好きな人が居た。
その人に会いたくて、声が聞きたくて切ない気持ちになってしまう程の。
「会いたい、会いたい!」って思っていたら、なんと偶然に会えた!!
心臓が痛いくらい、「ドッキンっ」ってなって、呼吸が上手く出来なくなってしまった。
でも超~~~~嬉しい
何の気なしに視線を下に移すと、自分の体が見えた。
「」
アタシの体は胸がなく、筋肉質で、腕には濃い毛が生えていた。
震える手で顔を触ると顎や頬にも固く太い毛が生えている。
そして、脚の間に”何か”があるのを感じる。
アタシは好きなあの人と同じ特徴を持つ体をしてた。
驚愕と絶望。
恐怖とパニック。
心の性別と体の性別が一致していない気持ちって、こんな感じなのかな・・・と思う。
”トランスジェンダー”や”ジェンダーディスフォリア”と呼ばれる人達の気持ち・・・。
でも、そう呼ばれる人々が必ずしも同性愛者ではない事も事実。(性別を変えるのだから、”同性愛”と言う言い方も違うけど・・・。)
元々体が男性で、心が女性である人が性を一致させるために体を女性にする=心も体も女性になったので恋愛対象は男性。
とは必ずしもならない。
against me!のlaura jane graceは女性として生きている今でも、女性である奥さんを変わらず愛しています。
元々体が女性で心が男性の人にも、こう言うケースはあると思う。
英語で言うところの”トランスセクシャル”や”ジェンダーディスフォリア”は、「性別違和」と言うのだけれど、これは「性同一性障害」と以前は言われていました。
いやいや、”障害”ではないよね。だって何の障害?まして精神的な病気でもない。
その人は「そう言う人」として、この世に命をさずかったんだよ。
と言う事で”障害”と言うのはやめましょう、と言う事になり「性別違和」に。
ところでアタシは若い頃に横浜のライブハウスでバイトしていた事がある。
その頃坊主頭だった。Tシャツにハーフパンツ、安全靴にリストバンド。
タバコを耳の裏に挟んで、駅のトイレに入った。
勿論、女性用の方に。
鏡の前で化粧直しをしていた女の人が、アタシが入って行くと、飛び上がる程驚いて「うわっ!」と声をあげた。
男が入って来たと思った彼女は、よく見たらアタシが女と分かってばつが悪い感じでうつむいてた。
今思うと本当に申し訳ない。心から「驚かせてごめんなさい。」と謝りたい。
しかし、その当時はアタシを見た瞬間ビクッとする女性に思わず「だまされてやんのぉ~~~」なんて思って吹き出すような、”クソガキ”であった。
アタシはトランスジェンダーやジェンダーディスフォリアではありません。
ただ、”人と違うこと”をして生きたかった。
誰に何にも言わずある日突然坊主頭になった女の子に、友達も親も、どう接したらいいのか戸惑っている様に感じた。
心が男性なのに体が女の子で生まれた人達は、男の格好をした時きっとあんな風な空気を感じるんだろうなと今思う。
「ジェンダーディスフォリア」などのトランスジェンダーの人々、また同性愛者・両性愛者の人々をセクシャルマイノリティと言ったりします。
性的少数者と訳されます。
生き方としては「少数派」であった自分と重なる様な気がするなどと言っては当事者の方々にはた迷惑だとは思うし、アタシの場合は自分から望んで少数派になったのでそもそも違うんだけど、”他とは違う”事を認識することによって感じる孤独や不安は、どうしても感じずにはいられない日々でした。
どこかでいつも自分と戦っているし、向き合えない事もあった。
自分がひどく落ちこぼれの様な気がする時もあったし、こんな気持ち誰にも分からないとも思いました。
そんな想いしてセクシャルマイノリティの人達は生きているんじゃないかといつも思う。
まだ遠い道のりかもしれないけれど、そう言う”少数者”の人達が幸せに生きて行けるような世の中になって欲しいとアタシは強く思います。
lauraになる前のtom。ずっと悩んでいたんですね。
元々可愛いよね。うん。
小さい頃女の子っぽくていじめられたんだって。
10代の頃は荒れてたみたいだし、若くして離婚経験もある波乱万丈な人生。
もうこんな風に半裸にはならないんじゃないかな。
半裸でライブもやんないよね、きっと。
