MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<新曲・新アーティスト>Taken By Trees「Open Field」

2007-06-17 00:03:53 | 新アーティスト・新曲
スウェーデンの人気インディーズ・バンドThe ConcretesのヴォーカリストだったVictoria Bergsmanのソロ・ユニット、Taken By Treesのファースト・アルバム「Open Field」が6月18日にRough Tradeから世界発売されます(米国は除く)。
昨年は日本でも盛り上がったPeter Bjorn And Johnの口笛ソング「Young Folks」の女性ヴォーカルも務め、また今年に入ってからはCamera Obscuraのシングル「Tears For Affairs」に収録された「Lloyd, I'm Ready To Be Heartbroken」Alternative Videoのディレクターを担当するなど話題を提供してくれましたが、いよいよ自身の活動が始まりました。

まず公式ページです。息遣いが聞こえてくる切ない曲「Tell Me」、ドリーミーな「Too Young」、明るく穏やかなシングル曲の「Lost And Found」、ピアノとティンパニー(?)の音が目立つ、コーラスもきれいな曲「Hours Pass Like Centuries」(なぜかバックの絵が茶摘)の4曲が聴けます。
そしてMySpaceにも「Lost And Found」のほか、どこか東洋の香りもするインストのタイトル曲「Open Field」、 Camera Obscuraにも通ずるドリーミーで優しいギターが繊細な「Only Yesterday」がアップされています。

全体的な印象としては多様な楽器を使ったドリーミーなポップ・ミュージックで、皮肉にも少し前に出されたThe ConcretesのギタリストMaria Erikssonによるソロ・ユニット、Santa Mariaの素敵なアルバムに近いものを感じさせられました。 またまた楽しみなアルバムの登場です。    
 
Taken By TreesのHP↓
http://www.takenbytrees.com/music/
Taken By TreesのMySpace↓
http://www.myspace.com/takenbytreesmusic
「Lost And Found」のPV↓
http://www.sincerelyyours.se/video/yours0046.html
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<ニュース>Firefox AKが米国デビュー

2007-06-16 16:33:27 | ニュース
ハンガリー・ブタペスト生まれでスウェーデン国籍を持つ女性、Andrea Kellermanによるソロ・ユニットFirefox AKが米国・シカゴのインディーズ・レーベルMinty FreshからCDを出すようです。公式HPによると、このCDはスウェーデンで昨年リリースされたファースト・アルバム「Madame, Madame」で、9月4日に米国、カナダ、日本、オーストラリアほかでの発売ということです。

サウンドの方はいかにも北欧という感じのメロディアスなエレポップを聴かせてくれますが、なぜかこのアルバムは日本では手に入りにくい1枚となっていただけに今回の発売は朗報です。
ストックホルムのRazzia Recordsで活動する彼女、昨年は自身のアルバムのほかレーベルメイトHello Saferideのシングル「Long Lost Penpal」にデュエット相手として参加しヒットに貢献しました。
Firefox AKはひとりライヴのときはi-podを腰に付けてステージに上がるというのをどこかで読みましたが、先日のHello Saferideのアコースティック・ライヴでもアップテンポな曲のリズムマシンにi-pod nanoを使うという手法をとっていました。

とにかく、ファンの方はあともう少しの辛抱で済みそうです。

What's That SoundのPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=yPCajqLdEyc
Love to Run (Acoustic Live)↓
http://www.youtube.com/watch?v=Ao-ExO83D2Q
Firefox AKのMySpace↓
http://www.myspace.com/firefoxak
Firefox AKのHP↓
http://www.firefoxak.com/
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<この1枚>V.A.「Have A Nice Day」

2007-06-16 14:46:44 | この1枚
前回に続いてRhinoのコンピレイション「Super Hits Of The 70's~Have A Nice Day」の第2回です。今回紹介するのはシリーズ最終作品のVol.25で、78年と79年の全米ヒット曲が6曲ずつ収められています。

