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ABEMA観戦 2022FIFAワールドカップ グループG第2節 ブラジルvsスイス

2022-11-30 16:34:57 | サッカー視聴記(2022年その他)

<ブラジルスタメン> 4-1-2-3
GK アリソン
RSB エデル・ミリトン CB マルキーニョス CB チアゴ・シウバ LSB アレックス・サンドロ
DH カゼミーロ
IH フレッジ IH ルーカス・パケタ
RWG ラフィーニャ CF リシャルリソン LWG ビニシウス・ジュニオール
<スイススタメン> 4-2-3-1
GK ゾマー
RSB ビドマー CB アカンジ CB エルベディ LSB ロドリゲス
DH フロイラー DH ジャカ
RSH リーダー CH ソウ LSH バルガス
FW エンボロ

参考動画 -ブラジル vs スイス|グループG|FIFA ワールドカップ 2022 | 新しい未来のテレビ | ABEMA

勝つ事を義務付けられている、という歴史を歩んでいるブラジル。
ナショナルチームの集大成であるW杯で悲惨な結果に終わってしまえば、国内では暴動が相次いで起こる(近年ではミネイロンの惨劇とか)程サッカーへの入れ込み具合は大きく。
プレッシャーとの戦いを強いられるなか、ピッチ上では独創的な技を披露して周囲を魅了していくのは異能という他ありませんが、そんな背景故にあくまで勝っているうちはという但し書きが付くでしょうか。

1節・セルビア戦を観た雑感としては、前線5人・後方5人に完全に分かれているかのような錯覚を受ける事がしばしばあり。
守備時はセルビアのビルドアップに対し果敢なプレッシングで奪いにいき、それがかわされて自陣に運ばれても、残りのディフェンスライン+アンカーで相手にフィニッシュを許さず守り切り。
また攻撃時ではその個人技は言うに及ばず、少ない人数で攻めを完結する事が出来るので、サイドバックのオーバーラップも控えめ。
そうしてスコア(2-0)以上に相手を圧倒していきましたが、その最中でネイマールが負傷交代を強いられるなど犠牲も払ってしまい、この試合に臨む事となりました。

ネイマールのみならず、右SBのダニーロも欠場を強いられたブラジル。
そんなイレギュラーぶりにより立ち上がりは精彩を欠き、ビルドアップはスイスのプレッシングに嵌められ、またこちらからのプレッシングもスイスにかわされるという運びとなり。

スイスの前節(カメルーン戦・1-0)は、しっかりとした最終ラインからのビルドアップを下地としつつ、ブラジルとは対照的にSBを積極的に上げていくという印象が特に残り。
特に右SBのビドマーのその姿はまさに「超攻撃的」といった感じで、しばしば最前線にまで張り出して攻撃に絡むシーンを作り出していました。
しかし相手のブラジルが右サイドに不安を抱えているとあり、逆の左サイドからの攻めを目立たせる事となり。
左SBのロドリゲスのボールタッチが多くなり、エンボロやソウも左に開いてボールを受ける事数多。

前節と比べて骨のある相手との戦いとなったブラジル、とても前後分断の趣のみでは太刀打ちできず、組織力を高めての組み立てを強いられ。
20分辺りからセンターバック2人の立ち位置を入れ替え、シウバが右・マルキーニョスが左へとシフト。
それと併せて、右SBのミリトンを含めた3人での最終ラインを根底としたビルドアップの形を定着させるに至りました。

序盤は互角以上といった戦いを繰り広げていたスイスですが、ブラジルがそんな変節により落ち着きを取り戻すと徐々に押され始め。
またボールを握っていてもフィニッシュまで辿り着けず、というポゼッションスタイル故のドツボに嵌りつつあったのも影響し、一旦ペースを失うと見栄えを無くす事となりました。

27分のブラジル、GKアリソンの左サイドへのフィードから、こぼれ球を拾ってそのまま同サイドで前進。
一旦ビニシウスが奪われるも、そのビニシウスがプレスバックでボール奪取して再度攻め込み、逆の右へと展開した末にラフィーニャからクロス。
ファーサイドでビニシウスがフリーとなっており、ボレーシュートで合わせたもののGKゾマーがセーブ。
先制はならなかったものの、流れるような攻めを見せた事で以降ブラジルの独壇場というべき展開となります。

スイスはプレッシングを諦め、自陣で4-5-1の体制を築く事を強いられ。
当然そんな相手の姿勢を見たブラジルは、全員敵陣に進入(GK以外)して攻め上がるシーンを膨らませ、先制点を奪いにいきます。
シウバが3バックの中央というような最終ラインの布陣から、マルキーニョスも積極的にドリブルで運ぶ動きを見せる事でスイスディフェンスを押し込め。
スイスのディフェンスも堅いため中々エリア内を崩せず、フィニッシュはミドルシュートが主となりましたが、それでも攻撃機会を渡さない程敵陣でサッカーを展開していきました。

何とかブラジルの圧力を凌ぐスイス、攻撃開始はGKのゾマーからという事が多く、それも反撃の糸口を見出せない一因となり。
39分にGKゾマーのスローインから左サイドで前進するも、カウンターには繋げられず右サイドに移ったのち一旦作り直し。
再び左サイドから攻め上がり、ロドリゲスのクロスがブラジルDFに当たるも、ニアサイドでバルガスが収めて決定機になりかけましたが(GKアリソンが抑えて)実らず。

終盤にはブラジルがコーナーキック攻勢を迎え。
しかしその最中の44分にスタジアム(スタジアム974)の照明が落ちるというトラブルに苛まれ、その絵図はまさにブラジルの進軍が神風により止められるという表現が似合っていたでしょうか。
結局スコアレスのまま前半が終了します。

守勢を強いられたスイスでしたが、既にセルビアvsカメルーンの試合が引き分けで終わった(3-3)ため、とにかく欲張らない立ち回りを貫いていたでしょうか。
狙い通りとは言わずも、無失点で済ませた事を重く見た感じ。
ブラジルサイドもそれを理解し、相手の狙いを崩さんとしたかハーフタイムに早くも動き。
パケタ→ロドリゴへと交代して後半に臨みました。
そのうえで、入れ替えたシウバとマルキーニョスの位置をスタートに戻す微調整も行われ。

HTを挟んだ事で、消極的だったスイスも再びプレッシングの意欲が高まる入りとなり。
その裏を突かんと、ロングパス・ミドルパスを絡める攻撃に舵を振るブラジル。
左サイドでビニシウスがそのボールを受ける事が何度かありましたが、オフサイドもあり際立ったシーンは作れず。
その一方で後半5分にはスイス・リーダーが、7分にはブラジル・フレッジが反則で警告を受けるという、カードの交錯といった展開にもなりかけ。

