天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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6月15日(土): ボイジャー1号、科学データを送り返す/ミッション別ページ

2024年06月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ボイジャー1号、四つの観測装置すべてからの科学データを送り返す

NASAのボイジャー1号宇宙船は、2023年11月に発生した技術的な問題の後、初めて通常の科学運用を行っている。

チームは、4月に、探査機の健全性や状態に関する情報を含む技術データの戻すように探査機に促し、この問題を部分的に解決した。5月19日、ミッションチームはその修理プロセスの第2段階を実行し、探査機に科学データの送信を開始するよう命令を出した。四つの科学機器のうち二つはすぐに通常の動作モードに戻った。他の二つの機器には追加の作業が必要だったが、現在、四つ全てが使用可能な科学データを送り返している。これら四つの装置は、プラズマ波、磁場、粒子を調べている。

ボイジャー1号とボイジャー2号は、太陽圏(太陽が作り出す磁場と太陽風の保護バブル)の外の領域である星間の空間を直接サンプリングしている唯一の探査機である。

ボイジャー1号は科学的な運用を再開しているが、この問題の影響を浄化するためには追加の小さな作業が必要である。エンジニアは、宇宙船に搭載された3台のコンピュータで計時ソフトウェアを再同期し、適切なタイミングでコマンドを実行できるようにする。また、年に2回地球に送られる、プラズマ波動装置のデータを記録する、デジタルテープレコーダのメンテナンスも行う。但し、ボイジャーの科学データのほとんどは、記録されずに直接地球に送られる。

ボイジャー1号は地球から240億キロメートル以上の距離にあり、ボイジャー2号は地球から200億キロメートル以上離れている。これらの探査機は、今年後半に運用開始から47年を迎える。NASAで最も長命な宇宙船であり、最も遠い宇宙船でもある。

<参考>: ボイジャー は、NASAによる2機の無人惑星探査機ボイジャー1と2による探査計画であり、両機とも1977年に打ち上げられた。木星・土星・天王星・海王星を“通過”し探査することができる機会を狙って打上げられている。両機とも既に太陽圏を離れ宇宙空間に入っている。ボイジャー1号は、最近、接触が乱れ、不安視されていた。

<大判>: 大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: agreicius(著者名です)

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6月14日(金): 太陽の活動領域を調べる/ミッション別ページ

2024年06月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽軌道船、太陽の活動領域を観測

2022年3月3日、探査機が初めて太陽に接近した際に太陽軌道船(Solar Orbiter)が見た太陽。この視界は、太陽物理学者達が太陽風の起源領域を研究するための新しい道を開く重要な調査の一部だった。

その最も大きなイメージは、軌道船の極紫外線撮像装置(EUI)の太陽撮像装置モードをフルにして撮影されたものである。5秒後に表示される中サイズのイメージは、装置の高解像度モードで撮影したものである。3枚目の最も小さなのイメージは、軌道船の SPICE(Spectral Imaging of the Coronal Environment)装置で撮影されたものである。

太陽の活動領域は、しばしば太陽フレアや噴出の原因となる。活動領域の視覚的な指標は、暗い黒点、つまり強い磁場がねじれて集中する太陽の光球のより冷たい領域である。黒点を生み出す磁気活動は、いわゆる「遅い」太陽風(slow solar wind)と関係があると考えられている。

この調査では、軌道船の装置で太陽の活動領域を撮影し、数日後に探査機の現場観測装置でゆっくりとした太陽風を測定した。これは、太陽表面の至近距離の高解像度画像と、探査機周辺の太陽風の直接測定を結びつけた初めての事例である。これによって、科学者達は、遅い太陽風がどこから来るのかをより明確に特定することができ、太陽物理学者が太陽風の源領域を研究するための新しい道が開かれた。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 .mp4 です。

<出典>: Solar Orbiter

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6月13日(木): グロビュールと銀河/ミッション別ページ