収録曲のうち、LeBlanc & Carr「Falling」、 Ian Matthews「Shake It」、Maxine Nightingale「Lead Me On」、Toby Beau「My Angel Baby」 は個人的には隠れた名曲です。当時も日本では話題に上らなかった曲たちで、現在でも国内盤コンピレイションに入れられることもほとんどありません。とくにLeblanc & Carrはオリジナル・アルバムも世界的に廃盤のようで、かなり入手しにくい状態です。
また、当時はまだAORという言葉は一般的には使われていませんでしたが、Orleans、Ambrosia、Roger Voudourisあたりの曲は現在ではAOR扱いをされているようで、これらの曲は国内のコンピレイションでも見かけます。

78年、79年といえばまだディスコ・ミュージックの全盛期で、ヒットチャートのうち半数はディスコだった時期です。「Super Hits Of The 70's~Have A Nice Day」Vol.22とVol.25は、そんな時代にこんな良い曲もあったなと思い出させてくれる名コンピレイション盤です。


【Vol.25の収録曲】

01 Sweet / Love Is Like Oxygen
http://www.youtube.com/watch?v=qeQrrYMvsY0
70年代に米国でも成功を収めた英国バンドの珍しいスロー・ナンバー。
78年に最高位8位のヒットとなった。

02 Ambrosia / How Much I Feel
http://www.youtube.com/watch?v=H4WavE9Ny34
プログレ・バンドがイメチェンを図った曲で78年最高位3位の大ヒットに。
この後80年にも「Biggest Part Of Me」のトップ3ヒットを飛ばす。

03 Ian Matthews / Shake It
http://www.jr.com/JRProductPage.process?Product=3828793
フォーク・ロックの元祖Fairport Conventionメンバーだった人のソロ・ヒット。
サックスが効いた爽やかな曲で79年に最高位13位。

04 LeBlanc & Carr / Falling
http://www.jr.com/JRProductPage.process?Product=3828793
Allman兄弟などのバック・ミュージシャンとして下積みを重ねた男性デュオの
唯一のヒットで78年最高位13位。この後2人はまたスタジオ・ミュージシャンに。

05 Gino Vannelli / I Just Wanna Stop
http://www.youtube.com/watch?v=l5Afw-Zzd2g
カナダ出身のソウルフルな雰囲気のシンガー・ソングライターの2曲目のヒット曲で
78年最高位4位。81年のヒット曲「Living Inside Myself」も有名。

06 City Boy / 5.7.0.5.
http://www.youtube.com/watch?v=9SiuhGv10nk
英国バンドの4作目からのシングル曲で唯一の全米ヒット曲。78年に最高位27位。
電話番号が入った曲ではTommy Tutoneの「867-5309/Jenny」もあった。

07 Ace Frehley / New York Groove
http://www.youtube.com/watch?v=L-4vMQOOiUY
Kissのメンバーが同時にソロ作品を出して、唯一トップ40に入ってきたのがこの人。
79年に最高位13位と健闘。

08 Toby Beau / My Angel Baby
http://www.jr.com/JRProductPage.process?Product=3828793
テキサス出身の4人組。一発屋で終わったが、この清々しい曲が出てきた時は
期待のグループだった。78年最高位13位。

09 Orleans / Love Takes Time
http://www.jr.com/JRProductPage.process?Product=3828793
75年の「Dance With Me」で知られる米国東海岸の3人組。79年に11位のヒットで
爽快なナンバー。リーダーのJohn Hallは昨秋の下院議員選で当選。

10 Roger Voudouris / Get Used To It
http://www.youtube.com/watch?v=pBHgQut4DWM
日本でも当時そこそこ話題になったキャッチーな曲。79年の曲で最高位21位と
意外と小さなヒット。結局は一発屋。

11 Maxine Nightingale / Lead Me On
http://www.myspace.com/maxinenightingale2
76年にノリの良い「Right Back Where We Started From」をヒットさせた黒人
女性シンガーの2曲目のヒット曲で79年最高位5位。地味ながら心に残る名曲。

12 The Rockets / Oh Well
http://www.jr.com/JRProductPage.process?Product=3828793
デトロイト出身の6人組の骨太ロック・バンド。72年結成でこの曲が最大のヒット。
79年最高位30位。
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<この1枚>V.A.「Have A Nice Day」