そんな立ち上がりの小競り合いを経て、前半は(記録上)シュートゼロだったスイスがゴールに迫り。
8分に長いポゼッションを経て左サイドからジャカが対角線でのミドルパスで一気にエリア内を突き、受けたのはビドマー。
そして右ポケットからグラウンダーでクロスが入り、走り込むリーダーの手前でブラジル・サンドロがブロックして防ぐも尚も継続、拾ったリーダーから戻しを経てソウがシュート。(ブロック)
初シュートで勢いに乗ると、続く9分にも右サイドで上がったビドマーが縦パスを受け、ディフェンスに遭うもこぼれ球を拾ったリーダーから中央へ向かうパスワーク。
そしてエンボロからのラストパスをエリア内左で受けたバルガスがシュート(ブロック)と、主体的な崩しを絡められるようになってきました。
2つの好機に絡んだビドマーの上がりは欠かせない存在であり、その後も中央でポストプレイをする(15分、その後ソウのシュートに繋がる)など単なるSB以上の働きを見せるビドマー。

それでもブラジルの揺るぎは小さく、11分にはエリア内左で中央からのスルーパスを受けたビニシウス、右足アウトサイドでのクロスで惜しいシーンを創出。(ファーでリシャルリソンが跳び込むも合わず)
1点を争う接戦の中でも、美技を絡めるファンタスティックな精神は忘れず。

13分に双方選手交代、ブラジルはフレッジに代えてブルーノ・ギマランイス。
スイスは2枚替えで、バルガス・リーダー→フェルナンデス・シュテフェンと両サイドハーフを揃って入れ替え。
ブラジルもHTでの交代と併せ、これでインサイドハーフが前半から入れ替わった事となりました。
以降アンカーであるカゼミーロを軸として、ギマランイスが下がり目で、ロドリゴが上がり目でボールに絡むというやり口となった攻撃時のブラジル3センター。

迎えた19分、ここも右サイド下がり目でボールを受けたギマランイス、中央のサンドロへパスを送るもズレて流れ。
しかしこれをリシャルリソンが拾いにいった事で、ディフェンスと縺れてさらにこぼれたボールをロドリゴが拾い、スイッチを経てカゼミーロからスルーパスが送られ。
受けたビニシウスがエリア内でカットイン、中央からシュートを放って右サイドネット内側に突き刺します。
ようやく先制……と思われた所でVARが介入すると、抜け出したビニシウスではなく、その前にボールを拾いにいったリシャルリソンの戻りオフサイドという事が発覚。
ゴールは認められず、0-0のまま試合は再開される運びとなりました。

それでもこの場面でシュートに持っていったビニシウス、その後もスイスの脅威となり続け。
24分にはドリブルで左サイド奥に切り込んだ所で(アカンジに)反則を受けてフリーキックを誘発し(FKからはシュートまでいけず)、26分にはカウンターから再び左サイドで前進したのちエリア内へスルーパス、走り込んだリシャルリソンがシュート(ブロック)という具合。
ブラジルは28分に再度交代カードを切るも、退いたのはリシャルリソンとラフィーニャ(ガブリエル・ジェズスとアントニーを投入)であり、ビニシウスの脅威を残すという采配が選択されました。

いつの間にやら、再び専守という体勢を強いられたスイス。
30分にソウ・エンボロ→アエビシェール・セフェロビッチに交代しても、攻撃リズムを掴む事すら許されない時間が長くなります。
ブラジルも26分以降フィニッシュまで辿り着けずと、スイスの守備力を崩すのは容易では無く。

引き分けの予感も高まる中、双方とも勝ち点4で3節を迎えるという思惑に(勝手に)納得するという流れで時計は進んでいき。
そしてそのまま終盤が間近という所で、ついに均衡が破れる時が訪れます。
崩したのはやはりブラジルで38分、(右サイドからの前進ののち)最終ラインでの繋ぎにギマランイスが絡み、左へと展開してビニシウスがサイド奥を伺うと見せかけてカットインでエリア手前へ。
そして中央へのパスをロドリゴがダイレクトでエリア内へ送ると、そのロドリゴを既に追い越していたカゼミーロがすかさずシュートを放ち、ブロックを掠めてゴール右へと突き刺さるボール。
この日の見所となっていた、ビニシウスとセンター3人の関係性が見事に絡んだ先制ゴールとなりました。

41分に両チームとも最後のカードを切り、スイスはビドマー→フライへと代え、フライがトップ下に入った事でアエビシェールが右SHへ・フェルナンデスが右SBへ・シュテフェンが左SHへシフト。
一方のブラジルはサンドロ→アレックス・テレスへと交代。

代わって入ったテレスも攻撃に絡み、尚もブラジルが好機を作り続ける一方で、スイスはチャンスらしいチャンスも訪れず。
アディショナルタイムに突入し、左サイドからロドリゲスが連続してクロスを入れるという攻めを見せたスイスですが、それを凌がれてカウンターに持ち込まれると事実上の終戦宣言となります。
CKを絡めながら、ひたすら左サイドでボールキープを続けるブラジルに対し脱出するのも一苦労となり。

結局スイスに好機は生まれる事無く、1-0のまま試合終了となりました。
スイスが3節に賭ける事となった一方で、連勝でグループリーグ突破を決めたブラジル。
それでも目標は5大会ぶりの優勝であり、本当の戦いはまだこれから、という思いは強い事でしょう。

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ABEMA観戦 2022FIFAワールドカップ グループD第2節 フランスvsデンマーク

2022-11-28 16:01:30 | サッカー視聴記(2022年その他)

<フランススタメン> 4-2-3-1
GK ロリス
RSB クンデ CB バラン CB ウパメカノ LSB テオ・エルナンデス
DH チュアメニ DH ラビオ
RSH デンベレ CH グリーズマン LSH エムバペ
FW ジルー
<デンマークスタメン> 3-4-2-1
GK シュマイケル
RCB アンデルセン CCB アンドレアス・クリステンセン LCB ネルソン
RWB ラスムス・クリステンセン DH ホイビュア DH エリクセン LWB メーレ
IH リンドストローム IH ダムスゴー
FW コーネリウス

参考動画 -フランス vs デンマーク|グループD|FIFA ワールドカップ 2022 | 新しい未来のテレビ | ABEMA

前回(2018年)王者のフランス。
当然連覇の期待が掛かるという今大会ですが、故障者続出で本来スタメン出場するべき選手が軒並み離脱しているとの事であり。
そんな苦境を感じさせない1節(オーストラリア戦・4-1)の快勝ぶりでしたが、放送席によると失点した守備面で首脳陣はお冠だったようで。
この日はバランが復帰した事もあり、センターバックを1枚入れ替えて(コナテ→バラン)臨みました。

