勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

減らないね、マジック

2005-09-21 | TVや舞台やスポーツのお喋り
私の父はスポーツなら何でも好きだった。
家にいる時は、大概TVでスポーツ中継を見ていた。
専門は陸上だが、野球やラグビーのプレー経験もあった。
だからお正月は、駅伝とラグビー中継ばかりだった。
そして春から秋にかけてのゴールデンタイムは常に野球中継。

初めはルールも理解できないし、また野球かよ!と思っていた。
だけど見続けているうちに、だんだん面白くなる。
この辺の話は前にも書いた気がするが、とにかく気がつくと、私はすっかり野球好きの子供になっていた。
そして父に連れられて野球場通い。

子供の頃から性格が捻くれていた私は、まず巨人嫌いになった。
そして下位低迷を続ける阪神ファンになった。
一番熱心だったのは高校生の頃。
年間30試合、観戦した。
つまりドーム、神宮、横浜の対阪神戦の殆どを見に行っていたわけだ。

一昨年の優勝は盛り上がった。
85年以来、またしてもどん底へ逆戻りかと言う状態が長く続いた。
だけど星野監督の許、奇跡の復活、そして優勝。
それなのに、私は殆ど球場に足を向けなかった。

高校生の頃と今と、何が一番変わったかというと、その情報量だ。
当時はネットなどと言うものは余り普及していなかった。
スカパーもなく、阪神のゲームを見られるのは巨人戦だけ。
後は直接球場に足を運ぶしかない。

新聞だってそうだ。
当時定期購読していた日刊スポーツの端から端を眺め回しても、阪神の記事はスコアだけと言う日も多かった。
せっかく巨人に勝っても、敗因や反省や、巨人目線のものばかり。
つくづく大阪日刊を読める人が羨ましかった。

今はその大阪日刊を、なんとネットで読むことが出来るのだ。
試合の翌日どころか、その日のうちに私は「なにわWEB」を読むことが出来る。
今もアニキ38号ソロが速報されている。

しかも今年7月からは、「虎番BLOG」も始まった。
大阪日刊の虎番記者5人が、ゲームのある日に交代でエントリーしてるのだ。
これは私の一番のお気に入りブログだ。

だけど簡単に情報が手に入ると、何故か距離が広がる。
今年も私は殆ど球場で六甲おろしを歌うことはなかった。
Comments (2)
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