ぶらりドリブルの旅

ひたすらサッカー観戦がメイン

2020年のサッカー視聴記まとめ(J2編)

2021-01-12 20:14:27 | 記事index

J1編はこちら

2019年版はこちら→ J1編 J2編

・徳島ヴォルティス

1節H東京V戦 4節A琉球戦 7節A磐田戦 12節A甲府戦 14節A千葉戦 18節A栃木戦 20節A新潟戦 22節H松本戦 25節H愛媛戦 30節A群馬戦 39節A水戸戦 42節A福岡戦 

・アビスパ福岡

1節A北九州戦 3節H長崎戦 11節H東京V戦 17節H山口戦 9節A大宮戦 24節H北九州戦 30節A磐田戦 39節H金沢戦 42節H徳島戦

・V・ファーレン長崎

3節A福岡戦 7節H京都戦 9節H東京V戦 16節A新潟戦 21節A町田戦 25節H山口戦 29節A大宮戦 34節H琉球戦 36節H松本戦 40節A東京V戦 42節H金沢戦

・ヴァンフォーレ甲府

2節H新潟戦 4節H金沢戦 8節A水戸戦 12節H徳島戦 15節H栃木戦 19節A岡山戦 23節H東京V戦 26節H北九州戦 28節A群馬戦 35節H磐田戦 38節A山口戦 34節A愛媛戦 42節H岡山戦

・ギラヴァンツ北九州

1節H福岡戦 5節H京都戦 11節H金沢戦 13節A大宮戦 20節A山形戦 24節A福岡戦 26節A甲府戦 30節A金沢戦 37節H岡山戦 40節H磐田戦 42節A千葉戦

・ジュビロ磐田

7節H徳島戦 10節H松本戦 13節A町田戦 18節H水戸戦 20節H栃木戦 24節H京都戦 30節H福岡戦 35節A甲府戦 40節A北九州戦 42節A栃木戦

・モンテディオ山形

4節H水戸戦 10節H京都戦 20節H北九州戦 24節H松本戦 28節A水戸戦 31節H新潟戦 36節H金沢戦 42節A山口戦 

・京都サンガFC

5節A北九州戦 7節A長崎戦 10節A山形戦 14節H松本戦 16節A大宮戦 19節H琉球戦 24節A磐田戦 26節A町田戦 29節A琉球戦 32節A栃木戦 42節H群馬戦 

・水戸ホーリーホック

2節A群馬戦 4節A山形戦 8節H甲府戦 15節H愛媛戦 18節A磐田戦 22節H群馬戦 25節A千葉戦 28節H山形戦 35節A栃木戦 39節H徳島戦 41節H琉球戦 42節A東京V戦

・栃木SC

5節H大宮戦 7節A町田戦 10節A山口戦 15節A甲府戦 18節H徳島戦 20節A磐田戦 27節A東京V戦 29節A愛媛戦 32節H京都戦 35節H水戸戦 41節H千葉戦 42節H磐田戦

・アルビレックス新潟

2節A甲府戦 12節A岡山戦 16節H長崎戦 20節H徳島戦 23節A琉球戦 31節A山形戦 34節H千葉戦 39節A松本戦 42節A大宮戦

・東京ヴェルディ

1節A徳島戦 6節A千葉戦 9節A長崎戦 11節A福岡戦 17節H愛媛戦 19節H群馬戦 23節A甲府戦 27節H栃木戦 35節H山口戦 40節H長崎戦 42節H水戸戦

・松本山雅FC

6節H群馬戦 10節A磐田戦 14節A京都戦 22節A徳島戦 24節A山形戦 34節A町田戦 36節A長崎戦 39節H新潟戦 42節H愛媛戦 

・ジェフユナイテッド千葉

2節H大宮戦 6節H東京V戦 9節H群馬戦 14節H徳島戦 21節H山口戦 25節H水戸戦 28節H金沢戦 34節A新潟戦 41節A栃木戦 42節H北九州戦

・大宮アルディージャ

2節A千葉戦 5節A栃木戦 13節H北九州戦 16節H京都戦 9節H福岡戦 27節A岡山戦 29節H長崎戦 38節H愛媛戦 42節H新潟戦

・FC琉球

4節H徳島戦 9節A岡山戦 19節A京都戦 23節H新潟戦 29節H京都戦 34節A長崎戦 41節A水戸戦 42節H町田戦

・ファジアーノ岡山

1節H金沢戦 9節H琉球戦 12節H新潟戦 14節H群馬戦 19節H甲府戦 23節H愛媛戦 27節H大宮戦 37節A北九州戦 42節A甲府戦

・ツエーゲン金沢

1節A岡山戦 4節A甲府戦 11節A北九州戦 15節A山口戦 18節H町田戦 28節A千葉戦 30節H北九州戦 36節A山形戦 39節A福岡戦 42節A長崎戦

・FC町田ゼルビア

7節H栃木戦 13節H磐田戦 18節A金沢戦 21節H長崎戦 26節H京都戦 34節H松本戦 37節H群馬戦 42節A琉球戦

・ザスパクサツ群馬

2節H水戸戦 6節A松本戦 9節A千葉戦 14節A岡山戦 19節A東京V戦 22節A水戸戦 28節H甲府戦 30節H徳島戦 37節A町田戦 42節A京都戦

・愛媛FC

3節A山口戦 15節A水戸戦 17節A東京V戦 23節A岡山戦 25節A徳島戦 29節H栃木戦 38節A大宮戦 34節H甲府戦 42節A松本戦 

・レノファ山口FC

3節H愛媛戦 10節H栃木戦 15節H金沢戦 17節A福岡戦 21節A千葉戦 25節A長崎戦 35節A東京V戦 38節H甲府戦 42節H山形戦 

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2020年のサッカー視聴記まとめ(J1・その他編)

