フライフィッシングの話

河川、湖沼、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

単身日帰り釣行@湯ノ湖 その5

2024-05-30 09:45:45 | 湖(レイク)
納竿後にイブニングの滝上をチェックしてみたら、数人がウェーディングしていて、投げなくても良いんじゃない?ってくらい、足元のシャローでもライズがあった。竿を出したい気持ちもあったが、帰宅が遅くなってしまうのですぐに出発。幻想的な戦場ヶ原の夕暮れを堪能しながら車を走らせる。中禅寺湖を過ぎ、華厳の滝のところで今度は霧が発生、いろは坂を降りた頃は、すでに辺りは真っ暗になっていた。日光道から東北自動車道に入り、途中、佐野SAに立ち寄るが、建て替え中で施設はWCとGSのみ。仕方なく、蓮田SAまで行って、閉店間際のフードコートに滑り込み、目的の石焼ビビンバを食べることが出来た。


本日の釣果、ニジマス10尾、カワマス1尾、バラシ10回くらい。自然湖でのツ抜けは今回初めてだけど、バラシもツ抜けとは・・・(汗)。


滝上でウェーディングするフライマン。




滝上のイブニングでは、あちこちでライズリングが広がっていた。




Pasar蓮田の韓美膳で石焼ビビンバとチヂミのセットを食べる。夜食べるにはちょっと重かったか・・・。





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単身日帰り釣行@湯ノ湖 その4

2024-05-28 11:11:11 | 湖(レイク)
その後はまったくアタリの無い状態が続き、そろそろ上がろうか迷っていたら、結局、イブニングになってしまった。

やがて風が止むと、ユスリカのハッチが増えたのか、帽子や偏光グラスにもユスリカが纏わりついてくる。とりあえず、6Xのティペットにミッジピューパを結び、しばらくの間、様子を見ていたら、足元の水面がモコッと盛り上がった。ディンプルライズはユスリカを捕食する際の特有のライズフォームだ。すぐにフライを投げ込んでみたところ、反応はあるもののなかなか乗らず。それでも何度か打ち返しているうちに、ようやく魚が乗って、イブニング最初の1尾をキャッチすることが出来た。

調子が出てきたところで、ライズを狙い撃ちしてみるが、その後は3連続のバラシ。掛かりが浅いのか、フッキング直後のジャンプで外れてしまうのだ。そのうちにシャローでライズを繰り返す魚が現れ、ピンポイントでフライを打ち込んだところ、狙い通り一発で食ってきた。合わせると、ブルブルブルと明らかにニジマスとは違う感触で、ネットに収まったのは22センチのブルックトラウトだった。それにしても、ブルックのローリングが激しすぎて、ティペットが撚れまくっている。撚れたティペットを丁寧に伸ばし、再開したものの、その後はライズも無くなって、とうとう湖面は静まり返ってしまった。大抵の場合、ここで釣れずに終わるのだが、今回は最後にニジマスが釣れ、しかもツ抜けで納竿出来たのは幸いであった。


つづく


17:24 イブニング1尾目は体高のある32センチの銀化レインボー。




17:48 今回はブルックトラウトも釣れた。




18:26 最後の1尾は30センチ。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Skytouch switch 11ft. 6wt.
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン Maxcatch Switch WF6/7F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 4X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 6X
フライ オリジナルミッジピューパ #16


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単身日帰り釣行@湯ノ湖 その3

2024-05-27 14:44:44 | 湖(レイク)
午後から風が吹くようになると、同時にパタリとアタリも無くなった。ちなみに、朝はシャツ1枚だったのが、昼には上着を着るようになり、とうとうそれでも寒くなってきて、車までダウンのインナーを取りに行く。途中、レストハウス前でやっていた女性と話したところ、先ほど大きいのを掛けたが、バラしてしまったのだと言う。自分もさっき大きいのをバラしましたよ。と話すと、何でバレたんだろう?と首を傾げていた。