2007-06-15 02:50:03 | この1枚
1組のアーティストでベスト・アルバムが何枚かある場合、どれにしようか迷ったらRhinoにしろ、というくらいベスト盤やコンピレイションの選曲が良い米国のレーベルRhino。日本人からすれば歌詞カードが付いていないのがマイナス・ポイントですが、選曲の良さは日本のレコード会社も見習ってもらいたいところです。
今回紹介する「Super Hits Of The 70's~Have A Nice Day」は、その名の通り70年代の全米チャート・ヒット曲を集めた全25枚からなるシリーズで、90年代中頃に発売されています。このうち78年と79年のヒット曲を収録したVol.22とVol.25を、2回にわたって紹介します。

Vol.22は78年のヒット曲が2曲、79年のヒット曲が10曲収録されています。有名なところではThe Knack「My Sharona」がありますが、その他の曲は日本ではあまり取り上げられることのないような隠れたヒット曲的な選曲になっています。No.1ヒットでもNick Gilder「Hot Child In The City」やRobert John「Sad Eyes」とかなり地味な曲です。


【Vol.22の収録曲】

01 Hot Chocolate / Every 1's A Winner
http://www.youtube.com/watch?v=9z_MDtBq75s
ソウル色の強いロックで英国のグループ。かっこいいギターと存在感のある
搾り出すような声のヴォーカルが特徴。79年最高位6位。

02 Nick Gilder / Hot Child In The City
http://www.youtube.com/watch?v=El6iQ2_dvlc
ハイトーン・ヴォイスは最初は女性かと思ってしまったほど。ジワジワと上昇し
全米1位を獲得した78年の曲。後が続かず一発屋で終わる。

03 John Paul Young / Love Is In The Air
http://www.youtube.com/watch?v=NNC0kIzM1Fo
78年に7位まで上がるヒット。オーストラリアのアーティストでこの曲が出世作。
その後は大したヒットがないがシドニー五輪の閉会式でこの曲を歌った。

04 Nicolette Larson / Lotta Love
http://www.youtube.com/watch?v=iU3u5UDjYeY
Neil Youngの作品で79年に最高位8位のヒット。伸びのある声で注目されたが
結局この曲を超えるヒットは出せなかった。97年に他界。

05 Nigel Olsson / Dancin' Shoes
http://www.youtube.com/watch?v=roCIEGMQCRI
Elton John Bandのドラマーだった人。79年最高位18位の温かいナンバー。
オリジナルはFaith Bandでほぼ同時期に発売。オリジナルを超えるヒットとなった。

06 Suzi Quatro & Chris Norman / Stumblin' In
http://www.youtube.com/watch?v=pYgTAyIkpyg
英国で人気のあったSuzi Quatroが本国で唯一ヒットした曲。79年最高位4位。
相手のChris NormanはSmokieのヴォーカリスト。邦題「メロウなふたり」。

07 The Knack / My Sharona
http://www.youtube.com/watch?v=K81EpX4V1Ag
説明不要のデビュー曲。79年に6週連続1位。この後2曲ヒットを飛ばしているが、
この曲の印象が強く、一発屋の代名詞に。映画「Reality Bites」でも使われた。

08 John Stewart / Gold
http://www.myspace.com/johnstewartgold
60年代にはKingston Trioに在籍、The Monkeesの「Daydream Believer」の作者
でもある。79年最高位5位。バック・ヴォーカルはStevie Nicksら。

09 Rex Smith / You Take My Breath Away
http://www.youtube.com/watch?v=9qJSU_71e2M
本人も出演したTVドラマ「Sooner Or Later」のタイトル曲で79年最高位10位。
切ない曲でミリオンセラー。Rachel Sweetとのデュエットでもう1曲ヒット。

10 Sniff 'N' The Tears / Driver's Seat
http://www.youtube.com/watch?v=JFwcmU6Ql0A
英国バンドで79年最高位15位。成績以上に印象に残る。すぐに解散しその後再結成
するがヒットせず。リード・ヴォーカルよりバック・ヴォーカルが目立っている。