2024年06月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

CG4: グロビュールと銀河

このガスの雲は銀河を食することができるだろうか? 写真に写っているこの奇妙な見た目の「生き物」の「爪」は、彗星の小球(Cometary globule)として知られるガスの雲である。 しかし、この小球(globule:グロビュール:小さな滴)は破裂している。彗星の小球は典型的にはダストの頭部と細長い尾を持っている。これらの特徴によって、この彗星の小球は、視覚的には彗星と類似している。 しかし、実際にはそれらは非常に異なっている。小球はしばしば星の誕生の場であり、 そして、多くの人は頭の中で非常に若い星を描いている。 この物体の頭部が破裂した理由はまだ判明していない。小球の左側にある銀河は巨大であるが非常に遠くにあり、偶然の重ね合わせによって CG4 の近くに配置されているに過ぎない。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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6月12日(水): 軌道上のゴミの解決可能性に新たな視点/ミッション別ページ

2024年06月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの研究、軌道上のゴミの解決可能性に新たな視点を提供

新しいデータ分析は、NASAとそのパートナーが、増大する軌道上の宇宙ゴミ(デブリ)の問題に対処するための、これまで考えられていたよりも費用対効果の高い方法を持つ可能を示している。

NASAの技術・政策・戦略局(Office of Technology, Policy, and Strategy)が発表した新しい報告書は、軌道上のデブリがもたらすリスクを測定する方法について、NASAのリーダー達に新たな洞察を与えている。

地球周回軌道での活動の活発化によって、地上通信の高速化から気象変動の理解の深化まで、いろいろなことがもたらされた。こうした機会の開花はより混雑した宇宙環境をもたらしている。この研究は、NASAが最近発表した宇宙持続可能性戦略で概説されているように、この重要な問題に経済学的なレンズを適用することによって、その環境の理解を急速に向上させるNASAの取り組みの一部である。

報告書「軌道デブリの軽減、追跡、修復の費用と便益の分析」は、軌道デブリに関連する技術的および経済的不確実性に対処するための OTPS の作業の第2段階である。

2023年に発表された OTPS フェーズ1報告書は、物体の移動、除去、再利用など、軌道上のデブリの修復措置の費用便益分析を求める政策立案者に初期情報を提供した。新しい報告書は、軌道上のデブリが宇宙船にもたらすリスクの推定の質を向上させた。これらの新しい推定値は、宇宙空間で最大のデブリからミリメートルサイズの破片まで、あらゆるものをカバーしている。また、 OTPS チームの焦点を拡げ、新たなデブリの発生を軽減し、既存のデブリを追跡できる行動も取り上げている。

--- 以下略。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: NASA Communications

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6月11日(火): ミルキウェイの最後の衝突は最近のこと/ミッション別ページ

2024年06月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ガイア:ミルキウェイの最後の大きな衝突は驚くほど最近のことである

我々の銀河系は、その生涯の間に他の多くの銀河のシステムと衝突してきた。ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のガイア宇宙望遠鏡は、これらの衝突のうち、最も最近の衝突が、考えていたよりも何十億年も遅れて起こったことを明らかにした。

ミルキウェイ銀河は、他の銀河が我々の銀河のシステムに接近し、衝突し、引き裂かれ、飲み込まれるにつれて、時とともに成長してきた。衝突のたびに皺が生じ、その皺は今でもさまざまな星のファミリーに波紋を広げ、宇宙空間での星の動きや振る舞いに影響を与えている。

ガイアの目的の一つは、これらの皺を調査することによってミルキウェイの歴史を解明することであり、それは、観測された約20億の天体のごく一部の、我々の星の近くにある10万個以上の星の位置と動きを特定することによって行うことである。

これらの銀河の皺は、2018年にガイアによって発見された。これは、観測結果と宇宙論的シミュレーションを比較することによって、その皺を寄せた衝突のタイミングを正確に決定した初めての調査である。

不可解な動き

ミルキウェイのハローには、珍しい軌道を持つ星の大きなグループがあり、その多くは、天文学者達が「最後の大きな合体(last major merger)」と呼ぶ出来事の間に我々の銀河システムに取り込まれたと考えられている。その名前が示すように、我々の銀河が他の銀河との重大な衝突を経験したのはこれが最後であり、我々の銀河の中心のすぐ近くを通過する星によってミルキウェイをあふれさせた、巨大な矮小銀河であると提起されている。

