1月11日、火星の北半球は冬至を迎えた。火星の季節は地球の2倍に相当する(春夏秋冬が各6か月)ので春はまだ遠いが、これから徐々に2酸化炭素の霜が解け始める。
この図では、火星の最北の砂丘が季節的な炭素二酸化物の氷(ドライアイス)の冬の覆いから現れ始めている。暗い剥き出しの南面する斜面は太陽の暖かさを吸収しつつある。急峻な砂丘の風下の側は砂が砂丘をすべり落ちて氷がない。暗い部分は砂を見せて春早くに氷が割れた場所である。間もなく砂丘は完全に剥き出しになり、春の活動の全ての徴候がなくなるだろう。このイメージは、NASAの火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラで、2014年1月16日にとられた。
<出典と大判イメージ>: 今日のイメージ(NASA) から。