11 Robert John / Sad Eyes
http://www.youtube.com/watch?v=C5wa9bwlbwg
72年3位の「The Lion Sleeps Tonight」以来7年ぶりのヒットで、79年全米1位。
何度聴いても女性の声に聴こえてしまう。

12 Ian Gomm / Hold On
http://www.youtube.com/watch?v=Ohn5_Abqd7Q
英国出身のアーティストでヒット曲はこれ1曲だけ。79年に最高位18位と、意外に上がらず。今聴いてもポップで良い曲なのに。


次回はVol.25です。
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ネットで見つけた新アーティスト

2007-06-14 00:37:42 | 新アーティスト・新曲
Little Dragon(=写真)
Swedespleaseで紹介されていたバンドで、スウェーデン・イエテボリの4人組のようです。MySpaceで2曲聴けます。「Test」はちょっと不思議なダンサブルなエレポップ、「Forever」はAnna Domino風の曲に被さる女性ヴォーカルが伸びやかでなかなか良いです。名前を見るとYukimi Nagano、日本人のようです。もう何曲か聴いてみたいところです。
http://www.myspace.com/yourlittledragon
採点:★★★★★★★☆☆☆

Je Suis Animal
フランスではなくノルウェー・オスロの4人組。MySpaceに3曲アップされています。「影響を受けた音楽」にいろいろなタイプのアーティスト名が列挙されています。女性ヴォーカルですが、サウンドはかなりノイジーです。多様な音楽が複雑に絡み合っているのでしょうが、個人的にはややパンチ不足かなと思います。好きな人は好きかも知れませんが。
http://www.myspace.com/jesuisanimal
採点:★★★★★☆☆☆☆☆

The Triangles
オーストラリア・メルボルンの女性3人男性2人の5人組。いかにもインディーズ・バンドといったサウンドです。少し捻くれた感じもありますが、程よく明るいポップ感覚を持っています。MySpace4曲の中では「Will It Float」が良かったです。全体的に少しもたもたした感じがするのが残念。もう少し疾走感がある曲が似合いそうな気もします。
http://www.myspace.com/trianglesband
採点:★★★★★★☆☆☆☆

Marit Fahlander
ほとんどの楽器をこなしているというスウェーデン人女性アーティストによるエクスペリメンタル・ポップ。サウンドはかなりチープですが、ヴォーカルは少しMaia Hirasawaにも似た感じでかなり個性的です。MySpace左下の方で映像が見られるドリーミーな曲「Last Time I Saw The Sky」が一番良かったです。
http://www.myspace.com/maritfahlander
採点:★★★★★★☆☆☆☆
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<アーティスト34>隠し球的フェイヴァリット・バンド「Tales Of Jenny」

2007-06-13 00:01:30 | アーティスト紹介
このブログで紹介してきたアーティストの中で、今回のTales Of Jennyがおそらく一番マイナーです。というのも彼らは04年に7曲のデモをレコーディングしただけで、現在までCD化はもちろん目立った動きが全くないのです。どうやら現在、活動休止中のようです。

彼らはLadybird Ladybirdというバンドを母体にした英国・ヨークの男女5人組で、03年に結成しています。2年前に偶然、海外のMP3ブログで紹介されていた記事を見てMP3を試聴して以来、かなり気になる存在だったのですが、その後HPを見ても新しい動きがない状態が続いています。

音楽はかなりナイーヴなギターポップといった感じで、ベルセバあたり好きな人にはオススメのサウンドです。7曲を聴いた限りではどの曲も個人的にはツボです。一応HPも更新切れにならずに維持されているようで、またMySpaceもあるので、活動の再開が熱望されるところです。

HPの「sounds」をクリックすると全7曲の試聴、右クリックでMP3のダウンロードができます。ぜひ聴いてみてください。

Tales Of JennyのHP↓
http://www.talesofjenny.co.uk/
「Trotsky Of Our Time」のライヴ映像↓
http://www.youtube.com/watch?v=SFb9OrfS0dU
Tales Of JennyのMySpace(HPと同じ曲ですが)↓
http://www.myspace.com/talesofjenny