そうこうしているうちに、シャローでライズを発見。近くまで移動して、ピンポイントにフライを打ち込んでみる。どうやら悔しい気持ちを共有できた事で、モヤモヤが少し解消され、やる気が出てきたようだ。しばらくして、マーカーがスーッと静かに沈んでいき、合わせると久しぶりに魚の感触。しかも、重々しい良型の引きだ。思わず「大きいかも!」と呟きながら後ろを振り返ると、なぜか通りがかりのおじさんが頷いていた。とりあえず、今回はバラさないよう慎重にやりとりして、ようやくネットに収まったのは、44センチと思ったよりサイズは小さかったが、この時は、無事にキャッチできたことで、嬉しさよりも安堵の気持ちの方が大きかった。

その後、またアタリが遠のいたため、一旦ルースニングに見切りをつけ、マーカーを外してフローティングラインのまま引っ張ってみる。すると、シャローでゴン!と当たり、またしても良型がヒット。しかし、今度の魚はスピードが凄まじく、ラインがキュンキューンと出て行き、高速でスプールが逆転する。寄せては走られの繰り返しで、先ほどの魚より倍以上の時間が掛かってしまったが、無事ランディングに成功。とうとう8尾目にして、湯ノ湖らしいヒレピンレインボーをキャッチすることが出来た。

リリースを終えると、そこに小学生の団体がやってきて、引率の男の先生が「湯ノ湖の水はお湯だから、温かいよ〜、触ってみて〜。」と言うので、いきなり囲まれてしまう。子供たちは水に手を入れたまま終始無言だったため、「冷たいよね?だってお湯じゃないから。」と教えたら、皆一斉に「冷たい!冷たい!」と言い始めた。「16度くらいしかないからね〜。」と言ったら、傍に居た女の先生が「ええっ!そうなんですか?」と言って驚いていた。まったくいい加減なこと教えるよなあ。と思いながら、とりあえず子供達が居なくなるまでじっと待つことにした。


つづく


今年は白根山の残雪も少なめ。




14:10 7尾目は44センチ。放流魚だが力強いファイトだった。




15:01 続いて43センチのヒレピンレインボー。自然湖ならではの美しい魚体だ。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Skytouch switch 11ft. 6wt.
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン Maxcatch Switch WF6/7F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 4X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 Sオリーブ


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単身日帰り釣行@湯ノ湖 その2

2024-05-26 13:10:00 | 湖(レイク)
その後、綺麗な銀化レインボーを追加してからは、だんだんとライズも増えてきて、頻繁にフライを打ち返していたのだが、よ〜く観察していると、どうもライズの主は、シャロー近くでベイトを追い回しているようだった。そこで、マーカーをつけたまま、ライズのあった付近へフライを投げ込み、少し沈めてからスーッとロッドを立てるように引っ張ってみたところ、狙い通り、ゴン!という感触がティップに伝わった。すかさず合わせると、今度はかなり重い手応えで、ラインがキューンと勢いよく引き出され、さらにゴクンゴクンといった大型魚特有の感触が伝わってくる。ところが、しばらくやりとりした後、突然動きが止まったかと思ったら、うんともすんとも言わなくなってしまった。まさか魚が根に入るなんてことはないだろうと思ったが、少し強めに引っ張ったところ、急にテンションが軽くなり外れてしまう。引き上げてみると、フライには別のラインが絡まっていて、ラインの先にはシングルフックのスプーンがぶら下がっていた。恐らく根掛かりしたルアーのラインに運悪く絡んでしまったのだろう。すぐに気を取り直し、釣りを再開したものの、このモヤモヤした気持ちはどうしても解消することが出来なかった。

ところが、しばらくして、今度はルースニングにアタリがあり、合わせると明らかに前回より重く力強い引きだった。すぐにラインがキューンと勢いよく出て行き、リールファイトに切り替えて臨戦体制に入ったのも束の間、突然フッと軽くなりテンションを失った。良いサイズを立て続けで二度もバラすとは、あまりにもショックが大きすぎる。しかも、時合いが終了したのか、その後は釣れない時間帯に突入してしまった。それでも、何とか5尾目を追加すると、ちょうど正午になったため、とりあえず昼食をとる事にする。