4-1-2-3というフォーメーション紹介でしたが、守備時にはドイスボランチ(チュアメニ、ラビオ)システムで構えていたフランス。
4-5-1のブロックから、プレスに向かう際はグリーズマンが前に出て4-4-2の布陣になるというのが前節の大まかな守備時の布陣。
しかしこの日はそこからマイナーチェンジし、守備時は常時4-4-2というスタイル。
しかもその内容がやや変則で、左サイドハーフのエムバペが前残りし、ジルーとの2トップ状態と化し。
空いた左にはラビオが固め、グリーズマンがボランチの位置に降りるという、エムバペの攻撃力を常時最大限に生かさんとする意図が見られました。

その変節に馴染むのに時間を要したか、立ち上がりはデンマークのボール保持に対し構える時間が長くなり。
そのデンマークも、サイドに送ってはスローインを獲得、そこから好機を作るもフィニッシュには繋がらずという攻撃を繰り返し。
縦パス→ポストプレイの繰り返しで隙を作る姿勢も時折見られたものの、非効率的な攻めで時間を費やしていきました。

フランスは様子見ともいえる時間を終えると、攻撃面で牙を剥き始め。
右にデンベレ・左にエムバペが控える両サイドの破壊力は説明不要であり、そこに左サイドバック・Tエルナンデスの上がりを加える事で脅威度を上げ。
前節レギュラーのリュカ・エルナンデスの負傷による交代で、棚ぼた的に出番を得たTエルナンデスでしたが、皮肉にもそこから果敢なオーバーラップで左サイドの推進力を役割に努める事となりました。
この日もその姿勢は変わらず。

前半10分に、その2人(Tエルナンデス・エムバペ)のワンツーで奥を突いた末にTエルナンデスクロスが上がり、ファーサイドでラビオが折り返し。
そしてジルーがフィニッシュにいきましたが、シュートは空振りしてしまいモノに出来ず。
しかしここから眠れる獅子が目を覚ましたかのように攻勢に入り、デンマークはその守備対応に四苦八苦。
12分にはポストの体勢に入ったエムバペがアンデルセンに倒されての反則で、左サイドでのフリーキックからの攻めでさらに右コーナーキックへ移り。
キッカー・グリーズマンのクロスをニアサイドでバランがフリック気味でのヘディングシュート、ゴール前でメーレがブロックして防ぎます。
20分にはデンマークの攻撃を切ってからのカウンターで、グリーズマンのスルーパスにエムバペが中央で抜け出し、決定機になりかけた所をAクリステンセンに後ろから倒され。
いかにもDOGSOっぽい反則となりましたが、主審が突き出したカードは黄色止まりと、何とか命拾いしたデンマーク。
このFKからも、右へ展開ののちデンベレのクロスにラビオがニアサイドで頭で合わせ、GKシュマイケルがこのシュートをセーブと脅かし。

デンマークの攻撃、パスは回るもののフィニッシュには辿り着けない、という時間が長らく続き。
ボールポゼッションによりフランスの攻撃機会を減らす効果はあれど、守備時にはプレッシングも掛けず、素人目でも「ペースを落とした支配運び」という印象を抱かざるを得ないサッカーだったでしょうか。
一方のサイドで前進する姿勢から、逆サイドのウイングバックへとフィードを送るという狙いは窺えましたが、一辺倒の感は拭えず容易に対処され続け。

30分にクンデがエリア内からシュート(ブロック)、33分にグリーズマンがエリア内左からシュート(GKシュマイケル足でセーブ)、34分にラビオがシュート(ブロック)とひとしきりデンマークゴールを脅かすフランス。
デンマークサイドの退潮が著しくこのままでは……といった流れでしたが、36分にフランスのセットプレー(FK)による攻撃からカウンターに持ち込み。
スルーパスの連続で一気にエリア内へ運び、最後はコーネリウスのエリア内右からの強烈なシュートが放たれたもののゴール右へと外れ。
ようやく目の覚める初シュートを生み出すと、38分には左サイドでのパスワークからサイドチェンジを敢行、受けたRクリステンセンが奥へ切り込んでのカットイン。
Tエルナンデスを股抜きでかわしてエリア内を突くも、入れられた低いクロスは際どいボールながらも誰も合わせられずと、にわかに押し返し始めました。

しかしその間にも37分にフランスが決定機、右サイドからのクンデのクロスをエムバペが足で折り返し、ジルーがヘディングシュート。(ゴール右へ外れる)
フランスの攻撃に圧倒されているという全体の印象は変えられず。
ボランチの位置で攻撃を組み立てていたエリクセンも、45分には自ら持ち運び遠目からミドルシュートを放ったものの、枠外に終わり苦し紛れ感を拭えませんでした。

前半のうちに先制したいフランスも、それを果たせぬままアディショナルタイムへ。
そのATではエムバペが左ワイドからカットインを経てミドルシュートを放ちましたが、フリックでコースを変えにいったジルーのセルフブロックの形になってしまい、跳ね返るという珍妙なフィニッシュシーンもあり。
結局スコアレスのまま前半終了と相成りました。

ハーフタイムに選手交代を敢行したのは前半劣勢だったデンマーク。
コーネリウス→ブライスワイトと、1トップを代えて後半に臨みました。

デンマークは多少プレッシングの意欲は上がったものの、それでも前半とほぼ同じ図式となった後半の試合展開。
後半5分、デンマークの攻撃をエリア内で切ったフランスが速攻気味に前進、グリーズマンのミドルパスを受けたエムバペが左サイド奥へ切り込み。
カットインでエリア内左へ切り込んでからクロスを入れ、収めたデンベレの叩きに走り込むエムバペでしたが、ここはGKシュマイケルが抑えて撃てず。
11分にも縦パスを受けたエムバペが切り返しでアンデルセンを剥がしてドリブルに入り、そのままエリア内を突いてシュートするも、ここもGKシュマイケルのセーブに防がれ。
縦に速い運びへと切り替えたフランスの攻撃により、強烈な個の力を発揮し始めるエムバペ。

再び苦しくなってきたデンマークですが、勝利のチャンスはまだ残されている状況。
引き分け狙い(強敵フランス相手に勝ち点1で凌ぎ、3戦目の勝利に掛ける)が露骨という訳で無ければ、どこかで積極的にならなければならない立場であり。

そんな思惑との戦いを強いられていたでしょうか。
迎えた16分、バックスタンド側のサイドでボールの奪い合いとなると、拾ったフランス・チュアメニに対してゲーゲンプレスを掛けるデンマーク。
しかし一旦遮断するも、再度拾ったチュアメニの逆サイドへの展開により、フランスが左サイドで独走する体勢を作られてしまいます。
絡むのは当然エムバペとTエルナンデスの2人であり、ボールを持ちエリア内左を伺うエムバペのスルーパスに走り込んだのはTエルナンデス。
そして奥から入れられた彼のマイナスのクロスをニアで合わせたのはエムバペと、2人で崩しきってゴールネットを揺らします。
難攻不落のGKシュマイケルをついに破り、先制点に辿り着いたフランス。

