啓蟄に虫偏の虫穴いずる
ヤスデなるムカデに似た虫蠢けリ
何も言わぬがどうして此処に
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人間には相性がある。電車の中で気の合う人がいると「狭いけど、どうぞ」と隣に座らせたくなる。
合わないと言い争いになり、しまいに「おめぇの電車かこれは」となる。五代目古今亭志ん生の「三軒長屋」のマクラである。
コロナ禍が落ち着いてきた昨今、電車内の風景も変わってきた。
かつては密を避けて間隔を空けて座っていたが、このところは詰まっていることも目立つ。
微妙な間隔がある場合、座ろうか迷ってしまう。「すみません」と言って座ればいいのだが、その一声が出ない。
あと数駅だからと思い直し、立ったままでいる。
自分が臆病に見えるが、他人と一定の距離感を保つことは、人の多い社会で快適に暮らす条件でもある。
社会学には「儀礼的無関心」という考え方があるという。
E・ゴッフマン「集まりの構造」によると、相手をちらっと見てすぐに視線をそらし、特別な好奇心や敵意がないことを示すのが社会の礼儀作法なのだ。
だがそれだけでは味気ない。米国の作家キオ・スタークさんは著書「知らない人に出会う」で、他人に話しかけることで「どうせ何も起こるまいと高をくくっている日常に、思いもよらない風穴があく」と訴える。
ソーシャルディスタンスを強いた新型ウイルスは、人と人との絆を弱めたように見える。
取り戻すなら今だろう。見ず知らずの他人を恐れず、思いやりのある毎日を心がけたい。(北海道新聞卓上四季2023.3.6より)
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昨日、大卒の若い女の子が通勤時間が30分以内の所に家を借りるのは人とコミュニケーションをたくさん取りたいからだ、と言ってました。
意志の疎通が社会には必要ですね。
コロナ禍の三年間が吉と出るか凶と出るか若い感性にかかって入るのかも知れません。
若者ガンバレ!爺婆も頑張るよ!
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早くこいこい春よ来い、、と言ってたのがもう今日は啓蟄です。
もうそろそろ冬も終わり、北国にも春がやってきそうです。
昨年母が網走に来てから桜が咲きました。
一昨年は入院中だったため桜は見ていないと言っていましたが、今年は桜を見に出かけられるかも知れませんね。
昔、母と二人で神社の桜を見に行ったことが懐かしい思い出です。
「一言」大切ですね!
母娘のお花見 堪能されます様に・
ゴールデンウイーク?頃でしょうか 楽しみですね
「一言」大切ですね!
母娘のお花見 堪能されます様に・
ゴールデンウイーク?頃でしょうか 楽しみですね
北海道の春は一気にすべての花が咲くので見ごたえがあります。
桜が咲いてから梅が咲きそして庭の草花が咲き始めます。
楽しみです