2021-01-11 15:06:39 | 記事index

※順位が確定していないので地域別に並べています

J2編はこちら

2019年版はこちら→ J1編 J2編

・川崎フロンターレ

28節A大分戦 

・ガンバ大阪

なし

・名古屋グランパス

10節A東京戦 

・セレッソ大阪

1節H大分戦 7節A鳥栖戦 

・鹿島アントラーズ

5節H横浜M戦 19節H大分戦 29節H柏戦

・FC東京

10節H名古屋戦 28節H横浜M戦 

・柏レイソル

6節A浦和戦 29節A鹿島戦 

・サンフレッチェ広島

20節H鳥栖戦 

・横浜F・マリノス

5節A鹿島戦 29節H札幌戦 28節A東京戦 

・浦和レッズ

6節H柏戦 8節H清水戦 

・大分トリニータ

1節A C大阪戦 16節A仙台戦 19節A鹿島戦 22節A神戸戦 26節A横浜FC戦 28節H川崎戦 

・北海道コンサドーレ札幌

2節A横浜FC戦 29節A横浜M戦 

・サガン鳥栖

7節H C大阪戦 20節A広島戦 31節A横浜FC戦 

・ヴィッセル神戸

14節A湘南戦 22節H大分戦 

・横浜FC

2節H札幌戦 12節A清水戦 26節H大分戦 31節H鳥栖戦 

・清水エスパルス

8節A浦和戦 12節H横浜FC戦 

・ベガルタ仙台

16節H大分戦

・湘南ベルマーレ

14節H神戸戦

・J3

20節・今治 vs 岐阜 

28節・長野 vs 鳥取 

32節・相模原 vs 沼津

・YBCルヴァンカップ

決勝・柏 vs FC東京

・第100回天皇杯

2回戦・Honda vs 常葉大 3回戦・Honda vs マルヤス 4回戦・筑波大 vs 高知U 5回戦・Honda vs 筑波大 準々決勝・秋田 vs 福山C 決勝・川崎 vs G大阪

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TV観戦 2020YBCルヴァンカップ プライムステージ決勝 柏レイソルvsFC東京

2021-01-06 16:43:59 | サッカー視聴記(2020年以前)

<柏スタメン> 4-2-3-1
GK キムスンギュ
RSB 川口 CB 大南 CB 山下 LSB 古賀
DH ヒシャルジソン DH 大谷
RSH クリスティアーノ CH 江坂 LSH 瀬川
FW オルンガ

<FC東京スタメン> 4-1-2-3
GK 波多野
RSB 中村帆高 CB 渡辺 CB ジョアン・オマリ LSB 小川
DH 森重
IH 東 IH 安部
RWG 原 CF 永井 LWG レアンドロ

延期の影響で、既に翌シーズンの体勢作りに邁進する中で開催される事となった決勝戦、一発勝負の意味合いが一層強まった感があり。
それでもFC東京側は、ACLの最中に相手の蛮行でディエゴ・オリヴェイラを故障で欠き、爪痕の残るメンバー構成に。

これまで1度この大会を制している柏と、2度制しているFC東京の戦い。
現在指揮を執るネルシーニョ監督の、第一期政権時の安定期に制した柏。(2013年)
しかしこの年は、シーズン途中でネルシーニョ氏が辞任表明→のちに撤回(実際にヘッドコーチ・井原正巳氏が代行した事もあった)という騒動もあり、安定しているのかどうか不透明な一年だった。(リーグ戦は10位)

一方FC東京も、2度目に制した際(2009年)は、その翌年(2010年)にJ2降格となってしまうなど縁起はあまり良くない。
最初に制したのは2004年で、この際の決勝戦は序盤で退場者を出し数的不利となり、後は耐えに耐えてスコアレス→PK戦で勝利という内容。
逆に準決勝では、数的有利の中でヴェルディとの死闘(3-0から追い付かれるも勝ち越して勝利)を強いられるなど、浮き沈みの激しさの末の栄冠となった。
今季はACLも含めた超過密日程だったが、割と安定した一年を送り、その締めくくりを綺麗に終われるか。

