性懲りも無くまた荒川へ出掛けてしまった。
今日は風も無く、曇り空という絶好のコンディション。
満潮まではまだ1時間程あったが、とりあえずロッドをセットして、ボイルが始まるまで待つ事にする。
水面はベイトの気配も無く、ゴミは流れずに漂っているだけだ。
やがて、雨がぽつりぽつりと降って来たので、とりあえず屋根のあるところへ移動。
まだ上げいっぱいまでは十分に時間があったので、少しの間ここで待機する。
雨は小降りだったが、暫く止みそうにないため、濡れるのを覚悟でポイントへ移動。
何となく足下を覗いてみると、何と1センチにも満たないボラの稚魚が、護岸沿いにびっしりと群れていた。
やがて潮が動きだすと、これまでの静寂を破るかのように、バシッというフッコのボイルが始まった。
すかさずボイルのあった20ヤード前方へフライをシュート。
反応は・・・無い。(汗)
足下でも小さなボイルが起きていたので、よく見てみると10センチ程のセイゴがボラの稚魚に襲いかかっているところだった。
結局、フッコのボイルは単発で何度も確認出来たが、反応は無し。
ボイルしていたのは、恐らく30センチクラスの若魚だろう。
そろそろ引き上げよう竿をたたんでいたら、大量のイナッコの群れが目の前を通り過ぎて行った。
しかし、ボイルが起こる事はもう無かった。