-04-06 10:19:53 | 桂川(忍野)

暫くブログの更新が滞ってしまった。
加えて、今年は花粉症の症状が重く、解禁日を迎えてもなかなか行く気にならなかった。
ところが、気候が春めいてきて、桜が咲き始めると、またむくむくと釣りへの欲望が芽を出し始める。
釣り人も、自然のサイクルの中にしっかり組み込まれているということなのだろう。

昨年は芦ノ湖で迎えたシーズンだが、今年は忍野からスタート。
大臼荘で年券を購入して橋の方へ歩いて行くと、リバーズエッジのW氏がいつものようにR君を連れてやって来る。
状況を聞くと「今日はこのまま晴れなければ、もしかしたら良いハッチがあるかも知れない。」と言う。
とりあえず橋の下で竿を出してみたが、あまり反応が無く、そのまま下流へ移動。
堰堤の上でようやく一尾目をキャッチした。
するとフライがハマったのか、暫くそこで入れ喰いのような状態が続き、七尾をゲットしたところでさらに下流へ移動。
温泉下で型の良いブラウンを発見したので、アプローチしてみると、一度フライを追って来ただけだった。

富士急に行くと、オナシカワゲラのハッチがポツポツあり、良型のニジマスがライズを繰り返していた。
ところが、反応はあるもののフッキングには至らず、しかも合わせですっぽ抜けた際に樹に引っかけ、唯一の当りフライをロストしてしまった。
仕方無く、もう一度温泉下へ戻り、対岸際のライズを狙ってみると、いきなり良型のブラウンがヒット。
「あれっ、もしかしてさっきのブラウンか?」と思ったのも束の間、水面近くでガボッガボッと首振りした途端バレてしまう。
そして、堰堤へ戻り、フラフラと漂うようにライズしていた良型のヤマメをゲットし、午前の釣りを終了した。

つづく

写真上:まだ草木が芽吹いたばかりの温泉下の風景。忍野の春はこれからが本番だ。
写真下:堰堤上でヒットしたヤマメは25センチと良型だったが、残念ながらこれは放流されたばかりの個体のようだった。

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