・試合開始
どちらもロングカウンター狙いのチームのためか、蹴り合いに見えてしまうシーンも散見。
前半1分 FC東京・レアンドロがエリア内からシュート
クリアボールを直接安部がシュートにいったが当たり損ね、こぼれたボールをシュートしたレアンドロ。(枠外)
前半4分 FC東京・中村帆がシュート
その後は左サイドで、小川の上がりを絡めつつ押し込むFC東京。
シュートシーンは、その小川のクロスがクリアされたボールを、ダイレクトでミドルシュートにいった中村帆。(枠外)
相手のクリアを狙いにいくという、一つの形が徹底されていたような立ち上がり。
前半6分 柏・オルンガがエリア内からシュート
立ち上がりのFC東京の攻勢が終わり、以降柏もやり返す。
早速古賀の左サイド手前からのクロスから、怪物・オルンガのヘッドが生まれたシーン。(枠外)
この後は右サイドでクリスティアーノを軸に、川口の上がりも絡めつつ好機を作る。
11分、オルンガとの競り合いでセンターバック・渡辺が肩を痛めてしまい、長らく倒れ込む場面を作ってしまうもプレイに復帰。
前半16分 FC東京先制 レアンドロがエリア内からシュート 0-1
その渡辺の根性が利いたか、先に点をもぎ取ったのはFC東京。
左サイドで小川のクリアが直接レアンドロに渡ると、個人技を発揮するレアンドロ、左サイドからエリア内に進入しカットイン。
そして中央やや左寄りからシュートを放ちゴール右へと突き刺す。
何度も使っていた左サイドからという形にもなり、幸先の良いスタートを見せた。
前半20分 柏・オルンガがエリア内からシュート
追う立場となった柏、ビルドアップを強いられる場面も生まれ始め。
瀬川と江坂がポジションチェンジする工夫も見られる中、セットプレー(コーナーキック)から再びオルンガのヘッド。(枠外)
一方FC東京は裏狙いのロングパスを多用し、無理はしない中であわよくば追加点を狙う、という思考を見せ始める。
前半23分 飲水タイム
ブレイクの後、最初の好機はFC東京のセットプレー(左サイドで距離のあるFK・26分)、キッカー・レアンドロのクロスがGKとDFの間に入るも味方には合わず。
前半29分 柏・瀬川がシュート
次に柏のセットプレー、ほぼ中盤からのFK(キッカーはクリスティアーノ)だったが、エリア内へオルンガを狙うロビング→クリアボールを瀬川が直接シュート。(枠外)
FC東京が見せていた形とそっくりなフィニッシュを見せる。
柏は大谷がCBの左脇へ降りる形のビルドアップを見せるものの、それが効果的とは言い難く。
前半33分 FC東京・永井がエリア内からシュート
アンカーの森重を中心に左サイドで作り、レアンドロに繋げにいくもクリアされ、中央で東が拾う。
東はエリア内へのロビングを選択、これがスルーパスのようになり、抜け出した永井の頭に合ったがGKキムスンギュがキャッチ。
直後の柏も、右サイド手前からのクリスティアーノのクロスを、エリア内でオルンガが足で収めにいったが囲まれて撃てず。
前半38分 FC東京・東がシュート
再び左からのFKを得、レアンドロのクロスが入るもクリア、東が今度は直接ミドル。(GKキムスンギュセーブ)
やはりこの姿勢は徹底している。
前半40分 柏・江坂がエリア内からシュート
相手陣内で左右を揺さぶったのち、大谷がエリア内へミドルパス。
そしてオルンガのポストプレイを受けた江坂がエリア内に入っての一撃。(枠外)
その後柏はサイドからのクロス、FC東京はクロスを上げずに中央も絡めつつの攻撃で一進一退。
そして柏がCKを得る。
前半45分 柏同点 瀬川がエリア内からシュート 1-1
そのCK、クリスティアーノが蹴ったクロスはオルンガに合うも、ヘディングは上空へ。
しかしこれがゴール上を襲い、GK波多野が触ってゴールバーに当たり、ゴール前にこぼれたボールをいち早く瀬川が詰めた。
最高の時間帯で追いついた柏。
前半AT FC東京・安部がシュート
最後はセットプレー、やはり左からのFKでレアンドロがエリア内に上げる。
クリアボールを、やはり安部がシュートとお馴染みの形が発動したが、枠を捉えられず。
前半終了

