舟を編む 三浦しをん

15年かかって「大渡海」という辞書を編纂する話。
馬締(まじめ)光也が中心とになり、元編集者の西岡正志に助けられ、
社外スタッフの荒木公平さん、監修の松本先生、多くの専門の先生方、新人の渡辺みどり、
多数のアルバイト学生の協力で完成させる。
料理人林香具矢との出会いと、それぞれの恋愛事情をちょっとユーモラスに描いている。
紙にもこだわり、製紙会社と共に何年もかけ、より良い紙づくりに力をそそぐ。
一生を、用例採集片手に辞書編纂に捧げた先生の、専門的な知識は「なるほど!!」と
勉強になった。
一冊の辞書が、発行されるまでの苦労がよくわかった。改訂のことも。
この本を読んで、辞書は必要なときに引くだけでなく、読み物としても
面白そうだなと思った。
映画になっているので、借りて観てみる。