ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「刺繍する少女」 「鬼平犯科帳」「剣客商売」「味いちもんめ」他

2015-01-30 17:09:52 | 
 「刺繍する少女」   小川 洋子

       

かわいい表紙ですが、内容は死、狂気、奇異が棲みついた美しくも恐ろしい十の「残酷物語」です。
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「刺繍する少女」
母が乳がんの末期でホスピスに入り、僕は付き添いで入っている。
そこで、20年以上昔に、別荘が隣同士だった少女に再会する。
その時、二人は12歳だった。 彼女はぜんそくで療養に来ていて、いつも刺繍ばかりしていた。
今は、ホスピスでボランティアとして患者さんの話し相手になったり、バザーをしたり、刺繍をしている。
二人は毎日、あの頃の事やその後の自分たちのことを話すようになった。
やがて母が亡くなり、僕は彼女を探したが姿はどこにもなかった。
ホスピスを出る前に、もう一度母の病室をのぞいたら、女の子と風車と花の刺繍のされたベッドカバーがかけられていた。

「森の奥で燃えるもの」
収容所に入る人は全員、登録所で針金で耳から〈ぜんまい腺〉を抜かれる。
僕は、ぜんまい腺を抜いてくれた彼女と恋に落ちる。
しかし、彼女は収容者ではなく、ぜんまい腺がまだある。そこで僕は、、、。

「美少女コンテスト」 「ケーキのかけら」 「図鑑」 「アリア」 「キリンの解剖」 「ハウス・クリーニング」 「トランジット」 「第三火曜日の発作」


 「剣客商売 18」  原作・池波正太郎 画・大島やすいち  

    
第六十九話から七十二話収録。「勝負」「初孫命名」「その日の三冬」「時雨蕎麦」
大二郎と三冬の間に子供ができ、小太郎と名付けられる。

  「鬼平犯科帳ベストセレクション」   原作・池波正太郎   画・さいとうたかを    

        
仕置ノ壱~五  「追跡」 「女武道」 「霧の七郎」 「白まむし」 「よろいびつ」

  「味いちもんめ ・ 牡蠣 」 作・あべ善太  画・倉田よしみ

       
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2014年11月発行の本ですが、裏表紙に作者のあべ善太氏が1999年3月14日に51歳の若さで急逝されたと書いてあります。
連載の中断を余儀なくされていたのを、新たなる原作者、福田幸江氏を得て再開されてシリーズは続いているそうです。
あべ氏は残念でしたが、「新・味いちもんめ」これからも楽しませていただきます。

  「クッキングパパ」  うえやまとち

             
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長く連載されていますが、どうも登場人物たちと、話の設定やお料理が好みではありません。
居酒屋ママさんに話すと、「私もそう」と意見が合いました。
若い子向けのお料理が多いのかな。 この頃は、こってりよりあっさりのほうがおいしく感じます。
お肉もさしの入ったのより赤身のほうが食べやすくなりました。 言いたくないけど00かな!?
 
 

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  ありがとうございます。
     
コメント
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