後半開始
共に交代無く後半が始まるも、東が足を痛め倒れ込むシーンが。
長期離脱に悩まされた東だけにヒヤリとしたが、プレイは続行。
後半4分 柏・瀬川がエリア内からシュート
立ち上がりはロングパスを絡めての攻撃を展開する柏。
長いボールを出した瀬川自身が、オルンガからリターンを受けてエリア内へ進入、ディフェンスに入られるもその流れでブロックする形でのシュートとなった。(渡辺がブロックで防ぐ)
直後には柏サイドも、ヒシャルジソンが痛んで倒れ込み1分程試合が止まる。
バチバチとやりあう真剣勝負の様相は高まりを見せる。
後半8分 FC東京・永井がシュート
オマリの裏へのロングパスに、走り込んだのは東。
そして彼の戻しを受けた永井が、エリア手前でカットインしてシュートするもゴール左に外れた。
後半11分 柏・江坂がエリア内からシュート
大南のパスカットから攻撃、敵陣で半円状態から左右にパスを散らすという基本形。
そして右から川口のクロスが入ると、ファーサイドで江坂がヘディングシュート。
オルンガを囮としたような恰好だったが、GK波多野にキャッチされる。
後半14分 柏・川口がシュート
ここから柏の時間となり、13分には左サイドをスルーパスで突破、古賀のクロスがニアに入りクリスティアーノが合わせにいくもクリア。
直後のCK、クリスティアーノはサインプレーを選択し、エリア外中央へ挙げられたボールを川口がボレーシュート。(ゴール上に外れる)
押し気味となった所でこの変化での一発は効くはずだったが、モノに出来ず終わる。
後半16分 柏・大谷がシュート
このミドルシュート(GK波多野キャッチ)で柏のターンは終了。
キャプテンを務める大谷もすっかり大ベテランの域で、柏を支える一途な男。
後半21分 FC東京・レアンドロがFKを直接シュート
レアンドロがエリア手前中央でキープする所を、ヒシャルジソンに倒されて反則。
自ら得たFKを自ら狙う形となり、2分程間合いの時間が掛かる重大な場面ともなった。
そして放たれたレアンドロのキック、ゴール右を襲ったもののポスト、それも右上角に当たり外れる。
後半22分 FC東京 原・東→アダイウトン・三田に交代
後半も半ば、ジョーカー投入というべく動いたFC東京。
この後レアンドロがCFのような位置取り、ないしはアダイウトン左SHという感じの2トップと言えなくも無い布陣に。
後半24分 飲水タイム
後半26分 柏・江坂がシュート?
ブレイクを挟み、積極的にいきたい時間帯。
最初の好機を得た柏だが、オルンガのポストプレイを受けた江坂、ドリブルで前進。
しかし次に彼の足から放たれたボールはスルーパスかシュートか迷ったようなボールとなり、GK波多野がキャッチと、積極的な思考が逆に仇となったような場面。
後半27分 FC東京・永井がシュート
その直後、GKのロングフィード→落とし(アダイウトン)という単純な攻撃から好機。
レアンドロのドリブルを経て放った永井のシュートだが、ゴール上へ外れてしまう。
お互い最初の好機でフィニッシュを狙い、そしてここで可能性のあった側に勝利の女神が舞い込む事に。
後半29分 FC東京勝ち越し アダイウトンがエリア内からシュート 1-2
左サイドに全体を寄せてパスを回した後、最後方のオマリからロングパス。
レアンドロを狙ったボールは跳ね返されるも、永井が落としたボールがエリア内へ入り、そこに走り込むアダイウトン。
そして左足を素早く伸ばしシュート、ゴール右へ突き刺さる。
途中出場のアダイウトン、見事なジョーカーぶりを発揮し勝利へ前進したFC東京。
後半33分 柏 大谷・瀬川・江坂→三原・神谷・呉屋に交代
再びリードを許した柏、3枚替えで反撃を試みる。
後半36分 FC東京・レアンドロがシュート
しかしその後はカウンターを狙うFC東京。
少ないタッチ数でも前線のタレントに渡れば、それだけで脅威を作れる攻撃を見せる
対する柏、呉屋がFWに入る4-4-2の形へとシフトし、呉屋と神谷という「J2の主力」のホットラインで好機を作る場面もあったが得点は生まれず。
後半40分 柏・クリスティアーノがエリア内からシュート
守りを固める相手に対し攻めるという図式を覆した唯一のシーン。
ヒシャルジソンのパスカットからクリスティアーノに渡り、右ハーフレーンをドリブルで前進、エリア内に進入しシュート。
しかしここもGK波多野が正面でキャッチ、ショートカウンターも実らず。
後半41分 柏 ヒシャルジソン→仲間に交代
再び元J2戦士が投入される。(神谷がボランチにシフト)
後半43分 柏・オルンガがエリア内からシュート
交代選手で若さと勢いを加えにかかったが、時間も進み、エリア内へクロスを上げての紛れに期待するしか無くなったような柏。
左サイドから古賀のクロスがファーサイドへ上がり、オルンガは合わせにいきディフェンス2人を引き付けつつ、GK波多野の飛び出しを抑制するかのような動き。
誰も合わせられずバウンドしたボールを、クリスティアーノと共に合わせにいき、後ろ向きでのキックとなったオルンガが蹴る。
これがループシュートとなりGK不在のゴールに向かったが、渡辺にクリアされてしまい、紛れが起こったもののモノに出来なかった。
FC東京は肝を冷やしたものの、以降は落ち着いて逃げ切り体勢にシフト、45分には永井が左サイド奥でボールキープ。
後半45分 FC東京 永井→内田に交代
直後にお役御免となった永井、以降明白な4-4-2(アダイウトン・レアンドロの2トップ)の形となる。
AT突入後も、安部が左コーナー付近でキープするシーンを作るなど時間を使っていくFC東京。
柏の攻撃を凌ぎつつ、相手陣内奥へとスルーパス出し、繋がらずともやり直しをさせるFC東京の姿勢。
結局ATでシュートを放つ事は無かった柏、そして試合終了の笛が。
試合終了 1-2 FC東京勝利

優勝に辿り着いたFC東京、これで3度目の栄冠。
辛いシーズン(どのクラブもそうですが)となったものの、締めくくるに相応しい結果を手にし、「終わり良ければ……」を地でいく一日でした。

そして翌日、一挙21人と契約更新というニュースが発表されたFC東京。
慌ただしくオフに突入したような印象(まあ事前に決定済みだったのでしょうが)ですが、来季の離陸に向けてどんな動きを見せるのか。
前回優勝時の翌年の二の舞を演じるのは避けたい所でしょう。

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TV観戦 第100回天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会決勝 川崎フロンターレvsガンバ大阪

2021-01-05 16:01:27 | サッカー視聴記(2020年以前)

<川崎スタメン> 4-1-2-3
GK チョンソンリョン
RSB 山村 CB ジェジエウ CB 谷口 LSB 旗手
DH 守田
IH 田中碧 IH 大島
RWG 家長 CF レアンドロ・ダミアン LWG 三苫

<G大阪スタメン> 3-4-2-1
GK 東口
RCB高尾 CCB三浦 LCBキムヨングォン
RWB 小野瀬 DH 山本 DH 矢島 LWB 藤春
IH 倉田 IH 宇佐美
FW パトリック

波乱は起こらなかった準々決勝以降、順当にJ1同士の対決に。
今季の直接対決は川崎がダブルで、特に2戦目は5-0の夢スコで優勝を確定させたという良い事尽くめであった川崎。
登里が故障離脱中というマイナスの要素はあっても、それを感じさせない面子なのは相変わらずで、準決勝では秋田を一蹴。(被シュートはたった1本だったそうな)
王者の貫禄を見せ、黄金時代の証でもある複数タイトルを掛けて挑む。

一方のガンバ、今季(といっても既に前年だが)の戦いぶりが「勝っている割に内容が良くない」という噂は聞いていたが、自分は大して試合を観ていないので詳細は不明。
準決勝では徳島相手に、川崎と同じく2-0での勝利を挙げたものの、支配率・シュート数共に後れを取っていた。
確かに下位カテゴリ相手にこれでは、本当に内容は良くないのかも。
試合前は4-4-2と予想されていたが、相手に合わせて来たのか3バックのフォーメーション。
高尾が右センターバックに入る、前年後半の基本フォーメーションを踏襲してリーグ戦のリベンジを図る。

