フライフィッシングの話

川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

折れたロッドのメーカー保証。

2024-01-24 13:24:00 | その他
先日、東山湖で折ってしまったロッドは、そのまま廃棄しようと思っていたのだが、ダメ元でメーカーに問い合わせてみたところ、無償でパーツを送ってくれると言う。1週間後、届いたものを開封してみると、何とケースの中身はパーツではなくて、新品ロッドがまるごと入っていた。

保証内容はメーカーによって様々だが、セージやウィンストン、スコットといった高級ロッドは生涯保証なので、折れても送料を一部負担すれば修理してくれる。例えばセージの正規輸入品なら、ロッドと保証書をウォルトンへ発送すれば、セージのファクトリーで修理した後、自宅まで送り返してくれるというわけだ。これは、破損状態を確認する意味もあるが、ティップが折れたからと言って、ティップ部だけを送ってもらうのではなく、一本一本微妙にアクションが異なるロッドを元通りにするという、クラフト(工芸品)的要素の高いフライロッドメーカーならではの対応だと思う。なので、今回の破損で新品の交換品をまるごと送って来たことは、メーカーとして正しい対応と言えるが、おかげで破損したロッドは捨てられなくなってしまった。

ちなみに、Maxcatchのほとんどのロッドは、1年間の保証(無償)および生涯修理保証(有償)となっている。




写真は、今回破損したロッド(Maxcatch Black Star 9ft. 6wt.)と50センチ弱のレインボー。
2023年5月、湯の湖にて。


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初釣り@東山湖フィッシングエリア その5

2024-01-16 16:19:19 | 管理釣場
やがて湖面が静かになり、それそろ納竿かなと思っていたら、最後にサクラマスが1尾釣れた。時計を見るとすでに4時半を回っていて、上がりついでに桟橋中央でもやってみたかったのだが、何しろ6番ロッドを失ってしまったため、とりあえず今回は諦めることにした。そして、アフターフィッシングは、御殿場中心部の丸源商店で味噌ラーメンと餃子を食べ、帰宅の途につく。

今日の釣果、ニジマス10数尾、サクラマス5尾。


最後の魚もサクラマス。




PM4:45終了、前回12月の時よりだいぶ日が延びてきた。




身体が冷え切った後の味噌ラーメンは格別だ。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Uniglass 8ft. 5wt.
リール Hardy Marquis 6
ライン Goture General WF5F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 6X
フライ ソフトハックルイマージャー #12


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初釣り@東山湖フィッシングエリア その4

2024-01-14 19:07:00 | 管理釣場
予想通り、ソフトハックルの表層リトリーブではサクラマスが連続ヒット。しかしターゲットをサクラマスに特化したため、群れが去るとアタリも遠のいてしまう。こんな時は寒さが身に染みるものだが、今回は某衣料量販店で買い揃えた暖パン+タイツ+長袖インナーとフル装備だったため、つらい状況には至らなかった。もっとも、今年は暖かいので例年との比較は出来ないけど、とりあえず解禁直後の芦ノ湖くらいならこれで何とかなりそうだ。

今日は自分の不注意でメインの6番ロッドを折ってしまい、おかげで現代のグラスロッドというものを多少なりとも理解することが出来た。このSグラスを使ったロッドは、グラス特有のフィールを持ちながらもアクションは現代的で、グラスにしては軽快な印象である。いわゆる昔のグラスファイバーとはまったくの別物だ。もっとも私の場合、最初のフライロッドはダイエーの釣具コーナーで買ったダイワ精工の国産グラスロッドで、今で言うEVA素材のようなスポンジのグリップに、光にかざすとピンク色に透けて見えるメタリックグリーンのブランクが美しい7フィート5番だった。そして2本目もやはりグラスだったが、こちらは米国製ブローニング/サイラフレックス社の8フィート6/7番、光を通さないチョコレート色のブランクには独特の飾り巻きが施され、太めのグリップなど無骨な雰囲気がいかにもアメリカらしく、これまで所有した中ではもっとも愛着のあるロッドとなった。両者ともかなり使い込んだので、フライフィッシングの基礎はほぼこの2本で習得したと言っていいだろう。そのせいか、今でも滞空時間の長いゆったりとしたループが自分のキャスティングスタイルになっている。

つづく


夕暮れ時の富士山は息を呑む美しさ。




サクラマスはよく走るので、しなやかなグラスロッドの引き味が存分に楽しめた。




アベレージは30センチちょっと。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Uniglass 8ft. 5wt.
リール Hardy Marquis 6
ライン Goture General WF5F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 6X
フライ ソフトハックルイマージャー #12


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初釣り@東山湖フィッシングエリア その3

2024-01-12 13:14:00 | 管理釣場
とにかく今日は終了まで、このグラスロッドだけになったので、かえって迷いなく釣りが出来るだろう。そう心の中でつぶやいてみたものの、やはりこの強風下ではなかなか思うように行かなかった。とりあえずそのままルースニングを続けていたが、向かい風だとインジケーターもろとも押し戻されてしまうため、試しに桟橋の反対側から風下へ向かってロールキャストを試みたところ、綺麗にターンオーバーして、そこからようやくアタリが出始める。しかし、釣れるのは放流間もない小型のニジマスばかりだった。

