二月の心温もる祖父忌日
にんがつのこころぬくもるそふきじつ
声かける大事な事と思わずに
過ぎさりし日々悔やむが多し
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世の中には変わった地名があるものだ。
例えば山梨県には談合坂、山口県には談合峠という具合に。
中近世は「だんこう」「だんこ」などと読み、話し合いや相談を意味した。
坂や峠の名は村人が話し合った場に由来する。
問題が複雑だったり利害が衝突したりする場合もある。
すると何日もかけて全員の納得を得た。公平に取り決めして互いに助け合う民衆の知恵だった。
社会学者加藤秀俊さんの著書「常識人の作法」に教わった。
それが明治以降、次第に「だんごう」と濁って読むようになる。
意味も暗い陰りを帯びていく。現在では入札などで競争者同士があらかじめ価格や落札者などを決めておくことを指す。
いわば出来レースである。
東京五輪・パラリンピックを舞台にした談合事件で大会組織委員会の中枢にいた幹部らが逮捕された。
運営を担う企業を決める入札で不正を働き、巨額の利益を分け合った疑いが持たれる。
本来ならば適正に抑えられた費用が高止まりした可能性がある。
このスポーツの祭典を巡って大がかりな汚職事件が起きたばかりだ。
大会を担う組織本体も黒いカネで深く染まっていたのか。
札幌市は2030年冬季大会の招致を目指している。
今後の事件の展開から目を背けるわけにはいかない。進むにせよ引くにせよ、本来の「談合」にならって衆知を集めるべきだろう。
でなければ国民の広い理解は得られまい。(北海道新聞卓上四季2023.2.10より)
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昔の人の知恵が、現代人に悪い影響を与えたようで、昔の人もぎょっとしているしょう。
でもこんな浅知恵は良い訳もなく本来の話し合う姿勢に戻ってほしいものです。
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今日は母と孫娘家族も誘ってお寿司パーティーをします。
網走は海産物が美味しい街なので、お寿司はとても美味しいんです。
ことある毎にお寿司を食べてみんなで楽しくワイワイお喋りです。
昨日は父方の祖父の忌日でした。
このお爺ちゃんの命日は亡くなってから50年以上経っていますが忘れたことがありません。
どうしてなのかと思いますが、多分子供の頃からいろんな話をしてくれていたからだと思います。
今も私の人生にお爺ちゃんの陰が見え隠れしていて、陰の存在のようです。
影響を受けて 来られたのでしょうねきっと
大きな事業はそれなりの経験者・識者に委ねられて
展開していくのでしょうが、明朗さと公平で
締め括って 自己愛は✖利他愛で誰が見ても洋々と
した存在であって欲しい!早くそんな世の中に。
しょう。
中国の歴史など目にすることが多くなりました。
広大な土地を縦横無尽に駆け回り、戦ばかりをしていた
中国は、今もその体質から抜けられずにいるのですね。
日本のような四方八方海という国からするとなんと
いうことかと思います。