・試合開始
ガンバが攻撃権を得るも、GK東口のフィードを受けようとしてパトリックと宇佐美が被ってしまうなど、リズムの悪さを感じさせるシーンが。
・前半2分 川崎・田中碧がエリア内からシュート
一方の川崎、ファーストシュートは右サイドで田中碧がポストプレイののち、スルーパスに走り込んでエリア内右から放つ。(ゴール左へ外れる)
尚も前半3分、ビルドアップから守田が右サイド裏へと走り込んでパスを受けてグラウンダーのクロス、三苫のスルーを経て中央に旗手が走り込みシュート体勢に。
三浦がブロックに入り撃てなかったが、早くもポジションチェンジを絡めて好機を演出した。
・前半6分 G大阪・パトリックがエリア内からシュート(オフサイド)
しかしセットプレーで決定機を作るガンバ。
左サイド・やや手前という位置から、宇佐美のクロスが中央へ入りディフェンスラインの裏を取ると、パトリックが合わせてヘディングシュート。
綺麗にゴールネットを突き刺したものの、オフサイドとなりノーゴール。
一発勝負のトーナメントでは、いくら良い試合をしたとしてもこの一発が怖い。
・前半8分 G大阪・倉田がシュート
無理目な倉田のロングシュート、当然枠外。
立ち上がりは比較的攻撃に出れていたガンバ、ここで無理に遠目から狙う必要は無かったはずで、以降の試合の流れを決定付けてしまう。
川崎の立ち上がりは、シュートを狙いつつも様子見という感じを受けた。
ビルドアップの際に2CBの間に降りる選手を適時入れ換え、アンカーの守田だけで無く田中碧・大島もその役を務める。
「ポジションチェンジで攻めまくるぞ」という意思表示にも見え、実際10分以降から怒涛の攻勢が始められる事に。
・前半15分 川崎・ダミアンがエリア内からシュート
そのMF3人のゆったりとした、かつ距離の近いパスワークから好機を作る川崎。
ギアチェンジは左サイドの旗手に送ったのち、リターンを受けた田中碧のパスを大島がフリックでエリア内へ。
これをダミアンが拾い、切り返しで三浦のスライディングをかわしシュートするも、GK東口がキャッチ。
・前半16分 川崎・三苫がシュート
肝を冷やしたガンバサイド、直後にビルドアップでのミスを三苫にカットされそのまま撃たれる。(ゴール右へ外れる)
この直後から、川崎は長めのパス(グラウンダー)を交えてのスタイルに変更。
今まではショートパスの連続で攻撃を作るのが目立っていただけに、ガンバはその変化への対応に四苦八苦。
・前半22分 川崎・ダミアンがエリア内からシュート
・同上   川崎・ダミアンがエリア内からシュート
パスの質を変えつつ、ダミアンへのロングボール一発で好機を作ったシーン。
前者はヘディングシュート(GK東口キャッチ)、後者は頭でトラップののち、得意のバイシクルシュートを狙う。(枠外)
・前半23分 飲水タイム
・前半26分 川崎・家長がエリア内からシュート
・前半28分 川崎・ダミアンがエリア内からシュート
尚も押し込んで攻める川崎、26分に決定機。
家長がエリア手前で中央へ流れつつのキープから、守田→田中碧→守田と渡ってエリア内右へ切り込み、守田の低いクロスに頭で合わせた家長。
しかしゴール左へと逸れてしまい先制ならず。
以降も家長が降りて来て大島が前に上がる、サイドバックの山根と旗手が中央に絞ってプレーするなど、激しくポジションチェンジを絡めて攻め上がる川崎。
・前半28分 G大阪・パトリックがエリア内からシュート
そんな状況下で、小野瀬の右からのクロスをヘディングシュート(ゴール右へ外れる)と、何とか一矢放ったガンバだが流れは変わる事無く。
・前半30分 川崎・ダミアンがエリア内からシュート
・前半33分 川崎・旗手がシュート
33分に初のコーナーキックを得た川崎、クリアボールを旗手がミドルシュート。(枠外)
この時のキッカーは大島だが、以降ここも適時入れ替える。
これ以降ガンバも攻撃を試みるが、その際にパトリックが山根との競り合いの中腕でチャージされ、倒れ込むシーンが。
・前半39分 川崎・家長がエリア内からシュート
守田のダミアンを狙った縦パスを、読み鋭く三浦がカット、しかしこぼれ球を家長が拾ってシュート。
二次攻撃も分厚い川崎。
・前半43分 川崎・三苫がエリア内からシュート
大島の敵陣でのパスカットから、左サイドをドリブルしカットイン、そのまま撃った三苫。(GK東口キャッチ)
直後再びパトリックが痛むシーンが発生し、着実にフラストレーションを貯めてしまっていたのか、アディショナルタイムに噴出。
ルーズボールを追い掛ける際に旗手にチャージしたパトリック、前半終了の笛の後に警告を貰う破目となるなど、一向に反撃ムードが沸かないガンバ。
・前半終了

