記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「影踏み」

2018-06-08 06:59:35 | book
ABちゃんから面白かったと言って渡された本。
横山秀夫氏の本は何冊か読んでいる。
「影踏み」⇒(横山秀夫作)
主人公は人が寝静まった深夜に忍び込む侵入盗(ノビ師)。
彼には母親が家に放火して双子の弟と無理心中した過去がある。
弟は彼の頭の中に住み込み彼と会話をする。
一人であって二人。
二人が7つの出来事を解決していく。

彼が語った思いは「双子というものは、互いの影を踏み合うようにして生きているところがある。(中略)独り.....それは自分の影を失うということだった。」

侵入盗が主人公の連作短編小説。


感想:まるで主人公が二人いるような錯覚をしてしまう。
   人を助ける為に侵入盗をするのも面白い。
   侵入犯罪の種類がいっぱいあるのも勉強になった。
   これまた途中で止まらなくなって一気読みした本だったわ。
コメント
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