この補償という面においては、損傷が破壊でありまた一般に回復できないものである場合には、がんらい損害の質的特殊性状の代わりに、損傷の普遍的性状、すなわち価値が取り上げられざるをえない。(ibid s 90 )ここで観念的にして普遍的かつ客観的な【価値】の概念が取り上げられている。
§98単に外面的な定在あるいは占有に加えられた侵害は、何らかのあり方の所有もしくは財産に加えられた害悪であり、損害である。損傷としての侵害を廃棄することが民事上の補償、すなわち、一般に可能な限りの損害賠償である。
だから(神は本質そのものだから)、神以外になお存在するようなものは、神から切り離されている。神から切り離されているということは本質を持たない、孤立したものであって、単なる仮象と見られなければならない。
reviewさんがリツイート | 2 RT