・後半開始
前半のシュート数だけでも11対2と圧倒的な差が付いたが、後半が始まるとガンバは最早攻撃どころでは無くなる。
パスを遮断できず、カットに入れてもこぼれ球を拾われ継続されるの繰り返しで、アタッキングサードに進入されるのが当たり前という状態に。
・後半3分 川崎・大島がシュート
・後半4分 川崎・田中碧がCKから直接シュート?
パスワークから守田のドリブルを経て、ペナルティアークから放たれた大島のシュートは高尾のブロックでコースが変わり、ゴールバーに当たりゴール上へ。
そのCK、田中碧の蹴ったボールは巻く軌道でゴール上部を襲い、僅かに外れる事に。
・後半4分 川崎・三苫がエリア内からシュート(オフサイド)
・後半6分 川崎・旗手がエリア内からシュート
尚も短い周期でシュートを放つ川崎。
旗手のシュートの後、CKが4本続くなどひたすらガンバを押し込み続ける。
そして先制点のシーンが生まれる事に。
・後半10分 川崎先制 三苫がエリア内からシュート 1-0
守田がCBの右脇へ降りる形を取ったが、守田は使わずに左へ展開するジェジエウ、そして旗手が中央へロングパス。
合わせにいった大島、こぼれ球となるも自ら拾いダミアンへパス、これもカットに入られるがダミアンが拾い直す。
何度もディフェンスを受けても止まらない攻撃、そしてスルーパスが三苫へと通り、トラップでエリア内に入った三苫が右足でゴールに流し込む。
・後半13分 川崎・谷口がエリア内からシュート
・同上   川崎・守田がシュート
先制後も守りに入る事の無い川崎、多彩なパスを交えながら攻撃権を独占。
フリーキックから、キッカー田中碧のクロスを谷口が打点の高いヘディングシュートを放つが、GK東口のファインセーブでCKへ。
そのCK、クリアボールを守田がミドルシュート(枠外)と、キッチリシュートで終える。
・後半14分 川崎・田中碧がシュート
前半は半数近くがダミアンのシュートだったが、後半は多彩なシューターによるフィニッシュ。
これ以降、先制されてプレスに来るガンバをかわす意味合いか、最終ラインはお互い距離を広めに取ってパスを繋ぐようになる。
・後半18分 川崎・旗手がエリア内からシュート
家長のエリア内でのキープののち、横パスに走り込み撃つも枠外。
後半開始からここまで攻撃機会が皆無という惨状のガンバ、溜まらずフォーメーションを変更。
4-4-2へとシフトし、プレッシングで勝負を賭けにいく体制へ。
・後半22分 川崎・家長がエリア内からシュート
それでも最初は嵌らずに、21~22分に延々と川崎のパス回しを許す。
そして左サイドからの大島のクロスを、家長がファーサイドでジャンピングボレー、しかしジャストミートせずGK東口が抑える。
・後半24分 川崎・ダミアンがエリア内からシュート
後半初のシュートとなったダミアン、CKからヘディングシュートも枠外に。
・同上   飲水タイム
ブレイクを挟んだ事で、以降はガンバのプレスも有効に。
それでも川崎はボールを回す時間が続くが、28分についにガンバが攻撃。(矢島の裏へのロングパスに宇佐美走り込む→GKチョンソンリョン飛び出してクリア)
攻撃機会ゼロは何とここまで続いており、傍らから観ていて様々な感情が渦巻く状態にさせられたが、ともかくこれで反撃体制に。
後半29分 G大阪 藤春・山本→福田・渡邊に交代
このタイミングで2枚替えを敢行したガンバサイド、上げ潮ムードを高めにかかる。(倉田が左サイドハーフ→ボランチへ、宇佐美がFW→左SHへシフト)
以降ビルドアップによる主体的な攻撃体制を採ったガンバ。
後半31分 川崎・家長がシュート
後半33分 川崎・家長がシュート
それに対し、川崎はカウンターで冷水を浴びせる。
旗手のパスカットから素早く前線に送り、家長がエリア手前からグラウンダーでシュート。(GK東口セーブ)
その2分後にも、再びエリア手前からシュートした家長。(ゴール左へ外れる)
後半34分 川崎 ダミアン・三苫→小林・長谷川に交代
後半35分 G大阪 小野瀬→塚元に交代
時間も押し迫り、双方交代カードを切っていく展開に。
いずれも同ポジションでの交代。
後半37分 川崎・長谷川がエリア内からシュート
一旦はガンバディフェンスがクリアするも、倉田のトラップミスに反応した長谷川がシュート。(枠外)
繋ごうとしたのかクリアなのかハッキリしなかったシーン、混乱が窺えたものの、以降ようやくガンバの時間に。
同上   G大阪・パトリックがエリア内からシュート
ガンバのポゼッションといえば、宇佐美が積極的に降りて来てパスを受け、散らしていくイメージ。
しかしここでは宇佐美は関与せず、右から左へと展開され、左SBに入った福田がスルーパスに走り込んでクロス。
これをパトリックが頭で合わせたものの、GKチョンソンリョンがキャッチ。
後半38分 G大阪・渡邊がエリア内からシュート
ガンバが不利な状況なのは変わらずも、矢島のロングパスを収めたパトリックから泥臭く攻撃。
右サイドで今度は宇佐美もパスワークに絡み、倉田のファーサイドへのクロスを一旦はGKチョンソンリョンが抑えるも、着地の際にこぼしてパトリックが拾う。
そして中央へ横パスして渡邊がGK不在のゴールへ撃ったが、谷口のブロックに阻まれてしまった。
後半40分 G大阪・福田がエリア内からシュート→宇佐美がエリア内からシュート
尚も押し込むガンバ、パトリックも苦手なはずのポストワークを展開し、何が何でも点を挙げにいく姿勢を見せる。
そして渡邊がエリア内右へと切り込んでクロス、GKチョンソンリョンが右手を横に出して弾くも宇佐美が拾い、エリア内でパスを繋ぐ。
まずはエリア内左で福田が撃ち、守田が頭でブロックしたボールを宇佐美が中央からシュート、しかしチョンソンリョンがセーブで上へ逃れる。
後半40分 川崎 旗手→車屋に交代
CK前の守備側の交代だったが、さして影響は無かった。
後半43分 川崎・大島がシュート
尚も主体的な攻撃を見せるガンバだったが、ビルドアップを守田に奪われてピンチに。
大島がエリア手前からシュートを放つも、枠を捉えられず。
ATも迫り、以降はキムヨングォンのロングフィードを中心に、AT突入後は三浦を前線に上げての攻撃を余儀なくされる。
後半44分 川崎 大島→脇坂に交代
後半45分 G大阪・福田がエリア内からシュート
宇佐美がスルーパスに走り込む役となり、右サイドからクロス。
GKチョンソンリョンが弾いた所を走り込み、シュートしたもののふかしてしまう。
後は枠に決めるだけ、というガンバの攻勢なのだが……
後半AT 川崎・長谷川がエリア内からシュート
タイムアップが押し迫り白熱する中、観ていて自分が思わず憤慨してしまったシーン。
ガンバ陣内で空中戦ののち、家長がバイシクルでラフに前に送ったボールが、クリアミスを経てエリア内の小林の下へ。
焦ったGK東口(クリアミスを何とか残してグラウンド外に出ていた)が、小林からのバックパスを受けた長谷川に突進。
そして足からシュートを防ぎに行って長谷川と交錯。(シュートは放たれ枠外に)
戦闘意欲の高い東口だが、こうした頭に血を上らせたようなプレーは(敵味方問わず)不幸な結果を及ぼすので観たくないものであり、長谷川が無傷で良かった。
その後はラストプレーでFKを得たガンバ、キッカー宇佐美がエリア内にクロスを送るも、パトリックの折り返しをクリアされると試合終了の笛が。
試合終了 1-0 川崎勝利