すかさず選手交代を敢行したフランスベンチ。
大ベテランのジルーに代えてテュラムを投入と、離脱者に悩まされている現状を反映したコンディション重視の采配だったでしょうか。

先手を取られたデンマークでしたが、ボールポゼッションの下地は作れているので、後はどれだけ前を向けるかという勝負。
前半はとにかくWB頼みのサイド攻撃でしたが、後半になってからはシャドーやFWのクロスが見られるなど、人数を掛けて崩すという姿勢が強まり。

そして22分、敵陣で左→右→左へとサイドを振った末に、エリア内右へのスルーパスに走り込むリンドストローム。
クロスはブロックされるも右CKへと移り、キッカー・エリクセンのクロスがニアサイドを突き。
合わせにいったアンデルソンは落としを選択すると、中央でAクリステンセンが跳び込んでヘディングシュートを放ち。
2段構えのヘディングにフランスディフェンスも成す術無く、ネットが揺れて同点に追い付いたデンマーク。

これで流れは判らなくなり、それを象徴するように先に決定機に辿り着いたのはデンマークで28分。
左サイドからの攻めでメーレのスルーパスに走り込むダムスゴーと、再びシャドーがクロスを入れる形となり、入れられたマイナスのクロスを合わせたのはリンドストローム。
放たれたシュートはGKロリスがナイスセーブ、跳ね返りをブライスワイトが詰めにいくもクリアされ撃てずと、ここで決めきれなかったのは痛かった。

この直後にダムスゴー→ドルベアへと交代したデンマーク。
一方のフランスも、両翼の片割れであるデンベレの交代に踏み切ったのが30分。(コマンと交代)
同時に、コンディションを考慮し復帰したてのバランも退きます。(コナテと交代)

これで一層エムバペを押し出す攻撃へと傾倒したでしょうか。
31分にエムバペのカットインでCKを獲得すると、ここから4本続く事となるフランスのCK攻勢。(キッカーは全てグリーズマン)
2本目の右CK、ファーで跳び込んだチュアメニのヘディングシュートが放たれるもデンマーク・メーレのブロックに阻まれ。
尚も続き3本目、一旦跳ね返るも右サイドでコマンが拾い、再度上げられたクロスを今度はクンデがヘディングシュート。
これも眼前でDFに当たって4本目に移行と、意地と意地のぶつかり合いという様相が描かれます。
この4本目からも、跳ね返りを経て左からTエルナンデスのクロスが上がり、ファーサイドでラビオがバイシクル気味にボレーで合わせ。(枠外)
その殆どをフィニッシュに結び付けるも、ゴールは割れなかったフランス。

その後も、守備時にはテュラムが左サイドに降りてブロックに加わるシーンも作る(35分)など、エムバペを攻撃の橋頭堡とする姿勢は一貫させるフランス。
しかし36分にデンマークの右サイドからのスローインで、投げられたボールをウパメカノがクリアミス、拾ったドルベアが奥からグラウンダーでクロス。
そしてブライスワイトが合わせてシュート(枠外)と、ミスから危ういシーンが生まれた事でにわかに悪い流れに。
37分にチュアメニとラビオの味方同士で交錯し、チュアメニが痛んでしまい。
再び故障者か……とフランスサイドが顔を真っ青にするようなシーンとなりましたが、ピッチ外→復帰という流れでプレーを続けたチュアメニ。
そんな王者の隙を突かんとデンマークは攻勢に入るも決め手に欠き。
40分にデンマークがリンドストローム→ノアゴーへと代え、ともに交代機会を一度残した状態で終盤戦へ突入します。

膠着状態を強いられたフランスは41分、落ち着きを取り戻さんとするようにエムバペとは逆の右サイドから組み立て。
裏へのパスで奥を突き、受けたコマンの戻しからグリースマンのクロスがファーサイド奥へ上がり。
そこに走り込むのはエムバペで、右足ももで合わせたシュートがゴールに突き刺さり。
今度はクロスのフィニッシャーに専念という形となったエムバペ、この日2ゴール目と流石の貫禄を見せ付けました。

再び追う立場となったデンマーク。
ブロックを固める姿勢を取るフランス(それでもエムバペの前残りは変わらず)に対し、その外側でパスを繋ぎ隙を伺わんとするも、時間が決定的に足りず。
44分にアンデルセンがミドルシュートを放つもブロックに阻まれるという具合に、遠目からのフィニッシュへの傾倒を余儀なくされます。

そしてATに突入すると、フランスのカウンターに脅かされる色の方が強くなり。
裏へのロングパスに走り込んだエムバペ、放たれたシュートがゴールを脅かしたものの、GKシュマイケルがキャッチしてハットトリックとはいかず。
その後そのエムバペがデンマーク・バー(Rクリステンセンと交代、AT)に反則を受けて倒れ込み、再び顔面蒼白といったシーンを強いられるフランスでしたが、無事に立ち上がり事無きを得ます。
連覇のキーマンは文句無しでこの男、というような活躍だっただけに、故障者続出の流れに巻き込まれるのだけは避けたい所でしょう。

