OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
例年なら5月の連休には2~3回は樽前に登っているのに、どういう訳か今年は行きそびれた。
イソツツジが咲く頃だろう。イワヒゲか、コメツガザクラか、チングルマか、そろそろイワブクロだろうと、花々を思い浮かべながら家に引きこもっていた。
天候も良くなかったし、行かなくても良い理由を捜していた。
そうだ、新しいカメラを買ったことだし、夕焼けを見に行こう。
でも、今頃だと夕焼けは7時ごろ。
日没が5時半ごろになったら出かけよう。
などと、延ばし延ばしにしていた。
ところが、突如現われた健脚HYさんに背中を押されて出かけることとなった。
歩き出したのは午後3時7分である。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
15:12
登山口から林に入り、4分も歩けば視界が広がり右手に支笏湖が見えてくる。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
15:19
山は一足早く秋に向かっていた。
既に赤くなった葉があり、ススキも秋の準備をしていた。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
15:40
花が終わり、秋の準備をしている裾野を風不死岳の方へ歩く。
日は少し傾き、逆光気味で、光を受けた草が黄色に輝いている。
シラタマノキが白い実を付け、咲き遅れたイワブクロが思い出したように咲いている。
ここを歩いていると、大雪の姿見の駅からの道を思い出させる。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
15:50
岩場に来た。
今日は風がないし、思ったほど気温が下がらない。
ここらで水分補給をする。
バッタの交配の時季なのだろうか、歩く足元から次々とバッタが飛び立つ。
二階建てのバッタもいて、飛びにくそう。
そのうち、外れて別れ別れになってしまって、 ゴメン。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
16:15
風不死岳への分岐を左に折れ、樽前の尾根に向かう。
以前、ここで見た草を
松の子供か、と書いたがナントカクサでは、とのコメントを頂いた。
調べなくてはー・・・
調べました。答えは
こちら。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
16:25
小樽前、932峰への分岐点に来た。
尻別山は見えるが、写真には写らない。
羊蹄山は、頂上が雲の中である。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
16:30
室蘭方面の山並みが墨絵のようできれいだ。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
16:33
足元に咲いているのは、イワギキョウだろうか、
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
16:43
外輪山に乗っかった。
雪解け水や雨水が削った溝が、斜めからの光でくっきと見える。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
16:44
あの丘を登れば頂上が見える。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
16:45
右手に世界にひとつしかないドームを見ながら歩く。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
16:50
晴れていると下界が見えるから、高度感はさほど感じないのであるが、
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
16:52
ガスった日は、視界が3メートル位しかないので下が見えず、雲海の上にいる、(実際歩いているのは雲の中なので)ようで、不気味なのである。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
17:14
そろそろ頂上近くなり、高度も上がりドームを横に見ながら歩く。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
17:16
外輪山内の草が逆光に輝いているのだが、写真にうまく写るだろうかー。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
17:25
頂上近くに札幌から来たという人がカメラを構えていた。
山本純一氏の写真を見て来たという。
三脚はマンフロットでカメラはNikon F100 レンズは~200mmのズーム
私が登って来るのを正面から見下ろして撮影していた。 だろう。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
17:29
一応登頂の証拠として
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
17:44
日はドームの陰に隠れたが、日没までには、まだ30分ある、とのこと
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
17:45
日没近くになっても、雲が少ないから空は赤くはならないと見た!
今日はここで下山しよう。
いつものことだが、頂上は風があって長居はしないほうが良い。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
17:56
ヘッドライトも用意したのだが、使わなくても良さそうだ。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
17:58
日没が近づいてきたが、空は日本的な穏やかな色になり、夕暮れを楽しみながらゆっくりと歩く。
OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
18:26
見晴台を過ぎて登山口近くなったところで、大きなキキョウを見つける。
ストロボを焚いたら真夜中のような写真になった。
下山してみると、駐車場は車が2台。
我々とあの写真機を持った人の車である。
歩き出した頃は、下山途中の人とすれ違った。
風不死岳への分岐を過ぎてからは、会う人もなく貸切の贅沢な山であった。