水害の被害にあった片付け物を整理している頃のことです。
小学から高校まで一緒だった旧友にばったり出会いました。
彼は後姿でごみを片付けていたので、
「あそこに出してる家具は、ごみじゃありませんよ」
と私が声を掛けました。
振り返って見ると旧友でした。
「おぉー久しぶり!」
と握手を交わしました。
見た瞬間に誰だか分りました。
彼も私の名前を呼んでいました。
高校の同窓会の開催日時を報告しましたが、返事を曇らせていました。
去年も欠席だったので、乗る気ではないようです。
その後もう一度、旧友に会いました。
手を上げて合図しただけで終わりました。
ひとこまのふれあいでした。