結局2-1のまま動かずに試合終了。
連勝でグループリーグ突破を確定させたフランス、まずは順調といった2戦となったでしょうか。

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2022年のサッカー視聴記まとめ ~J2ボトムハーフ

2022-11-24 16:02:58 | 記事index

※トップハーフはこちら
※J1・J3・カップ戦はこちら

・ブラウブリッツ秋田

4節H新潟戦 -「超秋田一体」の戦いで、強敵を破る

8節H岩手戦 -東北圏での戦い、パワーサッカーをぶつけ合う

15節H横浜FC戦 -強豪相手に価値ある勝利、で浮上といきたかったが……

19節A町田戦 -デュエル勝負は慣れた相手に、それだけでは苦しく

26節A甲府戦 -相手の対策は盤石で、パワーサッカーは不発

29節A金沢戦 -4-4-2同士の戦いを圧勝で制す

36節A東京V戦 -プレッシングは控えめながらも守り切る

39節A熊本戦 -ひたすらボールを持たれただけに、相手ミスからの得点は大きい

41節A岡山戦 -相手の悲願達成の雰囲気をひっくり返す高速カウンター

42節H仙台戦 -5戦無敗でフィニッシュ、路線継続の来季はどちらに振れるか

・水戸ホーリーホック

6節H熊本戦 -自然に逆らう?事で相手を上回る

8節A群馬戦 -守勢に回ると脆さが露呈するのは前年までと変わらず

11節H山口戦 -「相手選手が倒れている間に得点」の応酬で、乱打戦を制す

15節H町田戦 -5連戦の最終戦、苦しみながらもドロー

19節A千葉戦 -3バックで挑んだのは失敗か、後半の打開策も効果は今一つ

25節A町田戦 -厳しい戦いも、(双方の)システム変更で流れが一変し大逆転

29節H大宮戦 -最小リードも、苦しむ相手を寄せ付けず

32節A山口戦 -崩し方を忘れたのか?と疑いたくなる拙攻続き

37節A新潟戦 -内容的にどうにもならずも、直接FKをモノにしていればあるいは

39節H千葉戦 -若さゆえの……という試合展開、そんなチームを作った指揮官も試合後に……

42節H群馬戦 -逆転、そしてダービーも逆転で制す

・ツエーゲン金沢

3節H町田戦 -ピッチに(一瞬)吹き荒れた雪の通り、お寒い結果に

6節A長崎戦 -荒っぽくなった試合は相手に混乱を齎したようで

10節H甲府戦 -前半の試合運びが致命的、折角の先制点が台無しに

18節A東京V戦 -劣勢のなか奪った先制点が綺麗に流れを変える

21節H横浜FC戦 -大観衆の後押しを受けて勝ち点を得る、という定番の流れか?

24節H徳島戦 -後半攻勢も、結局は開始直後の失点が響く結果に

27節H新潟戦 -力の差か、取り組んでいるサッカーの差か

29節H秋田戦 -続く大敗、相手対策もままならずという疑惑が

33節A甲府戦 -マンマークの責任を取り戻す、豊田の得点力とトレードオフか?

40節H琉球戦 -良い所は少なく、背水の陣の前に屈した格好

42節H栃木戦 -ようやくのクリーンシートも、反面攻撃陣は冴えず

・FC町田ゼルビア

3節A金沢戦 -波状攻撃で文字通り相手の強固な守備を打ち破る

10節H山形戦 -度重なる監督の異議で流れが悪くなったか?

15節A水戸戦 -退潮著しい連戦の中、3バック変更で押し込むものの……

19節H秋田戦 -球際の強さとパスサッカーを両立させた差を結果に表す

25節H水戸戦 -監督不在の影響か?終盤は完全な劣勢で痛い大逆転負け

31節A千葉戦 -アクシデント数多の泥仕合も、最後に制すればスッキリ

35節H山口戦 -裏狙いもオフサイドを量産してしまい勢いが萎む

39節A徳島戦 -監督退任のニュースも起爆剤とはなり得ず、早まった感が

42節A新潟戦 -相次ぐ負傷交代、後味の悪さが残った最後の試合

・レノファ山口FC

4節H琉球戦 -内容は良いが敗戦という、今季の流れを定着させるような試合

8節H大宮戦 -終始優勢、迷走感露わな相手との差はスコア以上にあり

11節A水戸戦 -点の取り合いで根負け、勝利への執念は見えたが……

16節A甲府戦 -終盤数的優位となるも、道中の内容から負けなくて良かったようであり

21節H岡山戦 -決定機を分厚い壁に阻まれ続け……

23節H甲府戦 -不運な形での失点を跳ね返す逆転勝利

27節A熊本戦 -橋本離脱もあり、厳しい戦いに

30節H山形戦 -システムを変更しての2試合目、善戦も悔しい敗戦

32節H水戸戦 -泥沼脱出は、数的不利でリードを守りきる胸すく試合

35節A町田戦 -フォーメーションもチーム特性もまさにミラーマッチ

40節A大宮戦 -プレスでは無く、強固なブロックを前にして混乱に陥る珍しい例か

42節H千葉戦 -後半に大きく失速と、課題を残して終了

・栃木SC

2節A東京V戦 -ショートカウンターの機会は数多も結果が出ず

5節A岩手戦 -以前の自分達の姿を目の当たりにしての戦いは?

14節H山形戦 -引き分け良し、の立ち回りが出来ず……

20節H長崎戦 -最後は古巣の助っ人のゴラッソにに全てを覆される

25節H東京V戦 -前半の同カードと同様、良い流れで得点出来ず……

30節A熊本戦 -ビルドアップvsプレッシングの勝負で敗れる

34節H群馬戦 -最後の最後で追い付かれ、ダービー制覇は持ち越し

37分A大宮戦 -強度の高いプレッシング合戦、とは程遠かった一戦

42節A金沢戦 -この日もプレスは控えめ、来季に向けての策か?

・ヴァンフォーレ甲府

4節H山形戦 -ホームで諦めは許されず、最後の最後に追い付く

10節A金沢戦 -攻撃的なチームという観点では、4点目を奪えなかった事が苦戦の要因というべきか

16節H山口戦 -数的不利となっても勝利の可能性は失わず

23節A山口戦 -白熱ぶりがラフプレーへと傾倒、最後は指揮官も警告を受ける

26節H秋田戦 -イレギュラーなキャプテン退団も、新たなスタートの切欠か

30節H琉球戦 -怪鳥に脅かされるも、大量得点で上回る

33節H金沢戦 -助っ人総集結?も結果に繋がらないジレンマ

38節A大分戦 -善戦するも結果は全くついて来ないというジレンマ

42節H岩手戦 -ホームへの凱旋試合、「楽しむ」という指揮官のコメント通りの後半

・大宮アルディージャ

3節H熊本戦 -ディフェンスラインに傷も付き、痛い逆転負け

5節H徳島戦 -後半から優勢も、スコアの通り時既に遅し

8節A山口戦 -良い時間帯は殆ど無く、早くも窮地なリーグ戦

15節H岩手戦 -フロントのテコ入れありと、手を打つのは早かったが……

22節A千葉戦 -カウンター中心に勝ち越しを狙うも、その練度は低く

27節A琉球戦 -是が非でも勝ちたい裏天王山も、沖縄の地で良く勝ち点を得たというべきか

29節A水戸戦 -スタミナ面で不安のある相手にも攻勢を掛けられず……

31節A仙台戦 -上位相手にもやれる、という意識は何より大きいはず

37節H栃木戦 -我慢の前半戦、ケチャドバの後半戦

40節H山口戦 -コンパクトな守備からカウンター、の典型例で結果を掴む

42節H長崎戦 -緊張感ある残留争いから抜け出した末の、オープンな最終戦

・ザスパクサツ群馬

3節A仙台戦 -のちの上位クラブに果敢に立ち向かい、勝ち点を得る

8節H水戸戦 -デュエル合戦で意気軒昂となるのは流石「組長」のチームか

13節H横浜FC戦 -絶望的な点差でもファイティングポーズを崩さず

16節A岡山戦 -ビルドアップで苦難する相手を尻目に、1点を奪い勝ちきる

22節A長崎戦 -個の力で劣るうえに、10人になってはやはり厳しく

28節A山形戦 -意地と執念で掴んだ久々の勝利

34節A栃木戦 -追い付いてのドロー、を一際輝かせる要素となったGKのシュート

41節H岩手戦 -この日のみでチーム総得点の7分の1を叩き出す残留決定劇

42節A水戸戦 -紙一重の差で届かなかったダービー制覇

・FC琉球

2節H千葉戦 -薄い守りを相手の助っ人1人に切り裂かれる……

4節A山口戦 -ジョーカー投入が綺麗に決まっての逆転劇

9節H岡山戦 -「何処かで決定機をモノにしていれば……」という嘆きは守備の弱さから来るものか?

