再読のための覚え書き
秋立つまで
嘉村礒多(1897-1933)
「私小説の極北」と評された嘉村礒多の私小説。
大江圭一郎は、郷里で妻子と暮らすものの、愛人の千登世と出奔して上京。
圭一郎は編集の仕事、千登世は裁縫の仕事にありつくが、二人の生活はままならない。
ある日、郷里の妹から手紙で、圭一郎は一人息子の敏雄が入院したことを知るが……。
貧困に喘ぎ精神を追い詰められた生活を描く。
2022.12.30読了
秋立つまで
岩波文庫
1953年9月25日初版発行
1985年11月7日4刷
旧仮名遣い
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