最後はガンバの圧力に苦労したものの、勝利・優勝に辿り着く事に成功した川崎。
川崎のクオリティ溢れるサッカーもさる事ながら、それにぶつかる事で露呈したガンバの「内容の悪さ」の意味も対眼出来、とても有意義な視聴となりました。
川崎並びに鬼木達監督は、これで国内3冠全てを経験する事となり、誠に目出度い限り。
このサッカーに肩を並べるクラブは、果たして今年中に現れるでしょうか。

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DAZN観戦 2020年J2リーグ第42節 栃木SCvsジュビロ磐田

2021-01-03 16:45:59 | サッカー視聴記(2020年以前)

※前回の栃木の記事はこちら(41節・千葉戦)
※前回の磐田の記事はこちら(40節・北九州戦)

既に6位が確定している磐田。
後半戦の中心選手として君臨していた大ベテラン・遠藤は、体調不良との事で前節に続いてベンチ外となり、形式上一足先にシーズン終了となりました。

その遠藤が、来季も契約延長(レンタル)という噂が出始めている現状の磐田。(現在もまだ未定)
経験豊富な中盤の選手の力を借りるのは確かに必要でもありますが、その遠藤は最早最晩年で無理をさせられないのは明白。
名波浩監督がJ1で苦闘していた時代も、中心選手とされていた中村俊輔(現横浜FC)の衰退で、あっという間に降格の危機が訪れてしまう事となりました。
果たしてその時からチーム全体として意識は変えられているのか。
言い換えれば、遠藤加入という事象をチーム力の上昇に還元できているのか。
その試金石ともいえる遠藤不在の今季ラスト2節となり、前節・町田戦は0-2からの逆転勝利、しかもアディショナルタイムでの2得点による大逆転。
とりあえずは結果を出し、最終節を迎えました。

前節に続き、カンセキスタジアムとちぎでの稼働となったこの試合。
最終節とあって、前節(千葉戦)からは倍以上の観衆を集めての一戦。
ホームの栃木は前半2分に早くも矢野が、黒﨑の右サイドのドリブルからのクロスに合わせボレーシュート(GK八田キャッチ)と見せ場を作ります。

その後も栃木は最大の特徴である「ストーミング」スタイルから、磐田がシュートまで行けないのを尻目に好機を作っていく試合を展開します。
しかしこの日は何処と無く迫力が無く、ボールを繋ぐスタイルの磐田に巧くかわされているという印象。

その磐田の攻撃、序盤は大森がボールの引き出し役として、実にピッチ上を広く動き回る。
それがいつものスタイルなのですが、遠藤不在なためそのウェイトも大きくなり、栃木側もその対応に苦難していました。
栃木も混乱状態に陥っていたのか、磐田の最終ライン相手にプレスを躊躇するシーンが目立つ事となりました。
まあ3バックがそのまま最終ラインになり、一列前の受け手(ドイスボランチ)に大森が加わったりするので、プレスにいっても剥がされる危機が大きそうでしたが。

パスワークで攻撃を展開するも、フィニッシュには繋げられなかった磐田。
24分にようやく山本康裕の左への展開から、大森のエリア内左へのスルーパスに走り込んで受けた松本がシュート(GK塩田キャッチ)と初のシュートを放ち、飲水タイムへ。
確実に良い流れはそこまで迫っていた磐田。
そして29分、右サイドで山本義道・小川大貴・山田を中心にパスを繋ぎ前進するも、一旦最終ラインへ戻され作り直し。
そして再び右サイドを選択し、上原縦パス→山田スルーパス→小川大と渡り奥へ進入、エリア内へのパスを受けた山田が切り返しからシュート。
GK塩田がセーブするも、跳ね返りを詰めた松本がネットに突き刺しゴール。
長いパスワークを得点に繋げ、遠藤不在を感じさせない先制点となりました。

その後も磐田はゲームを支配。
36分には再び、大森のスルーパスをエリア内右で受けた山田が、カットインからシュート。
ブロックされた跳ね返りに松本が走り込んでシュートと、1点目のシーンと同じ2人がフィニッシュに絡みましたがGK塩田のセーブに阻まれます。

