記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「リーチ先生」

2019-07-21 09:24:02 | book
久しぶりに原田マハさんの本を購入。
小説の中に美術史を取り入れるから面白い。
原田マハさんも仲間内では大人気の作家さん。
この本は何が題材なんだろうと興味津々で読んだ。
「リーチ先生」⇒(原田マハ作)
今回は陶芸の話。
大分県の子鹿田に沖高市はイギリスの陶芸家バーナー・リーチ(リーチ先生)と出会う。
リーチ先生のお世話役を命じられた高市は、リーチ先生から亡父・亀之介の名前を聞く。
時代はさかのぼり....。
亀之介は高村光雲の元で書生をしている時にリーチと出会う。
リーチは芸術で日本とイギリスの架け橋になる志を持って来日していた。
日本の美を学ぼうとしていたリーチは陶芸に魅せられる。
また、亀之介はそういうリーチに魅かれて助手志願をして、リーチ先生の弟子となり、15年間リーチ先生を支え続ける。
実在したバーナー・リーチが大成する過程を取り上げた話。

アート小説。
第36回新田次郎文学賞受賞作。


感想:友情、同士、師弟といろんな人と人の繋がりがある。
   あるときは友情であったり、また同士だったりと繋がりは変化する。
   原田マハさんらしい本だったわ。
   
コメント
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