13節H新潟戦 -相手の強度が落ちないと機能しない攻撃

20節A山形戦 -内容の割に結果は振るわず、気が付けばリーグの底辺に

27節H大宮戦 -ガテン系サッカーで残留争いを勝ち抜く覚悟は出来たか?

30節A甲府戦 -結果的には敗戦も、サダム・スレイ中心の一本軸を作り上げれたか

40節A金沢戦 -勝利どころか得点すらない、という状況で迎えた崖っぷち

42節H大分戦 -ホームで逃げ切り勝ち、出直しへの第一歩か

・いわてグルージャ盛岡

5節H栃木戦 -パワーのぶつかり合いで無事勝ち点1を確保

8節A秋田戦 -J3から這い上がった東北勢同士の戦い、感慨深いものがあり

15節A大宮戦 -何があっても屈しない、という戦いをウィルス禍の代替試合で見せたのは大きいか

21節A東京V戦 -相手の采配ミス?に付け込み、勝ちに等しい引き分けか

26節A長崎戦 -再び2点ビハインドを追い付いての引き分け、粘りは上位レベルか?

33節H新潟戦 -勝敗的にはPK失敗が直結も、内容には明らかな差が

37節A熊本戦 -リードされてから積極性を取り戻すも、結局は泥縄

41節A群馬戦 -引き込むべきライバルに対し、屈辱的スコアで決められる……

42節A甲府戦 -J2最後のゲームも良い所は殆ど無く、最下位が確定

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2022年のサッカー視聴記まとめ ~J2トップハーフ

2022-11-24 16:00:59 | 記事index

※ボトムハーフはこちら
※J1・J3・カップ戦はこちら

・アルビレックス新潟

4節A秋田戦 -敵地でパワーサッカーに押し負ける……

7節A千葉戦 -上昇機運に乗る前の試合、まだポゼッションは盤石では無く……

13節A琉球戦 -大胆なターンオーバーの中の勝ち点1は妥当か不覚か

20節A徳島戦 -ゲームを支配した割にはシュート数は伸びず

23節A横浜FC戦 -上位対決で敗戦も、その後も自動昇格圏争いはヒートアップ

27節A金沢戦 -相手に一矢の希望も許さずの快勝

33節A岩手戦 -プレッシングに対する打開策を取り揃え、上位の秩序を発揮

37節H水戸戦 -大幅ターンオーバーでもしっかり首位固め

40節H仙台戦 -盤石ぶりは大一番でも全く変わらず、昇格決定

42節H町田戦 -手間取ったものの、結局は盤石であったポゼッション

・横浜FC

2節H長崎戦 -辛抱強くコーチ業を全うした経験は伊達では無かった?

