もう少しじっくり聴いてから書こうとも思いましたが
とりあえず書いてしまいます。
Camera Obscuraの4枚目のアルバム。
激ポップに変身した前作
「Let's Get Out Of This Country」に続いて
今回もプロデューサーJari Haapalainen、
ストリング・アレンジBjörn Yttling(Peter Bjorn and John)の
ゴールデン・コンビです。
Jari Haapalainenプロデュース作品といえば
最近では昨年秋のFrida Hyvönen「Silence Is Wild」、
一方のBjörn Yttlingは、Lykke Li「Youth Novels」と
Anna Ternheim「Leaving on a Mayday」の
プロデュース作品2枚が昨年大ヒットしました。
悪いわけはないと思っていましたが
前作をさらにまろやかにしたサウンドで
可愛らしくてしかもゴージャス。
Tracyanne Campbellの歯切れの良いヴォーカルを
ドリーミーにコーティングしています。
そのTracyanneのソングライティングも
これまでと比べるとゆったりと余裕を感じさせてくれます。
どの曲が良いとは言えないほど粒揃いの11曲です。
難点をひとつだけ挙げるとすれば
バンド・サウンドらしさが少し薄れた点くらいです。
そしてクレジットを見ると
バッキング・ヴォーカルには今作もBritta Perssonを起用。
スウェーデン人脈を完全に生かしきっています。
Tracyanne Campbellというと
どうしてもThe Concretesの前ヴォーカリスト
Victoria Bergsmanを思い浮かべてしまうのですが
そのVictoriaのソロ・プロジェクト
Taken By Trees(オフィシャル・ページ、MySpace)も
6月にシングルを、8月にニュー・アルバムを発表するようです。
Camera Obscuraのスウェーデン人脈の中心にいるのが
このVictoria Bergsmanではないかと思います。
Camera ObscuraはEl Perro del Marとも親交があるようで
今後、どんな形でか絡んでくると面白いことになりそうです。
さらに言うと、そのThe Concretesのギタリスト
Maria Erikssonは数年前に前出Jari Haapalainenとデュオの
Heikkiを組んでいたこともあったりして
そのMaria自身はSanta Mariaの名前で素敵な
アルバムを届けてくれたりと
わけがわからなくなってきましたが
とにかくこの界隈には好みのアーティスト、
作品が宝の山のようです。
Camera ObscuraのMySpace ↓
http://www.myspace.com/cameraobscuraband
オフィシャル・ページ ↓
http://www.camera-obscura.net/
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