駐車場へ買っておいたおにぎりを取りに行くと、レストハウスの前にカレーメニューの看板が立っていたので、ランチを再開したのだろう。湖畔に戻って椅子に座り、おにぎりを頬張りながらマーカーを見つめるが、その間まったくアタリは無かった。昼食を終えた後も、あまり期待せず釣りを続けていたが、突然マーカーが横に走ったため、慌ててロッドを立てると、白っぽい魚体がジャンプを繰り返す。一瞬ホンマスかと思ったが、ジャンプしたのでニジマスだろう。上がってきたのは、やはり銀化のホウライマスだった。


つづく


10:04 4尾目は銀化のヒレピン33センチ。




11:44 5尾目も綺麗な33センチ。




12:32 6尾目の銀化ホウライマスは30センチ。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Skytouch switch 11ft. 6wt.
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン Maxcatch Switch WF6/7F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 4X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 Sオリーブ


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単身日帰り釣行@湯ノ湖  その1

2024-05-24 16:11:00 | 湖(レイク)
前日の深夜に釣行を決断したため、寝不足のまま朝5時に自宅を出発。すでに辺りは明るくなっていて、真っ暗な中を芦ノ湖へ出かけて行った日々が懐かしく思えてくる。そんな芦ノ湖通いもついひと月前のこと。5月からは、芦ノ湖と入れ替わるように奥日光がトラウトシーズンを迎える。

東北自動車道から日光道を通って、いろは坂を登り、明智平から白雲トンネルを抜けると、いよいよ奥日光だ。リッツカールトンの横を通り、その先の二荒橋前交差点を左折、そこから100mほど走ると、左にはトラウトの聖地、中禅寺湖が見えてくる。国道120号線沿いには、ウェーディングに最適なポイントが続くため、この日も大勢のアングラーで賑わっていたが、そんな光景を尻目に、さらに奥へと車を走らせる。戦場ヶ原を抜けて、硫黄の匂いが漂う湯ノ湖に到着したのは午前8時過ぎだった。

出発してからの道すがら、ずっと曇り空だったので心配していたが、奥日光に到着した途端、天気が回復、湯ノ湖の天気も概ね良好で、時折青空を覗かせるほどだった。釣り事務所で状況を聞いてみると、滝上でホンマスが釣れているという。とりあえず砂浜へ行ってみたところ、釣り人は思いのほか少なく、水は澄んでいて風も無い上に、朝から穏やかな暖かさで期待が持てそうだった。

早速、スウィッチロッドでルースニングを始めてみたところ、開始して10分も経たないうちに最初の1尾が釣れた。しかし、それも束の間、この後3連続のバラシを喰らってしまう。そうこうしているうちにティペットがマーカーに絡まり、ティペットを交換している間に時合いも終了。仕方がないので、レストハウス前に移動してみると、散発ではあるが、たまにライズもあったりと、活性は高そうだった。ところが、ルースニングのフライには興味が無いらしく、しまいにはマーカーの方にライズをする始末。こういう時はフォームフライでも浮かせてやれば良いのだろうけど、ドライ用のタックルは用意して来なかったため、このままルースニングを続行する。しばらくして、突然アタリ出始めると、最初の1尾から1時間ほど経ったところで、ようやく2尾目を追加することが出来た。その後は2回のバラシを経て、3度目にようやく魚が乗り、スリリングなファイトの末に上がってきたのは、湯ノ湖らしい綺麗なヒレピンレインボーだった。

つづく


8:20 1尾目は30センチのニジマス。




9:20 2尾目はサイズアップして35センチ。




9:45 3尾目はヒレピンの35センチ。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Skytouch switch 11ft. 6wt.
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン Maxcatch Switch WF6/7F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 4X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 Sオリーブ


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夏日のち豪雨@なら山沼漁場 その2

2024-05-12 14:25:50 | 管理釣場
漁協のテントでランチを済ませ、釣り場に戻ると、休憩前より何となく空が暗く感じられた。そのうちにポツポツと降ってきて、構わず釣りを続けていたら、雨足がだんだんと強くなったため、ついに耐えきれなくなって、ロッドを放置したまま車に避難する。