5節A岡山戦 -同点弾を齎した助っ人も、夏場の移籍でチームを去る事に……

13節A群馬戦 -3点リードが一転、正GKの働きが無ければ敗戦も……

15節A秋田戦 -ビルドアップ能力の陰りが、パワーサッカー相手で顕著に

21節A金沢戦 -先制するも流れは得られず、判定に対する苛立ちも顕著

23節H新潟戦 -可変システムに辿り着き?上位対決を制す

28節A東京V戦 -代役起用のGKが勝利を呼び込むセーブ

32節H岡山戦 -後半劣勢の中、長距離カウンターを綺麗に完遂

36節A山形戦 -内容でも詰まりを感じさせ、いよいよ陥落の危機が……

38節A長崎戦 -5バックでガッチリ守り、アクシデントにも動ぜず

42節A熊本戦 -カウンターで撃ち合いに持ち込み逆転勝利

・ファジアーノ岡山

5節H横浜FC戦 -マンパワーを活かしたサッカーをするも、後半押し込まれ続ける

9節A琉球戦 -微調整が奏功、やはりドイスボランチが合っているようで

16節H群馬戦 -「QBK」は、決定機逸だけで無く失点も齎してしまう

21節A山口戦 -組織的なサッカーを打ち砕くのはやはりマンパワーなのか

26節A大分戦 -難しい試合も、流れを変えてくれるジョーカーの存在は大きい

29節H千葉戦 -先制しカウンターで脅かすも、逆にカウンターを浴びてしまい……

32節A横浜FC戦 -激しいメンバー落ちを強いられた中で善戦したが……

再開8節A山形戦 -FKでしっかり得点した、という事で前回対戦よりも良かったか

36節A徳島戦 -「守備の堅さ」=パスワークを遮断する能力では無かった

41節H秋田戦 -今季初の……で自動昇格の望みが無くなる

42節A東京V戦 -悲願の昇格に向けPOへ……という機運は内容に反映されず

PO1回戦H山形戦 -ホームでの大舞台、しかし披露されたのは苛立つ姿

・ロアッソ熊本

3節A大宮戦 -特異なフォーメーションはバージョンアップ?され今季も健在

6節A水戸戦 -追い風をアテにしすぎたか?逆に風に翻弄される

9節A東京V戦 -白熱のシーソーゲームも、決め手は相手のビルドアップ能力の衰退か

16節A大分戦 -後半は劣勢も、元J1相手にも屈せず

27節H山口戦 -膠着状態を打ち破った右翼のパワー

30節H栃木戦 -相手の対策・プレッシングを上回って勝負あり

37節H岩手戦 -プレーオフ圏を固めつつ、ラスト5戦を迎える

39節H秋田戦 -ミスにより久々の敗戦、小休止と割り切りたい

42節H横浜FC戦 -個の力の差をカウンターという形で見せ付けられる

PO1回戦H大分戦 -プレス対策に難儀、回答はロングボール

PO2回戦H山形戦 -運動力・組織力をフルに発揮し、とうとう最後の舞台へ

PO決定戦A京都戦 -J1仕込みのプレッシングに難儀の末に、最後の最後に辿り着いた決定機が……

・大分トリニータ

7節A仙台戦 -5レーンを意識したパスワークが冴える

9節H徳島戦 -ルヴァン杯の存在に苦難する者同士の戦い

16節H熊本戦 -相手の変則フォーメーションを意識し過ぎたか?奇をてらい敗戦

24節H千葉戦 -相手の息切れもあり、逆転劇を演じる

26節H岡山戦 -暑さの中苦しい試合、引き分けは御の字か

31節A徳島戦 -メンバー的に息切れは仕方ない、とも言えようが……

35節H仙台戦 -前回対戦時と同様、内容でも圧勝といった試合

38節H甲府戦 -ホームで熱戦を制し、ラストスパートの体勢は整ったか

41節H山形戦 -PO圏決定後のホームで、相手の立場との差が明確化

42節A琉球戦 -様々に形を変えるも、相手を上回れず

PO1回戦A熊本戦 -奇襲成功も、そのままウノゼロとなれば格好良かったが

・モンテディオ山形

4節A甲府戦 -前年の得意な流れから勝てず

6節H東京V戦 -またも先行逃げ切り出来ず

10節A町田戦 -背番号10の個人技が炸裂も、全てをひっくり返すには至らず

14節A栃木戦 -終了間際の退場劇で勝利を呼び込む

20節H琉球戦 -離脱者続出で苦境も、それを吹き飛ばす大勝

23節A仙台戦 -何年ぶりかのみちのくダービー、相手が眩しい……という事は決して無いはず

28節H群馬戦 -得点出来ず焦る、という流れが顕著に

30節A山口戦 -最後の樺山のシュートは決めて欲しかったところ

再開8節H岡山戦 -先制点献上は仕方無い、そのまま得点出来ず敗戦も仕方無い……か?

36節H横浜FC戦 -崩しの差で完全に上回り、スコアにも反映

38節A東京V戦 -田んぼサッカー、中断、ビハインドと三重苦

41節A大分戦 -必勝が条件の中見せた初?の守備的采配

42節H徳島戦 -今度は弱点を執拗に突く攻撃、勝負への拘りが実った最終盤

PO1回戦A岡山戦 -3試合連続で3-0の勝利、勢いを維持

PO2回戦A熊本戦 -終始押され気味のなか、良く戦ったというべきか

・ベガルタ仙台

3節H群馬戦 -攻撃権は支配するも、スコアレスが示す通り盤石では無く……

7節H大分戦 -この時点では今一つな組織力、相手に上回られる

15節A長崎戦 -恩返し弾が2発も炸裂

23節H山形戦 -上位を快走中も、それ故?の唯我独尊的スタイルには異議あり

28節H長崎戦 -判定の不運には同情も、「ホームの雰囲気」に頼りすぎやしないか

31節H大宮戦 -まさかの前半3失点、キックオフのリスタートが拙すぎ

35節A大分戦 -伊藤監督の初陣、時間が足りない状態ではやはり厳しく

40節A新潟戦 -目の前での昇格決定に加え、とうとうPO圏からも滑り落ちる危機

42節A秋田戦 -凋落傾向は止められず、6位に入ったのが山形というのが皮肉

・徳島ヴォルティス

5節A大宮戦 -引き分け地獄を勝利で絶った、はずだったが

9節A大分戦 -ポゼッションとシュート数が反比例する状態で先制されるのは致命的

14節H千葉戦 -終盤に息切れも、指揮官の執念も形に表れ逃げ切り

20節H新潟戦 -同じボール支配では相手に上回られ、シュート数も伸びず

24節A金沢戦 -後半は危うい試合運びも、何とか守り切る

31節H大分戦 -2点差を追いつく劇的展開も、結果は過去5試合と同じ引き分け

27節A東京V戦 -ウイングを失った相手に対し見せ付けるような先制点

36節H岡山戦 -GKの活躍が無い程に試合運びは盤石

39節H町田戦 -らしくない試合運びも、超攻撃的サイドバックが躍動

42節A山形戦 -最後に露呈してしまった超攻撃型サイドバックの弱点

・東京ヴェルディ

2節H栃木戦 -スコア的には完勝も、一歩間違えていれば……

6節A山形戦 -陰りが見えるポゼッション能力のなか、何とか分ける

9節H熊本戦 -これまでの内容からは意外というべきか?今季初黒星

18節H金沢戦 -攻勢から一転し、まさかの完敗に

21節H岩手戦 -声出し応援がブーイングを招く結果となり、この後監督交代に

25節A栃木戦 -2戦とも危うい内容ながらのダブル達成

28節H横浜FC戦 -山本移籍決定直後のキックオフ、影響はあったのか?

27節H徳島戦 -土壇場でGKがシュートを放つも、2018年昇格POの再現はならず

36節H秋田戦 -崩しのアイデアが無く、猛攻実らず

38節H山形戦 -連戦の最後、干天の慈雨を浴びて生き返ったか?

42節H岡山戦 -視野はプレーオフ、という相手に締まった試合で閉め

・ジェフユナイテッド千葉

2節A琉球戦 -出鼻を挫かれた前節から挽回

7節H新潟戦 -相手のボール支配に屈せず、最後に報われる

14節A徳島戦 -恩師の訃報に対し、報いる事は出来ず……

19節H水戸戦 -逃げ切っての勝利も、危なげ無いという印象が無いのは何故か

22節H大宮戦 -ハイボールでの勝負、ツインタワーはやはり強力

24節A大分戦 -厳しい大逆転負け、飲水タイムが無かったのは不可解

29節A岡山戦 -田邉獲得でようやく本来のフォーメーションへ

31節H町田戦 -前段階でもスクランブルなうえ、試合中にもアクシデントと受難続き

34節H長崎戦 -プレスにいくも嵌められず失点、とあれば普段の後ろ重心は仕方無いのか

39節A水戸戦 -ひたすら守って終盤に押し返す、老獪な試合運び……なのか?

42節A山口戦 -昇格の可能性は失せたが、抱えていたプレッシャーも無くなる

・Ⅴ・ファーレン長崎

2節A横浜FC戦 -完成度の差で大きく後れをとる

6節H金沢戦 -新助っ人の扱いに苦難する松田監督、結局最後までこれが足枷に

15節H仙台戦 -「攻撃の中心=バランスブレイカー」なのか?

20節A栃木戦 -点の取り合いを制すも、松田体制らしくない試合故のちに……

22節H群馬戦 -暫定監督の下での試合、数的優位もあり満足な結果に

26節H岩手戦 -2点リードを追い付かれ、新政権の歩みに陰り?

28節A仙台戦 -最悪なスタジアムの空気の中、上位相手に貴重な勝利

34節A千葉戦 -急造的な最終ラインが見事に結果を出す

38節H横浜FC戦 -内容は悲惨の一言、連戦故に仕方無い……のか?

42節A大宮戦 -守備面は改善出来ずも、前への推進力で来季に繋げたか?

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2022年のサッカー視聴記まとめ ~J1・J3・カップ戦

2022-11-22 16:03:10 | 記事index

※J2(東地方)はこちら
※J2(中央・西地方)はこちら

<J1リーグ>

1節・湘南vs柏 -いきなりディフェンスリーダーが退場、これが退場者続出傾向の今季の幕開けか?

