ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 検察審査会の午後 」  佐野 洋

2017-09-30 21:17:08 | 
      「 検察審査会の午後 」  佐野 洋

         

本屋さんで未読の佐野洋さんの本を見つけて買ってきました。
まず聞きなれない検察審査会とはを調べました。

検察審議会とは、検察庁が不起訴にした事件について、その処置が妥当かどうかを審査する機関である。 
衆議院議員選挙人名簿の中から無作為にくじ引きで選ばれる。 審査員と、補充審査員がある。  選ばれれば、正当と認められる理由がない限り拒否できない。
第6条ー収税官吏、税関官吏及び専売官吏は、職務につけない。
第8条ー国会議員、官吏( 国家公務員 )、公吏( 地方公務員 )及び教員は辞退できる。 

なるほど、また雑学が増えました。
秘守義務がありますが、今まで私の近くで選ばれた方にお目にかかったことがありません。
余談ですが、テレビの視聴率の集計をとっている機械をつけている家庭も聞いたことがありませんね。

審査1~8までの連作ミステリーです。
主人公は、補充審査員に選ばれた市立高校の社会科教師・佐田章。
佐田は、都立高校教師時代に生徒の姉との関係がスキャンダルになり、退職、離婚している。
教師の佐田は、断るつもりで出かけたが、たまたま、教え子の雑誌記者・米山正樹と、不倫相手だった女性と声が似ている小淵沢妙子に出会い引き受けることに。

いろいろな年齢と職業の人たちが、不起訴にされた事件を審議して、資料を読み、関係者に会い、因果関係や事件の隠れた裏事情などを調べ、意外な真実を探り当てます。
やっぱり佐野さんの本は面白かったです。



  ぽちっと、ひと押しお願いします。
       にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村
  
       ありがとうございます。

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする