leka

この世界のどこかに居る似た者達へ。

キツネ面ピアス

2020-07-17 18:48:57 | 日記

お久ぶりです。

御元気ですか?

かなりブログを止めています。

でも、べビメタちゃんの事はちゃんと観ています。

ギリギリまで迷って、LEGEND-METAL GALAXYのデロリアンを、THE ONE限定で申し込みました。

お金のない主婦メタルにしては大冒険death!

でも今思う事は、「限定にして良かった」しかない!!

届くのは9月だけど、今からとてもとても楽しみ。

 

大金を払ってしまったので、楽しい買い物など出来るはずもないのですが、見つけてしまいましたよ、メギツネさんたち!!!

100均のお店キャンドゥーで見つけた。

100円!!!!!

これで一対なので、二つ買うとキツネ面だけでつけられるよ。

100均の物なので、お肌が敏感な方はご注意を。

キャッチはシリコン。

イヤリングもありました。

 

メギツネさん達、GO,GO!!!!

小さなピアスに大きな幸せがっ

 

 


ニセモノ、ホンモノ。

2020-05-01 00:59:11 | music

あたしの友達は検査技師で大学病院で働いてる。

コロナウィルスの検査もしてる。感染しないように万全の注意を払って仕事にあたっている。

コロナウィルスの疑いのある患者に対しての検査をする際には、頭からつま先まで完全防備で臨んでいる。

いつ、自分が感染するか分からない恐怖と不安と闘う日々。

彼女に「毎日本当にありがとう。あなたの健康を祈っています。」としか今のあたしには言えないのがとても悔しい。

 

いつ言っても混んでいるスーパーマーケット。閉店間際ならばと思って行けば、値引きされた商品を狙って若者が二人マスクをしないでべちゃくちゃしゃべりながら買い物をしていた。

閉店が近いので客数は少ないけれど、人が少ないからと言ってマスクをしないのは間違っている。

お前が感染するのは知った事ではないが、店員さんや周囲の人に危険が及ぶ真似をやめてくれと言っているんだよ。

レジにかかっている透明なビニールシートの意味は「お互いが出来ることを、お互いのために精一杯やろう。」と言う意味。だからこちらも出来る事をやるんだ。あのシートが取れるまで。

お前が感染して病院へ行き、医療の現場で働くあたしの友達の様な人達の仕事を増やすのをやめてくれ。

そうじゃなくたって、医療の現場はいつでも人手が足りない。

 

仕事が出来ない、店に客が来ない、生活が出来ない。

皆、大変だし、皆、厳しい現実の中にいる。

でも出来る事を考えて一歩一歩進んでる人達だっている。

 

ライブが出来ないミュージシャン達は、youtubeで自分達のライブを配信してる。

素晴らしいと思う。

 

あたしの若い頃はバンドブームなどと言われて、本当に沢山のバンドがデビューし、消えて行った。

あっという間に人気が出て、あっという間に落ちて行く。

ホールクラスでライブをしていたバンドが急激に客数が減り、CDのセールスも落ち、大手の事務所やレコード会社を離れ、ライブハウスでしかライブが出来なくなる。

早い話、稼げなくなる。

ある時、本当にお金が無くなってしまい、生活にも困り、ライブに来ているファンに助けを求めたバンドがいた。

全盛期程の人気がなくなってもライブに来てくれるファンは本当にそのバンドの事を応援している。

本当にそのバンドの音楽が好きな人達。

なので、複雑な思いで戸惑う人もいたし、手を差し伸べようとした人もいた。

だけど、そのバンドはすぐに自分達の言った事を撤回した。

そして、ファンに対して申し訳なかったと謝った。

「こんな事はライブに来てくれるファンの皆に言う事ではなかった。」と。

 

彼らは寸での所でギリギリ、音楽家、表現者として踏みとどまれたとアタシは思う。

ミュージシャンは音楽以外でお金なんかもらってはいけない。

きれいごとと言うならば言ってもらってもかまわない。

でも、表現者は落ちぶれても、表現者の魂を捨ててはならないと思う。

彼らが音楽をやらないでお金を貰ってしまったとしたならば、その瞬間に失う物はひとつじゃない。

 

