映画は基本的に楽しみたい。
どんな人にも長所があるように、どんな映画にもいいところはあるから、極力観て損したと思わないようにしている。
だから選ぶ時も、それほど深く考えず、余りに暴力的、余りに気持ち悪い、と言う分野に入るもの以外は手当たり次第だ。
だから今日はこれ。
『スクール・オブ・ロック』 2004年 アメリカ映画
監督:リチャード・リンクレイター
主演:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、マイク・ホワイト
笑えるコメディだと思ってたら、やっぱり大口開いて笑った。
ジャック・ブラックってまったく知らないの役者だが、彼の個性が最大限に生きた役なんじゃないだろうか。
脂肪の塊を揺らしながらロックンロールするオジサンって、嫌悪の対象でしかなかったのになあ。
ロッカーは痩せてて、黒の皮のパンツが似合わなきゃ嫌って思ってたのになあ。
この人は例外として認めよう。そんな気になった。
このジャック演じるデューイは、30過ぎても才能なくても、ロックを捨てられない目立ちたがりの、自己愛の塊の、要はいいとこなしの男だ。
昔のバンド仲間のネッドの人の良さにつけ込んで居候しながら、働きもせずぐうたら生活。
もうすぐ開かれる「バンド・バトル」で優勝し、賞金2万ドルをいただくと口ばっかりの言い訳。
その身勝手さが原因でバンドまでクビになる。
そんな時一本の電話。ネッドの仕事の話だ。
お金欲しさにネッドに成りすまし、向かったのは名門私立小学校。
もちろん資格も経験もないデューイに教師が勤まるはずもない。
ここでもぐうたら時間をやり過ごしているだけだったが、ある日音楽の授業を垣間見て・・・。
そこはお金持ち私立のガキ、いや、お子様たちだから、習い事でピアノやギターがうまい子もいる。
彼らを研究課題だと騙し、無理矢理ロックバンドを結成してしまう。
成績アップにつながると信じた生徒はデューイの言いなりに慣れないロックの演奏を始める。
校長にバレないよう、監視映像までつけて練習が続く。
そしてイザ本番という時に・・・。
いい加減なデューイに呆れながら、子供たちは次第に彼に惹かれていく。
勉強第一、規律第一、真面目第一、ロックなんて聞くのも駄目って親たちのプレッシャーに押しつぶされそうになっていた子供たちの目に、デューイは新鮮に映った。
その駄目駄目ぶり、理不尽なわがまま、エゴを剥き出しにした生き方。
そう、彼は自己と自己の本能に忠実な人間なのだ。
自己を誤魔化して生きる親、自分たち、そんな世界とは正反対の世界に住むデューイに、彼らが魅力を感じることに無理はない。
それに、生徒の悩み事には案外真剣に答えたりして、なかなかいい教師ぶりだ。
結局どんなに立派な大人でも、建前と本音は違う。
彼らの中に子供は嘘を見つける。
本音だけで生きる大人は数少ないけど、子供はどこかでそういう大人を探してる。
ま、この映画にそんな理屈はいらない。
笑いたい人、ロック好きな人、必見です。
どんな人にも長所があるように、どんな映画にもいいところはあるから、極力観て損したと思わないようにしている。
だから選ぶ時も、それほど深く考えず、余りに暴力的、余りに気持ち悪い、と言う分野に入るもの以外は手当たり次第だ。
だから今日はこれ。
『スクール・オブ・ロック』 2004年 アメリカ映画
監督:リチャード・リンクレイター
主演:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、マイク・ホワイト
笑えるコメディだと思ってたら、やっぱり大口開いて笑った。
ジャック・ブラックってまったく知らないの役者だが、彼の個性が最大限に生きた役なんじゃないだろうか。
脂肪の塊を揺らしながらロックンロールするオジサンって、嫌悪の対象でしかなかったのになあ。
ロッカーは痩せてて、黒の皮のパンツが似合わなきゃ嫌って思ってたのになあ。
この人は例外として認めよう。そんな気になった。
このジャック演じるデューイは、30過ぎても才能なくても、ロックを捨てられない目立ちたがりの、自己愛の塊の、要はいいとこなしの男だ。