<Tales Of Jenny マイ・ベスト3>
① Tuesday Girl
② Trotsky Of Our Time
③ Eye For Ivy
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<この1枚>The Arcadians「It's A Mad Mad World」

2007-06-12 23:10:25 | この1枚
86年にソロ活動を開始しElレーベルの看板アーティストとなる、フランスの箱庭的ポップス職人Louis Philippeの初期作品です。

シェフの肩書きも持つという彼の本名はPhilippe Auclair。ノルマンディーで生まれ育ち、パリで哲学を学び哲学教師になったとのことです。そして1985年にThe Border Boysという名前のバンド(デュオ)でベルギーのCrepusculeからシングル・デビュー。続いて同レーベルから出したアルバムが本作品で、その名義がThe Arcadiansでした。
The Arcadiansでの活動はアルバム1枚だけとわずかな期間でしたが、この後日本でも一時期人気があったロンドンのレーベルElの創設期からの主力ソングライター/アーティストとして活躍することになります。

Crepuscule時代からThe Beach Boysからの影響を公言していて、ソロになってからはThe Beach Boysのカヴァーやパロディーと思えるような曲も出していますが、本作品から感じ取れるのは意外にもSimon & Garfunkelだったりします。フレンチな味付けの少し切なくオシャレなアコースティック・ミュージック。今聴いてみると、ネオアコという言葉が本当に似合う数少ないアルバムの1枚だなという気がします。

このアルバム、当時は日本だけの発売(新星堂から)でしたが、その後ベルギーでジャケット違いで発売されます。そしてその後、Louis Philippe名義で「Let's Pretend」(おそらく収録曲の美しいナンバー「With All Our Loving」の歌詞からとられた)のタイトルでCD化もされています。

試聴はこちらで(1-12曲目までが収録曲です)↓
http://www.emusic.com/album/Louis-Philippe-Let-s-Pretend-MP3-Download/10892112.html
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<トピックス>雨の日ソング

2007-06-11 02:04:44 | トピックス
きょう6月11日は暦の上で入梅。いよいようっとうしい季節になりますが、そこでそんな日を快適にする(?)雨の日ソングを、YouTubeに映像があったものの中から10曲選んでみました。

June Brides / In The Rain
http://www.youtube.com/watch?v=FsX1x98_X1g
80年代、ポストパンク期の英国インディーズ・バンド。
バンド名に6月が、曲名に雨が入っています。

Deacon Blue / Raintown
http://www.youtube.com/watch?v=oDgGNb1G5K8
スコットランドのバンド。87年のファースト・アルバムのタイトル曲。

Eurythmics / Here Comes The Rain Again
http://www.youtube.com/watch?v=PscogedAWTI
84年のヒット曲で、前年の「Sweet Dreams」に似た雰囲気の曲です。

Sambassadeur / If Rain
http://www.youtube.com/watch?v=IMQfuze8s9A
現在のスウェーデンのバンド。05年のファースト・アルバムに収録。

Supertramp / It's Raining Again
http://www.youtube.com/watch?v=5MltrnVOG2s
当時の人気バンド。82年に全米11位まで上がりました。

The The / Kingdom Of Rain
http://www.youtube.com/watch?v=C_i9BJgbD98
89年の曲。デュエットの相手はSinéad O'Connor。

Kermit The Frog (Jim Henson) / The Rainbow Connection
http://www.youtube.com/watch?v=thEiXbovv98
セサミ・ストリートに登場したカエルのカーミットの79年のヒット曲。
後にCarpentersなどがカヴァーした名曲。

Ronnie Milsap / Smoky Mountain Rain
http://www.youtube.com/watch?v=cZQBEna43ek
盲目のカントリー・シンガー81年のヒット曲。

Eddie Rabbitt / I Love A Rainy Night
http://www.youtube.com/watch?v=F2LYnfb0KbU
こちらもカントリー・シンガーで81年に全米1位獲得の曲です。

The Cascades / Rhythm Of The Rain
http://www.youtube.com/watch?v=hrMrubQ3V6s
梅雨時の定番ソング。63年の曲です。
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ネットで見つけた新曲・新アーティスト

