MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<アルバム・レヴュー>A Fine Frenzy「One Cell In The Sea」

2007-08-04 13:15:15 | レヴュー
シアトル生まれ・LA育ちの22歳のレッドヘッド、Alison Sudol。7月にVirginから発売されたデビュー・アルバムです。
名前のA Fine Frenzyは、Shakespeareの戯曲「A Midsummer Night's Dream」(真夏の夜の夢)の中の名言"The poet's eye, in a fine frenzy rolling, Doth glance from heaven to earth, from earth to heaven."(詩人の目は、恍惚とした熱狂のうちに飛びまわり、天より大地を見わたし、大地より天を仰ぐ)から取られているようです。

Kate Bushが引き合いに出されていることやジャケットの雰囲気から、もっと「妖精」的なものを想像してしまいましたが、意外にも地に足のついたスケールの大きなヴォーカルでした。ColdplayやKeaneなどの影響を受け10代後半でピアノを武器に選んだとのことですが、クラシック・スタイルな中にもオルタナティヴなど新しい感覚を感じとることができます。
両親が演劇の先生とのことで文学に造詣が深いようです。ヴォーカル・スタイルもストーリーテラーのようで、かなりKate Bush的ではあります。

どうでもいいことですが、上の写真のジャケットでは彼女の肩の上に鳥(イラスト)がとまっていますが、なぜか私のCDではもう少し右側の枝の上にいます。

Almost LoverのPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=PtVtR2AGfsI
Lifesize↓
http://www.youtube.com/watch?v=HXRcn27rZ58
Rangers↓
http://www.youtube.com/watch?v=A_iSkoCyd4w
A Fine FrenzyのMySpace↓
http://www.myspace.com/afinefrenzy
コメント (2)
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