科学者達は、この合体を80億年から110億年前、ミルキウェイ銀河が揺籃期にあった頃と年代測定し、ガイア・ソーセージ・エンケラドゥス(GSE:Gaia-Sausage-Enceladus)として知られている。しかし、2022年にこの望遠鏡のデータ公表3の一部として公開されたガイアのデータは、別の合体が異常に動く星をもたらした可能性があることをも示唆している。

--- 以下略。

<ひとこと>: 右上のイメージの比較を見るには下記「出典」のリンクから。左のイメージのリンク先は動画 .mp4 、右下のイメージの大判はリンク先から。

<出典>: Gaia

<訳者追記>: ヨーロッパ宇宙機関のガイア(gaia)衛星は、ミルキウェイの中心の星の位置と動きの方向を、徹底的に調査することを目的として、2013年12月に打上げられた。その膨大な観測結果から得られたのは、ミルキウェイのハローを大きく飛び回る多数の星達であった。これらはミルキウェイの比較的近い段階での、他の銀河との衝突と併合に伴って残された、他の銀河の星達であると考えられている。

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6月10日(月): エウロパの高精細な氷の殻を提供する/ミッション別ページ

2024年06月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのジュノ、エウロパの高精細な氷の殻を提供する

太陽を動力源とする探査機からのこのイメージは、氷に包まれた木星の衛星の、いくつかの興味深い特徴を示している。

NASAのジュノ(Juno)探査機に搭載されたジュノ・カメラ(JunoCam)からのイメージは、木星の衛星エウロパの北極と南極の氷の地殻が、かつてあった場所と異なるという理論を裏付けている。この探査機の恒星基準装置(SRU)による、この氷の月の別の高解像度イメージが、プルーム(噴煙)活動の可能性のある兆候と、最近、塩水が表面に泡立った可能性のある氷殻の破壊領域を明らかにしている。 エウロパの氷の外側の下には巨大な海が存在すると考えられており、これらの表面の特徴は、エウロパの外側の氷殻が本質的に自由に浮遊して移動しているという理論である「真の極地彷徨い」と関連している。

惑星科学研究所で JunoCam の計画を主導する科学者は、「エウロパの氷の殻が岩石の内部から切り離され、その結果、殻に高い応力レベルがかかり、予測可能な破壊パターンが生じると真の極地徘徊が起こる」と述べている。「南半球でこれらの破砕パターンがマッピングされたのは今回が初めてであり、エウロパの表面の地質に対する真の極域の彷徨の影響が、これまで同定されていたよりも広範囲に及んでいることを示唆している」

--- 中間略 ---

エウロパ・クリッパー(Europa Clipper)は、この氷の衛星が生命に適した条件を持つかどうかの調査など、エウロパに焦点を当てている。2024年秋に打ち上げられ、2030年に木星に到着する予定である。2023年4月14日に打ち上げられたヨーロッパ宇宙機関の木星氷衛星探査ジュースミッションは、2031年7月に木星に到達し、特にガニメデに焦点を当て、木星の三つの大きな氷の衛星、燃えるようなイオおよび小さな衛星、惑星の大気、磁気圏、リングなど多くのターゲットを調査する。

ジュノは5月12日に61回目の木星への接近フライバイを実施した。6月13日に予定されているガス惑星の62回目のフライバイには、高度約 29,300 キロメートルでのイオのフライバイが含まれている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Jet Propulsion Laboratory

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6月9日(日): モンゴルの山々の長い影/ミッション別ページ

2024年06月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

モンゴルの山々の長い影

モンゴル中央部上空を周回中に、国際宇宙ステーション(ISS)は、雪に覆われたゴビ・アルタイ山脈とその周辺の平野の画像を撮った。

午後遅くの日差しが、眼下の平原に山頂の長い影を落としている。山塊には無数の急峻な峡谷が切り込んでおり、その険しい外観は、イメージ上部に沿って広がる平坦な平原とは対照的である。この平原は半ば砂漠化した草原、または、この地域の家畜遊牧民に牧草地を提供する草原である。

