コキーユ~貝殻~
『マディソン郡の橋』を検索したら、映画『コキーユ~貝殻~』にたどり着いた。
この映画も見たこともないし、知らない。
検索して、内容が分かった。
ジャン・コクトー(堀口大学訳)
私の耳は貝のから
海の響きを懐かしむ
この詩には記憶がある。
本棚を探した。
『日本近代名詩選』
あった!
載っていた!
映画はこのジャン・コクトーの詩がポイントになっている。
本をめくっていたら、
三好達治の一節に目が止まった。
ジャン・コクトー、三好達治、『コキーユ~貝殻~』にヒントを得て、
思いついた一節。
ハンカチを少女に渡そうとした。
するりと手から、こぼれて、落ちた。
結ばれることのないハンカチ。
ハンカチでは昔のイメージなので、
今は何に当てはまるか考えた。
ケータイのストラップを少女に渡そうとした。
するりと手から、こぼれて、落ちた。
結ばれることのないストラップ。
想像の翼が自由に羽ばたいている!