スマートフォンで雨雲の位置を確認してみると、15分後に弱まる予報だったが、弱まるどころか、どんどん強くなる一方で、もう一度確認してみたところ、今度は雨雲が発達して、強雨が1時間ほど降る予報に変わっていた。ところが、15分ほどして雨が弱まったため、再度確認してみたところ、どうやら雨雲は去ってしまったらしく、その間、釣り客はほとんど帰ってしまったようで、釣り場は数人だけの貸切状態だった。いつも先客が居てなかなか入れない北池の尻にも誰も居なかったため、すかさずその池尻へ移動してみたところ、ほぼワンキャストワンヒットの入れ食い状態となり、なかなか引き上げづらい状況ではあったが、再度雨足が強くなり、今度は長引きそうだったため、いよいよ撤収することにした。

そう言えば、今回はラインを一番手軽いものにしてみたのだが、ほぼイメージ通りにキャスト出来たので、単純にライン負荷の問題だったようだ。次回からは心置きなく練習することができるだろう。


今日の釣果、ニジマス多数。


美しいブルーバックのレインボー。




トラウトスペイロッドを使うのは2度目。




突然の豪雨に耐えきれず車内に避難。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Skytouch troutspey 11ft. 3wt.
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン Maxcatch Single Hand Spey WF5F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHスピードファイバーマラブー #10 オリーブ


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夏日のち豪雨@なら山沼漁場 その1

2024-05-09 14:15:00 | 管理釣場
今シーズンの約2ヶ月間に及ぶ芦ノ湖通いが終了したので、久しぶりに管理釣場へ出かけてみることにした。場所は栃木県小山市の「なら山沼漁場」である。

予報では、午後から雨ということで、午前9時と早めに釣り場へ到着。とりあえず、空いている南池に入ってみるが、水面に死んだ藻が浮いていて、非常に釣り難い状況だった。見ればほとんどの魚が氷層付近に居るため、ドライフライでやっても良かったのだが、今日はスペイキャストの練習を兼ねて、ルースニングから開始してみることにした。

当初はあまり反応が無かったものの、そのうちにアタリが出始めると、立て続けにレギュラーサイズのニジマスが釣れた。中にはヒレがオレンジがかった体色の濃い「頂鱒(イタダキマス)」(※注)も釣れたが、食べるわけではないので、特段うれしくもない。とは言え、銀毛マスやホウライマスなど、ニジマスだけでもバリエーションは無いよりあったほうが釣ってて楽しいと思う。

そのうちに、反応が鈍くなったため、空いている対岸へ移動。すると、反応は良くなったが、すっぽ抜けたり、すぐにバレてしまったりと、どうも魚の乗りがあまり良くない。その後、最も活性が高かった時間帯にも立て続けにバラしてしまい、そのうち一回は、ズッシリ重い手応えで、かなりの大物と思われた。そこに、釣り場を管理する漁協の人がやってきて「食いが浅いのかね?」と声を掛けられる。

その後、粘ってみたものの大物は掛からず、それでもレギュラーサイズはポツポツ釣れていた。やがて対岸のルアーの人が引き上げたため、そちら側へ移動。その頃からものすごく暑くなってきて、着ていたシャツを脱いでTシャツ一枚になってもまだ暑く、まるで夏の陽気だったが、一方でだんだんと雲行きが怪しくなっていった。

つづく


サイズは小振りだが、相変わらず綺麗な魚体が多かった。




午前中はかなり暑かった。




こちらはレギュラーサイズの頂鱒(イタダキマス)。




※注)頂鱒(イタダキマス)とは、日光で淡水魚の生産を手掛ける神山水産の神山裕史(かみやまひろぶみ)氏が開発し、2018年2月に商標登録したブランドニジマス。


タックルデータ

ロッド Maxcatch Skytouch troutspey 11ft. 3wt.
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン Maxcatch Single Hand Spey WF5F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHスピードファイバーマラブー #10 オリーブ


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