イメージの左上には小さな干上がった湖の一部がある。雨の多い年には、この湖の水がオログ湖(Orog Lake:このイメージにはない)に供給される。この湖と他の近くの湖は、水鳥の保護生息地としてラムサール条約保護地域である。

馬、牛、ラクダ、ヤギ、羊に加えて、モンゴルにはヤクや牛が生息している。2000年以降、四回の、主に異常に深い雪や氷が草へのアクセスを妨げ、家畜の大幅な損失を引き起こしている。1990年以降、群れのサイズが急速に拡がり、厳しい冬に脆弱な動物の数が増えた。

山塊を囲む草原は、科学者達によって寒冷地に分類され、半砂漠の海抜約 1,250 メートルの標高に達している。山塊の山頂では年間気温はさらに低く、最高峰のイク・ボグド(Ikh Bogd:別名テルグン・ボグド:Tergun Bogd)は、 4,000 メートル近くに達している。山頂の気候は年間の平均気温が氷点下であり、極地のツンドラに分類される。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Earth Observatry

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6月8日(土): 火星のロボットの影/ミッション別ページ

2024年06月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星のロボットの影

パーサビアランスは、2021年から赤い惑星を調査し、火山活動と古代の流れる水の複雑な歴史の証拠を見つけ、内部太陽系を横断する息をのむようなイメージを送ってきた。ここでは、2024年2月に、パーサビアランスが、フレームのトップに見えるローカルな丘と共に、太陽の反対側の、ジェゼロ・クレータのネレトヴァ谷(Neretva Vallis)の全貌を見ている。車サイズのローバーの、明らかに人間でない影が、散らされた岩の上に重ねられて中央下に見える。パーサビアランスは、今、その飛行する仲間インジェニュイティなしで働き、古代の生命のサインを求めて火星の調査を続けている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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6月7日(金): NASAの小型双極衛星について/ミッション別ページ

2024年06月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの小型双極衛星について知っておくべき五つのこと

「PREFIRE」と名付けられたこのキューブサットの二つ組デュオが、地球の極域が宇宙に放射する熱の量と、それが気象にどのような影響を与えるかについての理解を深める。

靴箱ほどの大きさの双子の気候衛星が、まもなく地球上で最も遠い二つの地域、北極と南極を調査することになる。NASAのミッションでは、地球が極地から宇宙空間に放出する熱の量を測定する予定で、これは地球に出入りするエネルギーのバランスと、それが地球の気象にどのような影響を与えるかを理解するための鍵となる情報である。

この PREFIRE (Polar Radiant Energy in the Far-InfraRed Experiment:遠赤外線極放射エネルギー装置)ミッションのデータは、両極での温室効果、特に水蒸気、雲、その他の地球大気の要素が熱を閉じ込めて宇宙空間に放射されないようにする能力についての理解を深めるのに役立つ。研究者達は、この情報を使用して気象のモデルを更新し、温暖化が進む世界での、海面、天候、雪や氷の覆いがどのように変化するかについて、より正確に予測できるようにする。

PREFIRE の各キューブ衛星(キューブサット)は、熱赤外分光計を使用して、地球の表面と大気から宇宙空間に放射される遠赤外線エネルギーの形で熱を測定する。

ここでは、この小さいながらも強力なミッションについて知っておくべき五つのことを紹介する。

  1. PREFIREキューブサットは、地球の大気と氷が、北極と南極から宇宙に放射される熱量にどのように影響するかについての、新しい情報を提供する。
  2. このミッションでは、地球が宇宙空間に放出する熱の遠赤外線部分に焦点を当てる。
  3. PREFIRE からのデータは、極域および全球の気象モデルの改善に役立つ。
  4. PREFIRE キューブ衛星は、フルサイズの衛星よりも低コストのプラットフォームを使って、重要な疑問に答えるように設計されている。
  5. PREFIREミッションは、次世代の衛星気候科学者の育成に役立つ。

