MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

The Venus of the Soup Kitchen / Prefab Sprout

2009-01-11 19:28:40 | 今日の一曲

大きな社会問題となっている「派遣切り」。
年末年始の「年越し派遣村」でのニュース映像で
炊き出しの様子を見るたびに思い出されたのが
Prefab Sprout【写真】の「The Venus of the Soup Kitchen」です。

87年のサード・アルバム(実質は4枚目)
「From Langley Park to Memphis」のラスト・ナンバーで
ミュージカルやバカラック風の普遍的なメロディと
紅一点Wendy Smithのバック・ヴォーカルが印象的な
とても麗しい曲です。

スープ・キッチンとは、失業者や貧者向けに
無料あるいは安価で提供する給食施設のことで
この曲は戦争で深傷を負った一文無しと
そこにいる女神(幻か)のことが歌われています。

毎日通っている仕事場の近くの公園には
以前からどこかの教会が周期的に炊き出しを行っており
その日の昼過ぎにはどこからともなく大勢の
ホームレスが集まってくるという光景を目にしていましたが
今回の出来事でなにかそう遠い世界で起こっていることでは
ないのだと考えさせられました。

そういえば最近はあまり歌詞を深くかみ締めずに
曲を聴いてしまっているわけですが
Prefab Sproutの曲では
「Life of Surprises」や「The Sound of Crying」など
まだまだ教訓になりそうなものがあるので
機会があれば紹介していきたいです。

「The Venus of the Soup Kitchen」↓
http://jp.youtube.com/watch?v=Y1JCuoYTM14

コメント
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