ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 鍵穴ラビリンス 」  江坂 游

2015-09-04 13:18:51 | 
  「 鍵穴ラビリンス 」  江坂 游 

         

5~6ページに凝縮した宝玉のショートーショート。 たった、2~3行というのもあります。
ダジャレあり、化学・科学あり、宇宙あり、奇想天外な展開と結末。 不思議な56の短い物語。
一作読んで、ゆっくり内容をかみしめて、ああ、そういうことか、そうなるのかと余韻を楽しむので、
次の作品へ進むのが遅れ、普通の小説より読むのに時間がかかりました。

よくまあ、これほどいろいろ違う話を思いつくなと感心します。
江坂さんの師匠の星新一さんに夢中になっていたのはもう30年以上前になりますが、
作品は空想的で簡単で面白く、星さんの空想の世界が科学の発達で少しずつ現実になっってきているような気がします。

江坂さんの作品は、解明できない暗めの恐怖が多いように思われます。
そんなことが現実に起こったら超怖いし。
突拍子もない話の数々を綴ったこの作品は本当にラビリンスです。

       ぽちっと、ひと押しお願いします。
  にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村
  
  ありがとうございます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする