再読のための覚え書き
田園の憂鬱
佐藤春夫(1892-1964)
作家としての生活に行き詰まった男が、妻と犬と猫を連れ、心の平安を求めて田舎に転居する。
しかし、彼を待っていたのは、閉塞的な田園風景や、近隣住民との軋轢だった。
武蔵野の自然の姿を官能的に捉え、彼の感覚は鋭さを増し、やがて追い詰められるように病んでゆく。
次作「都会の憂鬱」に続く。
2021.10.1読了
田園の憂鬱
岩波文庫
昭和26年7月25日初版発行
昭和40年9月10日17刷
旧仮名遣い
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