<ひとこと>: この PREFIRE 衛星は、一機目が5月27日に、二機目が6月5日に打上られました。下表「宇宙科学の話題」から。各大判はイメージのリンクから。

<出典>: Jet Propulsion Laboratory

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6月6日(木): ハッブル宇宙望遠鏡の方向決定方法変更/ミッション別ページ

2024年06月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASA、ハッブル宇宙望遠鏡の方向決定方法を変更

一連のテストを完了し、選択肢を慎重に検討した後、NASAは、火曜日に、ハッブル宇宙望遠鏡を一つのジャイロスコープのみで運用するように移行する作業が進んでいると発表した。望遠鏡は5月24日にセーフモードに入り、作業が完了するまでそこに留まるが、この変更により、ハッブル宇宙望遠鏡は、観測の大部分に影響を与えずに、この10年間、更に次の10年間、宇宙の秘密を探求し続けることができる。

現在探査機に搭載されている六つのジャイロのうち三つが稼働でき、望遠鏡が向けられる方向を決定および制御するシステムの一部となっている。これまでの6ヶ月間、ある特定のジャイロが誤った測定値を返し、探査機が何度もセーフモードに入り、望遠鏡が地上からの新しい指示を待つ間、科学観測を中断してきた。

この一つのジャイロは「飽和」を経験しており、チームはジャイロの電子機器をリセットして正常な測定値に戻すことに何度も成功してきたが、その結果は一時的なものであり、5月下旬に再び問題が再発した。

NASAは、一貫した科学運用に戻るために、宇宙船を長い間検討してきた新しい運用モードに移行している。ハッブル宇宙望遠鏡は一つのジャイロのみで運用し、他のジャイロは将来の使用のために利用可能にしておくということである。この宇宙船は、2009年の5回目で最後のスペースシャトルサービスミッションによって六つの新しいジャイロが設置された。これまでに、これらのジャイロのうち三つは、現在問題が発生しているジャイロを含めて引き続き稼働しており、チームは引き続き監視を続ける。ハッブル宇宙望遠鏡は、これまで、効率を最大化するために三つのジャイロを使用してきたが、一つのジャイロだけで科学観測を続けることもできる。NASAは、20年以上前に、ハッブル宇宙望遠鏡の寿命を延ばし、三つ以下のジャイロで科学を成功裏に提供できるようにするための方法として、この計画を開発した。ハッブル宇宙望遠鏡は、2005年から2009年にかけて、二つのジャイロモードで運用されていた。2008年には、科学観測の質に影響を及ぼさずに短期間、一つのジャイロ運転が実証された。

今後、一つのジャイロモードで科学観測を続けるが、いくつかの小さな制限が予想される。ハッブルが科学的な目標を捜し固定するのにより多くの時間を必要とする。また、火星よりも近い移動天体を追うこともできないが、これはハッブル宇宙望遠鏡にとっては稀なターゲットである。

この移行には、天文台と地上システムの再構成と、将来計画されている観測への影響の評価が含まれる。チームは、6月中旬までに科学活動を再開する予定である。NASAは、ハッブル宇宙望遠鏡がジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡や将来のナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡など、他の天文台とともに、今後数年間にわたって新しい宇宙の発見を続けると予想している。

1990年に打上げられたハッブル宇宙望遠鏡は、予想された設計寿命の2倍以上、30年以上にわたって宇宙を観測し続け、最近34周年を迎えた。

<要点>: ハッブル宇宙望遠鏡は、三つのジャイロスコープを同時に使って目標天体に姿勢を合わせてきた。ジャイロは、2009年の最後の保全ミッションで六つを新しく設置したが、既に三つのジャイロは使用不能になっている。残り三つのうちの一つは、これまで何回かトラブルを起こしてきたが、5月下旬再び異常が検出された。
望遠鏡は、効率は落ちるが、一つのジャイロでも運用できるように設計されている。今後は残り二つのジャイロの一つづつを使う運用モードに切り替えられる。
なお、2003年のスペースシャトルコロンビアの事故の詳細検討の結果、以降のハッブル宇宙望遠鏡の保全は行わないことに決定されている。

