フライフィッシングの話

川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

美魚を求めて芦ノ湖へ

2008-04-30 09:58:01 | 湖(レイク)

例年芦ノ湖では、気温が上昇するゴールデンウィーク頃に、ほぼ適水温に達する。
マス達のコンディションが良くなれば、美しい魚体に出会える確率も当然高くなるわけで、そんな美魚たちを求めて、今回も芦ノ湖へ向かった。

湖尻に到着した時、すでに午前6時を回っていて焦ったが、何故か湖上に浮かぶ釣り船は普段より少なく、とりあえずひと安心。
AFCおおばから出船し、キャンプ場へ向かっていると、さっそく桃源台の桟橋の前で大型魚のボイルを発見。
恐らく60オーバーのニジマスだろう。
さらに、その先へ進むと、今度は岸から20メートル程のところで、小さめの魚が盛んにライズをくり返している。
その時湖面には、#18くらいのユスリカがハッチしていたが、量はそれほど多くは無かった。
「ユスリカにしては少し激しいライズフォームだなぁ」と思いながら、とりあえず、パイロットフライの#16ソフトハックルを落としてみる。が、やはり反応はナシ。
そうこうしているうちに、ボートの下を数百匹の抱卵したヘラブナの大群が通過して行き、ライズはヘラブナの群れと共に消えて行った。

仕方無く、前回と同じポジションでシンキングの釣りに変更。
間もなくして、30センチくらいの放流マスが釣れた。
その後、アタリはちょこちょこあるもののフッキングには至らず、結局午前はその1尾のみ。

午後は、一発大物狙いに的を絞り、椿の鼻でアンカーを降ろしてみる。
ところが、だんだんと南風が強くなり、悪戦苦闘しながら何とか2尾を追加したものの、釣れたのは全て放流マスだった。

最後に、早川水門からハーリングをしながら桟橋へ向かっていると、キャンプ場の前辺りで突然ゴクンゴクンとロッドティップが激しく揺れた。
ロッドを立てると、かなり重い感触。
「これはもしや?」と思ったが、リールを巻いて引き寄せてみると、サイズは思った程ではなかった。
ところが、ボートの影に驚いたのか、いきなりもの凄いスピードで走り出し、スプールが高速で逆転、放流マスではほとんど曲がらなかった8番ロッドも、まるで5番ロッドのように曲がっている。
久し振りに素晴らしいファイトを味わったが、上がって来たのは、まだヒレが再生途中のグラマラスな40センチ弱のニジマス(画像下)だった。

この日の釣果、ニジマス4尾
今回も美魚の顔は拝めず・・・。

芦ノ湖リベンジ

2008-04-05 22:05:16 | 湖(レイク)

朝、湖尻に到着すると、湖面は非常に穏やかで、しかも暖かく、いかにも釣れそうな雰囲気だった。

AFCおおばからボートに乗り込み「いざ出陣!」

まずは飯塚でアンカーを降ろすと、すぐにアタリがあり、テンションが上がってくる。

そして、間もなく一尾目がヒット。
30センチ程のニジマスだった。

その後、群れが回遊してくる度に、アタリも連発。
しかし、なかなかフッキングせず、苦戦を強いられる。

そんな中、ようやく二尾目がヒット。
今度はかなりの重さで、グリグリと首を振る感触が伝わってくる。
「おおっ、これはデカイ!」
早速、余分なラインをスプールに納めて臨戦態勢に入った。
このところ適水温に近付いているためか、魚のコンディションはすこぶる良く、走り出すとスプールが高速で逆転して、さらに8番ロッドのティップも水面に突き刺ささるほどの力強さだ。
上がって来たのは、ヒレの再生し始めた40センチ弱の太ったニジマス(写真)だった。

その後、風が強くなり、アタリも遠のいてきたので、風の影響が少ない桟橋の脇へ移動。
しかし魚の気配はなく、午前の釣りはここまで。

午後はさらに風が強くなってしまったが、飯塚は相変わらず良いサイクルで魚が回遊して来ていた。
ところが、午前と同じく、アタリは頻繁にあるものの、なかなか魚が乗らない。
結局35センチ程のニジマスを2尾追加して、午後の釣りを終了。
強風にあおられながら、やっとのことで桟橋に辿り着いたときには、もうへとへとになっていた。

この日の釣果、ニジマス4尾
写真は、精悍な顔つきの40センチ弱のニジマス。
#6ウーリーバガーをガッチリくわえこんでいた。
(良い写真が無くてごめんなさい)