しばらくして風が弱まり、徐々にライズも増えてきた。ここでルースニングに見切りを付け、前日に巻いておいたソフトハックルを使ってみることにした。このフライ、実は回遊するサクラマスを狙い打ちするために用意したもので、表層をスローリトリーブすることによりサクラマスを誘い込もうという作戦である。

最初の数投はまったくの無反応だったものの、群れに当たったのか突然ひったくるようなアタリがあり、ロッドを立てると左右にバシャバシャと走り回る。サクラマス特有のファイトだ。さらに足元に来てからは激しくローリングを繰り返し、手こずりながらもネットインしたのは、35センチの美形サクラマスだった。

つづく


魚を掛けてからのやりとりが楽しいグラスロッド。




美形のサクラマスは35センチ。




サクラマスは口を開けると歯が黒い。上顎には#12のバーブレスフックがガッチリ掛かっていた。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Uniglass 8ft. 5wt.
リール Hardy Marquis 6
ライン Goture General WF5F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 6X
フライ ソフトハックルイマージャー #12


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初釣り@東山湖フィッシングエリア その2

2024-01-11 13:51:00 | 管理釣場
南西の風は、常に吹いているわけではなく、強くなったり弱まったりの繰り返しで、5番ラインだとちょっと難しく、6番でギリギリ何とかなる感じだった。キャスト重視なら7番でも良いのだが、管理釣場だとオーバースペックに思えてなかなか使う気になれず、そうなると6番あたりがちょうど良いのだろう。まあ、今日の選択は半分が正解で、半分が間違っていたということだ。やはりグラスロッドは風の無い穏やかな日に、ゆったりとしたループでのんびりキャストするのが合っている。

それにしても、今日の釣りはなかなか正解が見出せなかった。シンキングで引っ張ってもすぐに当たらなくなるし、ルースニングにしてもいつもよりコンスタントではなかった。フライの色を替えてみたりもしたが、当たらない時間があるのはどの色も同じで、もしかしたら濁りによる影響が見た目以上に強かったのかも知れない。

そんなわけで、ルースニングとシンキングのリトリーブを取っ替え引っ替えやっていたのだが、そのうちにシンキングラインとリーダーの結び目がガイドに引っかかり、いつもなら丁寧にロッドを置いてからガイドを通すところを、煩わしさからついつい無理に引っ張ってしまい、ティップセクションのジョイント部がバキッと折れてしまった。ここで本日正解のタックルが使用不能となり、グラスロッドで続けるしかなくなった。

つづく


コンディションの良いヒレピンのニジマスは引きが強く楽しい。




グラスロッドにはクラシックスタイルのリールがよく似合う。




この日最大のニジマスは35センチ止まり。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Uniglass 8ft. 5wt.
リール Hardy Marquis 6
ライン Goture General WF5F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 6X
フライ BHスピードファイバーマラブー#10 ブラック、オリーブ


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初釣り@東山湖フィッシングエリア その1

2024-01-10 18:01:18 | 管理釣場
2024年は元日から大きな災害や事故が続いて、辛い年明けになってしまったけど、そんな中、連休明けとなる1/9に初釣りへ行ってきた。場所は釣り納めの時と同じ東山湖フィッシングエリアである。

9時半過ぎに東京を出発し、首都高経由で東名高速へ。今日はいつもと違って全く渋滞が無く、あっという間に足柄SAまで来てしまった。仕方がないのでサービスエリアでゆっくり昼食を食べ、エリア内をうろついてから釣り場へ向かったが、それでも昼前には到着してしまう。そして、いつもよりのんびりタックルをセットしてから事務所へ行くと、午後券はPM12:00にならないと発券出来ないと言われてしまった。いや待てよ、確かに腕時計はPM12:00を回っていたのだが・・・、もしかしたら5分ほど進んでいたのかも知れない。そう思いながら待つこと数分、ついでにコンディションを尋ねてみたら、今日は南西の風が吹いてるので最高だと言う。しかも、大型魚が大量に入っていて、大きいのは8キロくらいのが居るらしい。2Xとか使わないと切られますよ。って、どんだけ大きいんだよ?と思いながら発券を済ませ湖へ向かった。

今日は桟橋中央でかけあがりを狙ってみようと思っていたのだが、ルアーマンが居たため、とりあえず前回と同じ桟橋左で始めてみる。まずはシンキングラインでマラブーを引っ張ってみたが、一投目二投目はアタリが無く、三投目でようやくヒット。釣れたのは30センチ弱の放流ニジマスだった。恐らく正月に放流された個体であろう。その後もポツポツ釣れてはいたものの、同じようなニジマスばかりで飽きてしまい、ここで一旦ルースニングに変更してみる。すると、いきなりサクラマスが釣れて、そのまま続けているとコンディションの良いニジマスも掛かるようになった。しかし、それも長くは続かなかった。

つづく


丸々と太った1尾目のサクラマスは、川鵜に噛まれたと思われる傷が痛々しかった。




今日は風がやや強く投げ辛かったが、そのぶん富士山は綺麗に見えた。




コンディションの良いニジマスも釣れた。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Black Star 9ft. 6wt.
リール Maxcatch AVID PRO 5Seven
ライン Scientific Anglers Uniform Sink WF6S type II
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 3X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 4X
フライ BHスピードファイバーマラブー#10 グリーン


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