ライブが出来ないので国に補償しろ、と言ったバンドマンがいると聞いた。

若い人たちに随分人気のあるバンドらしい。

やれる事を考えもしないで、やれる事をやろうともせず、演奏せず歌わず、補償しろと。

そんなとこに噛みつく暇があるなら1曲でも2曲でも曲を書けよ。

 

ニセモノってのは、こう言う奴らの事を言う。

 

 

5月に入っても景気のいい事はないよ。

でも、アタシ達のべビメタちゃん達はyoutubeでライブを流してくれるし、グッズも販売します。

あのマスク!カッコイイよね!!欲しいけど、瞬殺だろうなぁ。

アタシの主人はBABYMETALを聴かないしライブにも行かないけど、今やれる事をやる姿勢を素晴らしいと言っていたよ。

そして、BABYMETALを動かすスタッフの中でも、一番上の人がいいと。

誰かが会議でアイデアを出したとしても「そんな事出来るか!金になるのか!!」と言う上司が世の中にはとても多いと。

 

だからきっとあの人は凄いんだろうね。

あの人はきっとホンモノなんだろうね。

 

 

LIVE AT WEMBLEY - ONLINE LIVE - Trailer


何故花は咲かないのか。

2020-03-20 01:46:51 | music

そりゃ、学校が急に休みになってママのイライラも子供のイライラもピークだろうさ。

オリンピックやるのやんないのってそれもスゲー問題なんだろうし、簡単には言えないんだろうよ。

ハンバーガーショップやコーヒーショップなんかにやる事ない十代の子達が何時間も居て、店も迷惑だよな。

 

アタシはもう色んな人間が「お前が悪いんだ、あっちが悪いんだ、」なんて言い合うのにうんざりしてテレビを観るのをやめたけど、でも、いがみ合うのは良い方法だと思わないし、こちらが悪いと言われる事にも限界が来た。

いいかい?

世界中なんだよ。

この国の中だけじゃない。

世界中。

「家族は心配するけどアタシは大丈夫よ!元気よ!だからマスクしないの!」

とか言ってる日本に来てる外国人の観光客がいたけど、そう言う問題じゃないんだよ。

アンタじゃないんだ。

アンタを心配してるんじゃない。

周りなんだ。

 

いいかい?

自転車やバイクのライトは自分が暗くて走りづらいからつけるんじゃない。

車にここにいると知らせるためにつけるんだ。

そう言う事なんだよ。

誰かあの観光客に言ってやってくれ。

 

去年、Bring Me The HorizenがBABYMETALのゲストでライブをした時、ヴォーカルのオリバー・サイクスは歌いながら観客の中に入って行った。

フロアのブロックにいる観客にハイファイブしながら、スタンドまで上がって来た。

観客は殆どがBABYMETALの観客であったけれど、オリバーは臆することなく近くにいる観客と握手を交わした。

その時、一人の若い男の子がオリバーに近づいて抱きついた。きっと彼らのファンなんだろう。

オリバーは急に抱きついて来たそのコに驚きもせず、ギュっとハグした。

大きな画面にその様子が映し出された時、何だかとても尊い物を観た気がして目頭が熱くなった。

オリバーの勇気に。

走り寄ったその男の子のピュアな敬愛に。

 

 

必要なのはそう言うものなんじゃないの?

 

 

毎日がうんざりだ。

本当に。

でも、腐ってはいけない。

やれることはある。

 

 

「なぜ、花が咲かないのか知っているか?」

この曲の中でオリバーがそう歌う。

何故だ。

よく考えてみる時だよ。

 

Bring Me The Horizon - Ludens: Live in Tokyo


色んなロス。

2020-02-21 00:56:35 | お芝居・テレビ

べビメタちゃん月間も終わり、衝撃的な感動にうちのめされた舞台「はじめの一歩」も終わり、お金も飛んで行き、押し寄せてる喪失感。

色んな物にロス。

おまけに花粉症、コロナウィルス、なのに週末主人の家族と旅行。

嫌なんですけどー。

BRING ME THE HORIZON聴くと泣きそうになるんですけどー

なんなのこの気持ち。全部終わっちゃったの?

弱虫。

 

何故か最近、「白い巨塔」再放送しているよね?

