「あやしい遊園地 」 江坂 游

　　　「あやしい遊園地」　奇妙で愉快なショート　ショート集　　　江坂　游

　　　　　　　　

選りすぐりの７０篇のショートショート集。
３～６ページで起承転結。それぞれ違う短い話の中に、思わない結末や話が詰まっていて面白く楽しめました。
さすが星さんが褒める作家さんです。
数冊ショートショートを出されているので、これから全て読むつもりです。
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車の定期点検でディーラーに行き、少し時間がかかるようなので近くの古本屋さんに時間つぶしで行きました。
大好きな星新一さんの名前が目に入ったので、買ってきました。
初めての作家さんですが、星新一さんの一番弟子だと書いています。

星新一さんの本と初めて出会ったのは、２０代初めのころ。
転勤した支店で昼休憩に、いつものように本を読んでいると、一つ上の先輩から「これあげるから読んでごらん、面白いよ」と
一冊の本をいただきました。「ボッコちゃん」
そのころショート・ショートという言葉も知らなかったのですが、あまりの面白さにアッと言う間に読んで、
そこから星新一さんの世界にのめり込みました。
今のように古本屋さんや図書館ともなじみがなく、あちこちの本屋さんを回り、目につく星新一さんの本を集めました。

そのころ、会社ではお昼を早番と遅番で交代で食べていました。
４５分で交代でしたが、本に夢中で気が付けば１時間以上過ぎていました。
慌てて、その当時のボスと交代したのを思い出しました。食いしん坊の私なら、ブーブー言っていたでしょうに。
『　ボス！　すみませんでした　　』　
あれから数十年、星さんとの出会いをつくってくれた先輩やあのころの皆さんは、お元気でしょうか？

星さんの作品を書き出し、星新一と書いてあるものは、ほとんど読んだと思います。星さん選の「ショートショートの広場」も楽しんでいました。
夢や未来、発明や宇宙まで本当に面白かったです。
「星新一　　１００１話をつくった人」　　最相　葉月　　も買ってあります。
じっくり読みたいと思っています。

ショートショートは本当に難しいと思いますが、星さんに続く作家さんがどんどん生まれるのを楽しみにしています。



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