<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。ハッブル宇宙望遠鏡の姿勢制御方法の概要は こちら(英語) から。

<出典>: NASA Hubble Mission Team

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6月5日(水): ブラックホールの合体/お知らせ/ミッション別ページ

2024年06月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ブラックホールの合体シミュレーション

リラックスして、二つのブラックホールが合体するのを見よう。2015年に初めて重力波を直接検出したことに触発され、このシミュレーションはスローモーションではあるが、実際には約3分の1秒かかる。このブラックホールは、宇宙を舞台に、星、ガス、ダストの前面にポーズをとっている。それらの極度の重力は、それらが間近に螺旋を描き最終的に一つに合体して、アインシュタイン・リングにレンズ化する。この特に見えない重力波は、ブラックホール併合の後でさえアインシュタイン・リング内外にさざ波を立て、このような可視光線のイメージをつくる。 GW150914 と呼ばれ、 LIGO によって検出されたこの重力波は、13億光年の距離にある太陽質量の36および31倍のブラックホールの融合と合致している。この最終的な一つのブラックホールは、太陽の質量の63倍になり、重力波として放散されるエネルギーに変わり、三つの太陽の質量として残る。それらの極度の重力は、それらが間近に螺旋を描き最終的に一つに合体して、アインシュタイン・リングにレンズ化する。この特に見えない重力波は、ブラックホール併合の後でさえアインシュタイン・リング内外にさざ波を立て、このような可視光線のイメージをつくる。 GW150914 と呼ばれ、 LIGO によって検出されたこの重力波は、13億光年の距離にある太陽質量の36および31倍のブラックホールの融合と合致している。この最終的な一つのブラックホールは、太陽の質量の63倍になり、重力波として放散されるエネルギーに変わり、三つの太陽の質量として残る。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 Youtube です。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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<お知らせ>: ジェームスウェブ宇宙望遠鏡の観測から、これまでで最遠、ビッグバン後3億光年内と思われる銀河が発見されました。下表「ジェームスウェブ宇宙望遠鏡」から。

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6月4日(火): 回転する月/ミッション別ページ

2024年06月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

月探査軌道船からの回転する月

今、月がこのように自転しているのを見る人はいない。 それは地球の月が潮汐的に地球に固定されており、我々には一面しか見えないからである。 しかし、現代のデジタル技術を考えると、月探査軌道船(LRO:Lunar Reconnaissance Orbiter)が送り返した多くの詳細な画像と組み合わせることで、 高解像度の仮想月回転ムービーが構成されている。 注目のタイム・ラプス(コマ落とし)動画は、標準的な地球の視界から始まる。 しかし、直ぐに、地球からは見るのが難しい暗い中央の大きなクレータ、メア・オリエンターレ(Mare Orientale)が赤道の下の視界の中で回転する。全太陰暦(注:月の一回転)を24秒に圧縮したこのビデオは、月の地球に面する側が豊かな暗い月の海を含み、一方月の遠い側が明るい月の高地によって支配されていることを明瞭に示している。今、今後数年以内に再び月面に着陸することを目的としたNASAのアルテミス計画など、複数の国や企業からの32を超える新しい月へのミッションが活発に開発されている。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 Youtube です。

折しも、北京時間の2日朝、中国の無人月探査機「嫦娥(じょうが)6号」が月の裏側への着陸に成功したと報じられました。国家航天局の発表によると、月の南極に近い「南極エイトケン盆地」に着陸し、間もなく表面からの試料採取を開始し、世界で初めての、月の裏側からの試料を持ち帰ることを目指します。
中国では、2019年に嫦娥4号が史上初の裏側への着陸に成功しており、嫦娥6号の打上げに先立って、3月に中継通信衛星「鵲橋(じゃっきょう)2号」が月の周回軌道に投入されていました。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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6月3日(月): ジュノ、木星の小さな衛星アマルテアを見る/ミッション別ページ