2節・神戸vs福岡 -寄せの激しいJ1の舞台を象徴するようなドロー

2節・札幌vs広島 -長いパスへの傾倒という悪循環から抜け出せなかった格好に

3節・京都vs磐田 -昇格組同士の激突、正GKの退場で優劣明らかに

3節・C大阪vsFC東京 -前プレでイニシアティブを握るも、数的不利で専守に

4節・湘南vs京都 -挫折を経てJ1に戻ってきた指揮官を待ち受ける古巣クラブ

5節・G大阪vs福岡 -名将招聘もチームには合わない、とは良くある事

6節・神戸vs京都 -恒例?の神戸迷走劇場、今季も開演

7節・磐田vs川崎 -王者相手に善戦も、後一歩のところで金星がスルリと……

8節・名古屋vs札幌 -「シュート数が少ない=劣勢」とは限らず

11節・鳥栖vsC大阪 -ハマれば怖い相手のプレッシャーをいなす策

13節・磐田vsFC東京 -方向性の継続の差?で際どい戦いを制す

16節・神戸vs札幌 -新体制で初勝利、これが目指す道だと思われたものの……

17節・広島vsC大阪 -逃げ切り体制を敷くも逃げられず、という矛盾

18節・京都vs湘南 -古巣・師弟対決第2ラウンド、開花したストライカーが牙を向く

19節・FC東京vs福岡 -夏場の連戦で、陣容整備も一苦労といったご様子

22節・G大阪vsC大阪 -大阪ダービー、順位が示す通りの内容・結果か

23節・神戸vs柏 -降格の恐怖に怯える古巣はどう映ったか

24節・鳥栖vs磐田 -シーズン途中でも強いられる再編の期間を乗り越えたか

26節・湘南vs鹿島 -「主導権を握るが決められない」vs「得点力はあるが主導権を握れない」

27節・柏vsFC東京 -乱打戦、追い掛ける側が退場者を出しては勝てぬ

28節・福岡vs名古屋 -アディショナルタイムは前後半しめて18分

30節・福岡vs清水 -当たりの激しさが目立つのは残留争いだから仕方ない……のか?

31節・鳥栖vs京都 -激しく入れ替わるプレーオフ圏の16位、行方は……

32節・柏vsC大阪 -カップ戦への調整か?ボールは握っても崩すアイデアは足りず

31節・清水vs磐田 -17位vs18位のダービー、このまま仲良く降格なのか?

J1参入PO・京都vs熊本 -常時リードを保つも、最後に冷や汗を掻く

<J3リーグ>

1節・宮崎vs八戸 -旋風を巻き起こした先に待っていたのは……引き抜き?

2節・いわきvs相模原 -待望のJリーグデビューのいわき、その御手前は

3節・長野vs讃岐 -新体制同士の対決は、期せずして同一フォーメーションに

5節・富山vs岐阜 -札幌民にとっては懐かしい名前同士の監督

6節・北九州vs愛媛 -降格組同士の戦い、その足取りは重く

8節・鹿児島vs富山 -後ろ重心を前掛かりへと変えてしまう1点の重み

9節・長野vs松本 -信州ダービー、とうとうJの舞台で幕開け

10節・藤枝vs沼津 -こちらは恒例の静岡ダービー

11節・今治vs愛媛 -実現した伊予決戦、勢いの優劣が露わに

12節・讃岐vsいわき -相手の対策も何のそので、J3を席捲していく新興勢力

13節・鳥取vs宮崎 -「2年目のジンクス」はサッカーでも健在なのか?

14節・愛媛vs鹿児島 -逆足アタッカーの弱点?が露呈し点を奪えず

18節・長野vs宮崎 -潜められた3トップ、再度羽ばたかせた側が逆転勝利をもぎ取る

19節・藤枝vs鹿児島 -生え抜きと補強選手が交じり合う、純正の「銀河系軍団」っぽい

18節・いわきvs松本 -ウィルス禍の後は、フィジカルの圧に襲い掛かられるも耐え凌ぐ

20節・今治vs岐阜 -昇格戦線に生き残るも、内容では若干陰りが

21節・YS横浜vs沼津 -長い中断期間も利せず、最下位クラブに屈する

22節・鳥取vs富山 -昇格争いに喰らい付くために犠牲になったもの

23節・今治vs北九州 -チーム状況も成績的にも出入り激しく……

24節・岐阜vs長野 -審判団のゲームコントロールが今一つで大荒れに

26節・愛媛vs藤枝 -「試合勘の無さ」と「連戦の辛さ」の戦い

26節・相模原vs八戸 -ミラーマッチでの「ビルドアップvsプレス」だがあまり見応えは無く……

28節・岐阜vs富山 -「監督交代ブースト」な格好だが、内容も明らかに良化

29節・鹿児島vs宮崎 -熱い故に挟まれた飲水タイム、ベテラン数多故にプレスが嵌らず……

33節・今治vs長野 -マルチゴール同士のFW、多く決めた方のクラブが勝利……では無かった

33節・宮崎vs松本 -糸が切れたかのような守備崩壊、昇格は絶望的に

34節・長野vs藤枝 -無事これ名馬で昇格決定、静岡勢の希望の灯火となるか

34節・いわきvsYS横浜 -ほぼ最速でJ2まで辿り着く筋肉隆々クラブ、待ち構えるものは?

<カップ戦>

天皇杯2回戦・仙台vsHonda -「Jリーグへの門番」Hondaの恐怖を跳ね返す

天皇杯3回戦・G大阪vs大分 -完全ターンオーバーのなか、恩師への恩返しはなったのか

天皇杯4回戦・栃木vs京都 -流血激しい白兵戦、勝負の分かれ目は結局カテゴリの差か

天皇杯準々決勝・福岡vs甲府 -J1クラブと連戦の甲府、持ち味を存分に発揮

天皇杯準決勝・甲府vs鹿島 -リーグ戦とのギャップを抱えつつも、負の感情を見せず押し切る

天皇杯準決勝・京都vs広島 -同一チームカラーの対決、プレッシング意欲旺盛という点も同一

天皇杯決勝・甲府vs広島 -PKを外した代償はPK戦で支払う

ルヴァンカップ決勝・C大阪vs広島 -大きく左右したVAR、一大決戦らしいか

<ACL>

予選1節・川崎vs蔚山現代 -Jリーグファンにとって懐かしい名前の選手が躍動

予選2節・広州vs川崎 -このご時世で中国勢の「参加する意義」を考える

予選3節・川崎vsジョホール -中立のはずなが完全アウェイを強いられたスタジアムの雰囲気

予選4節・ジョホールvs川崎 -アウェイの空気を吹き飛ばし勝利、この時はこれで予選突破かと思われたが……

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