栃木は以降も得意のプレスに難儀し、持ち味が中々生まれず。
リードされた後は最終ラインにプレスを掛けていく事が増えましたが、それも実らず磐田に攻撃権を独占されてしまいます。
結局反撃の糸口を掴めぬまま、ビハインドで前半を終了。

クラブの最高順位である9位に並んでいる現状、1万人を超す大観衆の中、勝利して記録更新を期待されての試合となった栃木。
前年の最終節を思い出しますが、あの時はアウェー(フクダ電子アリーナ)で、J2残留のために何が何でも勝たなければならないという悲壮感溢れる状況でした。
それとは正反対で、プレッシャーの薄い状況の中、さらに上を目指すという未来溢れる展開。

J2という下位カテゴリーの中でも、パスを繋ぐ・ボールを支配するサッカーを基調とするクラブが蔓延する状況にあって、その真逆のサッカーを追求する栃木。
中途半端にポゼッションを踏襲するようなクラブを喰っていく今季の戦いぶりはある意味爽快でしたが、1点勝負のシビアな状況が続き、当事者にとっては相当苦しかったと思われます。
何度も敵陣深めでボール奪取に成功しても、そこから得点に結び付ける精度の面では今一つといった内容で、「ストーミング」本来の威力はまだ発展途上。

それでもこのサッカーを続ける事以外に選択肢は無いと思われる栃木の現状。
来季は本格稼働するであろうこのスタジアム、この日のような大観衆の中、ゴールを量産する戦いは出来るでしょうか。

ハーフタイムで2枚替えを敢行し、後半に臨んだ栃木。(溝渕・佐藤→大島・西谷に交代)
その入り、いきなり左サイドでパスカットした森がドリブルで奥に進入する展開。(プレスバックした小川大に対応される)
サイドにボールを出させて引っ掛けるというスタイルを見せ、立ち上がりは攻撃権を支配する事に成功します。

しかしすぐさま磐田も慣れを見せ、互角の様相に。
時には最終ラインを、片側のセンターバックを上がり目にした2枚でのビルドアップを敢行したりと、変化を付けて相手のプレスの狙いをそらしていきます。
13分に自陣で大井からの縦パスを上原がポストプレイ、左サイドでパスを回すも中川が右へサイドチェンジを敢行し、これを受けにいった小川大がダイレクトで前にパス。
このダイレクトプレイが栃木にとっては実に厄介となっており、この時もその後山田のスルーパスで小川大の走り込みを許し磐田の決定機に。
小川大のクロスがファーサイドに上がり、藤川の折り返しに上原が走り込みシュートと、流れるような攻撃もGK塩田がセーブして何とか防ぎます。

再び磐田のパスワークに翻弄される栃木、その通りに以降は磐田に流れが全振りになってしまいます。
セットプレーでも、18分の磐田のコーナーキックで、磐田のサインプレーに四苦八苦。(キッカー山本康エリア外へクロス→山田ボレーシュートもGK塩田キャッチ)

押せ押せの展開に拍車を掛けるべく、22分に小川航基を投入した磐田。(大森と交代)
飲水タイムを挟んだ後、27分には右サイドから上原のロビングを、収めた小川航がすかさずシュート(ゴール左へ外れる)と早速栃木ゴールを脅かし。

磐田に押し込まれていた栃木、29分にカウンター。
柳がエリア内右へとスルーパスを送ると、受けた矢野がキープののち戻し、走り込んだ山本廉がシュート。
しかしふかしてしまい枠外となると、直後の磐田の攻撃。
上原がドリブルから右奥へスルーパスを送り、走り込んで受けた小川航の戻しから、山田がダイレクトでクロス。
これを中央で藤川が合わせヘディングシュート、ゴールに突き刺して追加点。
磐田が勝利へ近づくとともに、栃木にとって痛かった山本廉の枠外シュートとも感じてしまいました。

無理にでも攻めなければならなくなった栃木。(2失点目の直後に山本廉→榊に交代)
32分に代わって入った榊がエリア内右からシュート、GK八田が足でセーブした所に矢野が詰めてヘディングシュート、しかしこれも枠を捉えられず。
34分にはセットプレー、中央やや手前からのFKで、キッカー明本は直接狙うと見せかけてロビングを選択。
エリア内やや右へと上がったボールに田代が跳び込みヘディングシュート、しかしGK八田のキャッチに阻まれます。
尚も押し込まんとする36分に岩間→有馬へと交代、明本がボランチへとシフトした栃木。

反撃体制は整えた栃木でしたが、2点のビハインドはやはり重く。
43分には再びFKを得て、今度はエリアからすぐ手前。
キッカー明本が直接狙い、GK八田は反応できずもゴールバーを直撃してしまいます。
尚もこぼれ球を明本がシュートするも、エリア内に居た大島に当たり跳ね返り。
前掛かりになる中、35分には矢野が、43分には西谷が警告を貰うなど副産物も付いてきてしまう展開に。

そしてATとなり、CKから田代のヘディングシュート(枠外)もあったものの、磐田に時間を使われる展開に持ち込まれます。
何とかマイボールにして、GK塩田のロングフィードから、柳がエリア内へと落としたボールに矢野が走り込み。
磐田・中川のスライディングを受け体勢を崩しながらも合わせ、ゴールに突き刺して1点を返します。
しかしそこまでで、1-2で試合終了の笛が吹かれて最終戦が終了。
栃木は水戸に抜かされ、10位で今季を終える事となりました。

前年の残留争いから一転、というシーズンとなった栃木ですが、本当の勝負は降格枠が広がる来年となるでしょう。
期待半分・不安半分ぐらいの状況といった現状から、どのようにチームを成長させてくるか、来季も注目したいと思います。

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