2024年06月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのジュノ・ミッション、木星の小さな衛星アマルテアを発見

NASAのジュノーミッションは、2024年3月7日に行われた59回目の木星接近フライバイで、これらの木星の姿を捉えた。木星の様々な色の帯や、大赤斑を含む渦巻く嵐をよく見ることができる。よく見ると、小さな衛星 アマルテア(Amalthea) が見える(右図)。

半径僅か84キロメートルのアマルテアはジャガイモのような形をしており、球体になるほどの質量がない。2000年、NASAのガリレオ探査機は、インパクトクレータ、丘、谷など、いくつかの表面の特徴を明らかにした。アマルテアは、木星の四つの最も大きな衛星の中で最も内側にあるイオの、更に内側で木星の周りを回っており、1周するのに地球の日付で 0.498 日かかる。

アマルテアは太陽系で最も赤い天体であり、観測によると、太陽から受ける熱よりも多くの熱を発している。これは、木星の強力な磁場の中を公転する際に、この月の核に電流が誘導されるためと考えられる。あるいは、この熱は木星の重力によって引き起こされる潮汐応力によるものかも知れない。

この2枚のイメージの1枚目が撮影された時点で、ジュノ探査機は木星の雲の頂きから約 265,000 キロメートル上空、赤道から北に約5度の位置にいた。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Jet Propulsion Laboratory

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6月2日(日): ハリケーンシーズン始まる/ミッション別ページ

2024年06月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハリケーンシーズン始まる

6月1日は、大西洋における2024年のハリケーンシーズンの始まりである。NASAは、宇宙ステーションからの眺めと人工衛星の両方からハリケーンを観測し研究している。この視点は、科学者達が気候変動がハリケーンにどのような影響を与えるかを理解し、温暖化が進む世界で地域社会の熱帯低気圧に備える方法を学ぶのに役立っている。

このイメージは、米国東部時間2023年8月29日午前11時35分に、国際宇宙ステーション(ISS)の外部高解像度カメラが撮影したハリケーン「アイダリア(Idaria)」のイメージである。国立ハリケーンセンターによると、アイダリアはメキシコ湾でカテゴリー1の嵐であり、時速140キロメートル(秒速39メートル)の風が吹いていた。

<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: Monika Luabeya (著者名です)

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6月1日(土): 6月の空、観察のヒント/ミッション別ページ

2024年06月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2024年6月:NASAによるスカイ・ウォッチングのヒント   

土星と火星が月と出会い、木星が夜明けに戻り、また、空に見られるいくつかの一般的な天体識別のためのヒント。

 今月を通して - すべての惑星の活動は明け方の空にあり、土星と火星は早朝に昇る。今月後半には木星が加わる。


 6月 2日 - 日の出1時間前に、赤みを帯びた火星が三日月のすぐ下に浮かぶ。南に向かって近くに潜んでいる土星とともに東の低空でペアを見つけよう。
 6月 3日 - 朝の薄明りに三日月が火星の下にある。東の空の低いところを探そう。
 6月 6日 – 新月
 6月21日 – 満月
 6月24日 - 日の出前に木星が東の低い空に見えるようになる。6月の最終週に、地平線から約10度の高さにある明るい惑星を探し、火星と土星と南に向かって伸びる線を形成する。
 6月27日 - 真夜中に土星とともに東に昇る月を探そう。この朝の夜明けまでには、あなたは南の空高くに彼らを発見するだろう。それらは双眼鏡による視界の同じフィールドに間近に現れる。
 6月29日には、土星、月、火星、木星が明け方の空に並ぶ(右下の図)。これは7月まで続く。

「プラネットパレード」: 天王星と海王星は、特に朝の空が明るくなると、望遠鏡なしでは見ることができないほど暗い。惑星のパレードに最も近いのは6月29日、土星、月、火星、木星が明け方の空に並ぶ。

--- 以下略。

<ひとこと>: その他の天体現象については、右上のイメージのリンク先、動画 Youtube(英語解説)からご覧ください。

<出典>: Preston Dyches(著者名です)

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