ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 ジャイロスコープ 」  伊坂 幸太郎

2015-09-23 17:09:11 | 
 「 ジャイロスコープ 」 伊坂 幸太郎

      

雑誌に発表された6作と書き下ろし1作と15年を振り返って伊坂さんのインタビューが収録されています。
全体的には不思議な話で、読んでも、一体なんだったんだろう と思うのも。
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「 浜田青年ホントスカ 」
スーパーの駐車場で相談屋を営む稲垣さん。そこで働くことになった浜田青年。
実は二人は、、、予想外の展開に2人の行く先がどうなったのか謎。

「 ギア 」
「 セミンゴ 」って一体何? 節足動物で雫のような形で体長3メートル、100キログラム、肢8本。
町がどんどん消失していく   バスのみんなは、それからどうなったの?

「 二月下旬から三月上旬 」
坂本ジョンと慈朗。 神出鬼没のジョンはいったい何者? 
3作読んで頭が混乱して、モヤモヤ。 

「 if 」
もし、あの時、ああしていればどうなったのか、と思い続けていた人たちが、20年後同じ場面に遭遇する。 スッキリ

「 一人では無理がある 」
だれからもクリスマスのプレゼントを貰えない子供のために、サンタクロースの仕組みを利用してプレゼントする巨大な非営利団体。
雇われた松田は時々ミスをするが、それが結果的にいい方向に働く。  結果オーライで人の命を救ったりする。

「 彗星さんたち 」
新幹線の車内掃除をする従業員達の話。
新幹線が到着して12分で出発する。 客が降車するのに2分、乗るのに3分、残りの7分で数人が一斉に清掃をする。 知らなかったな。
その人たちが、各車両で遭遇する 時間差で繋がっているような不思議なお話。 心がほっとする結末。

「 後ろの声がうるさい 」
新幹線〈 はやぶさ 〉の中で、乗り合わせた客の話。 親子の情で泣かせる話で『 お互いにわかっっているのに 名乗ればいいのに! そんな単純でもないか? 』
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前半3作は消化不良でしたが、後半の4作はいい話でした。
 
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コメント (2)
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