なのでこのブログにもアクセスがあります。

飛んで自分でも読んでみたけど、やはり財前教授の最期、里見先生とのシーンは涙目。

そんな事がきっかけで、このブログの過去記事を色々読んでみました。

 

色々観て色々書いて来たけれど、読み返して「これ凄かったなぁ。」と思い出したのは、初演の「クロードと一緒に」でした。

相馬圭祐さん、稲葉友さんが彼=イーブを演じた舞台。初演は2014年だったんですね。

ダブルキャストでどちらも1度しか観ていないのに、鮮明に覚えてる。

泣いてた。

なんで泣くのか分からないまま泣いてた。

お客さんが終演しても立ち上がれないと言うのを初めて見た。

再演からイーブ役を松田凌さんが演じて、それから去年の”クロードと一緒に”(朗読劇を含む)としては4度目の再演までずっと松田さんはイーブを演じています。

アタシはこの”クロード”がきっかけで松田さんのお芝居を観に行くようになりました。

去年の横浜赤レンガを会場にした公演では、相馬さんと初演でギィを演じた井上さんが観に来ていたみたい。

 

相馬さんのイーブと初めて出会った時の震える様な感覚を今でも覚えてる。

美しいのにとても怖かった。

ガラス細工のように脆く危うい。でも、そこらじゅうがとんがって触れる事は出来ない。

何かを胸に沢山抱えているけど、それをこちらは見たいけれど、近寄れない。

 

舞台のお芝居を観に行き初めて間もない頃で、”クロード”の会場の青山の円形劇場は閉館が決まっていました。

とても小さな劇場で、最後の列は6列目。

そんな濃密な空間で”彼=イーブ”は美しいまま、のたうち回り、苦しみ、吐き出して、落ちて行った。

ダブルキャストの稲葉友さんも忘れがたい。

稲葉さんは当時21歳で、演じ終えた後、観客に頭を下げながら泣いていた。

アタシも、他の観客も泣いていた。

そんなお芝居は生まれて初めて観たし、そんな経験は生まれて初めてだった。

役者さん達の熱量は凄いなと思いました。

戦いだな、と。

 

むき出しで暴力的な言葉の数々を吐き出す度に、それはまた、言い放った本人を切り刻みに戻って来る。

「クロードと一緒に」の記事の中でもいつも言っているけど、本当に役者さんが「壊れてしまうんじゃないか」と思う瞬間が何度もある。

”イーブ”と言う役は恐ろしい。取り込んだ役者の中で暴れ回る。

「言葉にすると陳腐になる、でも、伝えろ!僕は伝えたいんだ!!」

と体中を駆けまわっては、観客にも向かって来る。

 

心の準備の出来ていない者たちは皆、硬直し、涙を流し、そして終演しても立ち上がれない。

 

殺人は正気の沙汰ではない。

でも最終的には、これは殺人の話ではないんだ、愛の話なんだと観客達は受け取るんです。

 

ああ、そんな感じだった。そうだったなぁと思い出しました。

あれは凄いお芝居でした。

今思い出しても、鳥肌が立つ。

 

色んなロスが来て、過ぎ去った物を思い出したりなんかして精神的にはあまり良くないかもしれない。

ロスって怖い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


舞台「はじめの一歩」。

2020-02-13 18:23:00 | お芝居・テレビ

漫画「はじめの一歩」が舞台化され、先日品川ステラボールにて無事千秋楽を迎えました。

「はじめの一歩」と言う漫画の存在は知っていたけれど、読んだ事は無かった。

正直「漫画の舞台化なんて。」と言う気持ちがあって、一度観ればいいと思っていました。

でも、これは大きな間違いだったんです。

 

ボクシングはあまり観ない。痛そうだからね。

でも、「あしたのジョー」は観てたかなぁ。

主人公の矢吹ジョーのライバルの力石徹の末路と言うのは、過酷で苛烈ですさまじくて、よくあんな描写をアニメで子供が観る時間に放送したと思う。

ジョーはコーナーポストで真っ白に燃え尽きるんだよね。

でもあれは絶命した訳じゃ無いと最近知って驚いたんだけども。

 

で、舞台の「はじめの一歩」。

まず驚いたのは、出演者達が皆ボクサーのフォルムを手に入れて舞台に立っていたこと。

出演者と言うよりも出場者。皆が皆立派なボクサーのシルエットで、ものすごい説得力だった。

いやもう、役者陣のそのプロ意識の高さにしびれた。

一人残らず、ボクサーであってくれた。

 