2007-06-10 17:07:11 | 新アーティスト・新曲
St. Vincent(=写真)
ソングライティング、ヴォーカルのほかギター、ベース、ピアノ、キーボード、プログラミングまでこなすテキサス出身の23歳の女性、Annie Clarkによるソロ・ユニットです。7月10日には英国インディーズの老舗Beggars Banquetからデビュー・アルバム「Marry Me」を発売、それに合わせて約1ヵ月の北米ツアーをフルバンドで行うようです。クラシカルなブルーズの影響が強いようですが、MySpaceの4曲を聴いただけでも音楽性の広さが伝わってくる楽しみな新人アーティストです。
St. VincentのMySpace↓
http://www.myspace.com/stvincent
採点:★★★★★★★☆☆☆

Javiera Mena
こちらは一転してキュートなチリ・サンティアゴの23歳。クールなヴォーカルとエレクトロニクスが程よく溶け合っています。Prissaという女性デュオで活動しているようですが、今回はソロ・デビューです。アルバム「Esquimas Juveniles」は南米では昨年の秋にリリースされていたようですが、日本盤も5月にArt Unionから発売、既に少し話題になっています。エレポップはあまり得意ではない私ですが、こんな感じなら十分いけます。MySpace2曲目の 「Camera Lenta」はドリーミーでフォーキーな優しい曲です。
Javiera MenaのMySpace↓
http://myspace.com/javieramenamusica
PrissaのMySpace↓
http://www.myspace.com/deprissa
採点:★★★★★★★★☆☆

Maia Hirasawa
そしてこれはオマケですが、ファースト・アルバム「Though, I'm Just Me」が好評な彼女ですが、アルバムからの第2弾シングルが「Gothenburg」になったようです。MySpaceにアップされています。この曲は都市・Gothenburg(イエテボリ)へのラヴソングとのことですが、アルバムの中でも目立ったムーディーなピアノ・ソングで、彼女の独特のヴォーカルが光ります。ライヴの映像もありましたが、ピアノの弾き語りではなく、ギターを持って歌っていました。
Maia HirasawaのMySpace↓
http://www.myspace.com/maiahirasawa
「Gothenburg」のライヴ映像↓
http://www.youtube.com/watch?v=LPBHSDbisN4
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<トピックス>聴けば聴くほど

2007-06-09 14:15:30 | トピックス
今世紀に入ってから見つけた似ている曲(パクリ?)を2曲紹介します。

元)Blondie「Dreaming」
http://www.youtube.com/watch?v=95AEzyWZX8I
パ)Raymond & Maria「Nej」
http://www.youtube.com/watch?v=EafqqTk-xr0

元はBlondieの4作目「Eat To The Beat」からのファースト・シングルで
79年に全英2位、全米27位のヒット曲です。ニューヨークのバンドなのに
英国の方が成績が良かったバンドです。 
Raymond & Mariaはスウェーデンのバンドで04年夏にファースト・シングル
「Ingen Vill Veta Var Du Köpt Din Tröja」が本国チャートで大ヒット、
5週間No.1に輝きましたが、「Nej」はそれに続く2曲目のシングルです。


元)Charlene「I've Never Been to Me」(=写真)
http://www.youtube.com/watch?v=gr3XWZEFObQ
パ)Belle & Sebastian「Take Your Carriage Clock And Shove It」
http://close2u.blogbus.com/logs/2005/11/1646807.html

Charlene「愛はかげろうのように」は日本でもお馴染み。82年に全米3位、
全英では最高位1位のヒットと、やや意外です。この人は珍しいモータウンの
白人アーティストです。
ベルセバは01年のシングル「Jonathan David」に収録されたストリングスが
前面に出た美しい曲ですが、ここまで似ていると笑うしかありません。
ちなみにこのシングルの3曲目「Loneliness of a Middle Distance Runner」は
英国の作家アラン・シリトーの小説「長距離走者の孤独」(The Loneliness of
the Long-Distance Runner)のタイトルをもじっています。
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