昔のバンド仲間のネッドの人の良さにつけ込んで居候しながら、働きもせずぐうたら生活。
もうすぐ開かれる「バンド・バトル」で優勝し、賞金2万ドルをいただくと口ばっかりの言い訳。
その身勝手さが原因でバンドまでクビになる。
そんな時一本の電話。ネッドの仕事の話だ。
お金欲しさにネッドに成りすまし、向かったのは名門私立小学校。
もちろん資格も経験もないデューイに教師が勤まるはずもない。
ここでもぐうたら時間をやり過ごしているだけだったが、ある日音楽の授業を垣間見て・・・。
そこはお金持ち私立のガキ、いや、お子様たちだから、習い事でピアノやギターがうまい子もいる。
彼らを研究課題だと騙し、無理矢理ロックバンドを結成してしまう。
成績アップにつながると信じた生徒はデューイの言いなりに慣れないロックの演奏を始める。
校長にバレないよう、監視映像までつけて練習が続く。
そしてイザ本番という時に・・・。
いい加減なデューイに呆れながら、子供たちは次第に彼に惹かれていく。
勉強第一、規律第一、真面目第一、ロックなんて聞くのも駄目って親たちのプレッシャーに押しつぶされそうになっていた子供たちの目に、デューイは新鮮に映った。
その駄目駄目ぶり、理不尽なわがまま、エゴを剥き出しにした生き方。
そう、彼は自己と自己の本能に忠実な人間なのだ。
自己を誤魔化して生きる親、自分たち、そんな世界とは正反対の世界に住むデューイに、彼らが魅力を感じることに無理はない。
それに、生徒の悩み事には案外真剣に答えたりして、なかなかいい教師ぶりだ。
結局どんなに立派な大人でも、建前と本音は違う。
彼らの中に子供は嘘を見つける。
本音だけで生きる大人は数少ないけど、子供はどこかでそういう大人を探してる。
ま、この映画にそんな理屈はいらない。
笑いたい人、ロック好きな人、必見です。
でも、どこかあったかくなれるシーンもあったりで。
こんな先生だったら、授業楽しいのに(笑)
笑いましたよね
先生と生徒じゃなく、悪がきが優等生を誘い込んでるみたいで楽しい映画でした。
かつ太さん、《ローズ》と言う古い映画を見たことがあります?
私は偶然深夜に見てて、以来ジャニス・ジョプリンが好きになりました
「たけちゃん...ロックは俺にとって神やねん!」
ドラマーのコウヘイ君の言葉に僕も同じように「そうやなぁ~ほんまやなぁ^^」と答えていたのを思い出します。僕自身先に絵を描いていたので作曲、演奏にはまりませんでしたが、生まれ変わったなら音楽に携わりたいくらいです。当時の仕事場のミュージシャン達は僕の事を「お前...隠れミュージシャンやなぁ?」などと言っていました。彼らが好きな音楽は僕も好きだったからです。そう言うテイストを持っているのが「スクールオブロック」なんです。
みんなモロあんな感じです^^ふおぉ~っロックはパッションだぁ~っ!て言う言葉を聞きながら「うんうん...そうだね...君のいうとうりだ!」なんてうなずいたりなんかするのです。内容的には有り得ないような話ですが「ロックの魂」の入ったあの映画はとても素敵に仕上がっています。
「ローズ」...とても悲しいジャニスの映画ですね。ベッドミドラーの映画の中で一番好きな作品なんです。ラストからエンドタイトル....後に「思い出ぽろぽろ」で都はるみさんが唄っているのを聞いて、「違うやろぉ~それはローズやろぉ~っ!」なんて突っ込み入れたのは僕だけではないはずです^^
世代的には、もしかしてこの主人公と近いのでしょうか。
ある意味この映画は、青春期を脱しきれないロック好きの青春映画にも受け取れます。
30代になって、結婚して、髪の毛を気にし始めた元ロッカーが見たら懐かしいような。
夢を諦め切れない人、諦めてしまった人の対比って、わりと私の好きなテーマです。
諦め切れない方の人間なんで。
「ローズ」はもう、感動しました!
やはりnamさんは御存知だったんですね。
ベッドミドラーの歌もいいし、その後に聞いたジャニスも最高です。
台詞みたいに歌ってるところを聞くと、鳥肌が立ちました。
ケータイの着信、ずっと『ローズ』です。