薬を10年もやり続けて観客や役者仲間を裏切って来た女になんかよりも、こんな風にプロ意識の高い表現者達にチャンスと言う物は与えられるべきなんだよ。

「彼女は女優しかやって来なかったのに今後どうしたらいいのか。」と言うアホが居るけれど、そんな事は知った事ではない。

あんなのはどうなろうがどうでもいい。

代わりはいくらでもいる。

 

 

物語が始まってみれば、アタシは漫画のコマの中に入った様な感覚で、今まで経験した事のない空間の中にいた。

例えば、ボクサーがパンチを繰り出す時に空を切る音と共に、背面のセットに横に筆でシュッと線を引いたような模様が映し出される。これは拳が空中を切る様を漫画で表現する時みたいな演出。

時に役者の影だけが映し出される演出も、そのボクサーたる肉体だからこそ出来る演出だと思った。

アタシは一度しか観に来なかった事を、何度も、激しく、後悔した。

 

そしてこの舞台で一番心惹かれたのは、幕之内一歩役の後藤恭路さん。

もうすぐ22歳。

幕之内一歩の事なんて少しも知らなかったけれど、彼の演じる一歩を観た時、一歩がどれほど計り知れず、どれほどの魅力を持ったボクサーであり人間なのか分かった気がしたんです。

それは、一歩の魅力であり、同時に後藤恭路さんの魅力であると思う。

一歩と拳を交えたボクサーは皆、自分の中の今まで知らずにいた自分が覚醒するのを感じるはず。

強い、センスがいい、技術がある、そう言う事を超越した他の人間がいくら練習や稽古をしても立ち入る事の出来ない領域を生まれ持ってる。

後藤さんの一歩を観て、そんな事をすぐに感じた。

拳を合わせた選手は皆、凄いと思うだろうし同時に激しく嫉妬するだろうと思う。

だって、いくら頑張っても、いくら試合に勝っても、一歩のそう言う所には絶対近づけないんだもの。

 

この一歩にメラメラと闘志の炎を燃やすのが松田凌さんの演ずる千堂武士。

 

松田さんは本当に炎だった。燃え上ってた。

千堂と言う選手は一歩との試合で気を失っても立ち続けていた選手。

常に強い対戦相手を求め、強さを求め、常に飢えている様にアタシには見えました。

彼が探し求めていた強い相手、幕之内一歩と出会って感じた震えるほどの喜びを松田凌ほど表現出来る役者はいないと思う。

松田凌演じる千堂と後藤恭路演じる幕之内一歩との試合は壮絶を極めていました。

それはお芝居と言うよりも、やはり戦いだった様に思います。

二人の試合を観ていてアタシはずっと後藤さんの事を「彼は何者なんだ・・・?」と思っていました。

筋肉で盛り上がった背中が汗で段々光って来る。

松田さんは数々のテレビや舞台や映画を経験し、俳優としてのキャリアを積んで来た人ですが、申し訳ないけれど後藤さんの事はまったく知らなかったし、プロフィールを見てもまだ経験のあまりない役者さんでした。

なのに、なのに。

 

なんだか、松田凌が今までで一番研ぎ澄まされ、生き生きしているように見え、覚醒したように見えた。

それはまるで一歩と出会った千堂のようだった。

自分の中に知らない自分を見つけ、もっと知りたいと相手に向かってゆくような。

「クロードと一緒に」と言う舞台での松田さんはとてもすさまじい。

でも、今回の千堂と言う役も凄まじさを極めている。

今まで行ったことのない場所へ後藤さんと共に上って行こうとしているように見えました。

後藤恭路と言う役者は、相手をそんな所まで連れて行ってしまう”化け物的”な役者なんじゃないかと思いました。

 

これは凄い。

この二人は凄いと思いの丈を書いたコメントは謎の検閲で引っ掛かり、何故か推しのアメブロで反映されないが、まあいいや。

 

千堂=松田凌は凄かったよ。

後藤恭路=幕之内一歩に何かを引き出されたように、神がかってたよ。

だから、千秋楽のカーテンコール時の挨拶で”千堂武士”のまま一歩に「また会おうな」と言ったんだと思う。

 

あんな風に終演直後なのにすぐに、既に、次の展開を待ちわびる雰囲気の客席も珍しい。

「真田十勇士」を思い出しました。あの時の客席と似てる。

「真田十勇士」も観客に求められて再演した忘れえぬ舞台。

と言う事は、またきっと彼らに会えるね。