お客さんがステージに上がって来て、もみくちゃにされてる以前の写真とかあるけど、もうそんなのダメだよ。
だって女性だから。
「神様、明日目が覚めたらこの体が女の子になっていますように・・・。」と祈っていた日々。
でも自分は男として生きて行くんだ、ベッドの下に隠してある女性用の服も全部捨てて、こう言う自分はきっぱり忘れる。
忘れられると彼女は思っていた。
でも、トランスジェンダーでドラァグクイーン(女性の格好をして口パクでショウをする人)が「いつか自分は男性的になってゆくと思って生きていたけどそう言うもんでもない。そもそもがそう言う問題ではない。」とどこかの動画で言ってた。
lauraもそうだったみたいで、10代、20代と女性の心を持ってる事を隠して生きて来て、30代に入った時その事に気付いた。
「このままの自分では生きていけない。」と。
でも、カムアウトしてから、やはりネット上では彼女を叩く言葉が飛び交ったみたいです。
以前の男っぽいagainst me!が好きな人達は、lauraの突然のカムアウトをどう捉えたらいいのか分からなくて、女の子に戻ってゆく彼女が受け入れがたく、言わないで欲しかったとさえも・・・。
何事も皆がみんな、同じ考えと言う事はこの世にはない。
lauraは全部承知でカムアウトしたんだと思うんだよね。
でも決して逃げないで自分が矢面に立って己をさらし、ギターをかき鳴らして歌ってる。
闘ってる。
凄くかっこいいと思う。
その姿勢につき動かされた人は多いと思うんです。
彼女のそう言う姿に勇気を貰った人はきっと沢山居る。
ロンドンパンクの代表的な存在であるThe Crashはその昔、「ファンにメッセージを。」と言われ「FIGHT!!」と言った。
「闘え!」と。
それは「Fight for your rights!」自分の権利のために闘え!と言うメッセージ。
このパンクスピリッツに満ち満ちたメッセージを、lauraは体現していると言ってもいいんじゃないかと思う。
against me!現メンバー。左からInge Johansson(bass)、James Bowman(guitar)、Atom Willard(drum)、Laura Jane Grace(vocal)。
Lauraがカムアウトする前からのメンバーは実はギターのjamesだけ。
Tomと言う長年の仲間がある日突然、lauraと言う女性になると聞かされたjames。
その動揺は相当であったと思います。
しかし、彼はバンドを去りませんでした。
また、Tomと言う男性がLauraと言う女性になって自身のバンドを続けると言う、いまだかつて前例の無い様な所へ加入して来たIngeとAtom。
なんて凄い奴らなんだ・・・・。なんて・・・いかした奴らなんだ
最強です
誰か彼らを日本に呼んで下さい
ライブが観たいです
最近、こればっかり言ってる・・・。
その人に会いたくて、声が聞きたくて切ない気持ちになってしまう程の。
「会いたい、会いたい!」って思っていたら、なんと偶然に会えた!!
心臓が痛いくらい、「ドッキンっ」ってなって、呼吸が上手く出来なくなってしまった。
でも超~~~~嬉しい
何の気なしに視線を下に移すと、自分の体が見えた。
「」
アタシの体は胸がなく、筋肉質で、腕には濃い毛が生えていた。
震える手で顔を触ると顎や頬にも固く太い毛が生えている。
そして、脚の間に”何か”があるのを感じる。
アタシは好きなあの人と同じ特徴を持つ体をしてた。
驚愕と絶望。
恐怖とパニック。
心の性別と体の性別が一致していない気持ちって、こんな感じなのかな・・・と思う。
”トランスジェンダー”や”ジェンダーディスフォリア”と呼ばれる人達の気持ち・・・。
でも、そう呼ばれる人々が必ずしも同性愛者ではない事も事実。(性別を変えるのだから、”同性愛”と言う言い方も違うけど・・・。)
元々体が男性で、心が女性である人が性を一致させるために体を女性にする=心も体も女性になったので恋愛対象は男性。
とは必ずしもならない。
against me!のlaura jane graceは女性として生きている今でも、女性である奥さんを変わらず愛しています。
元々体が女性で心が男性の人にも、こう言うケースはあると思う。
英語で言うところの”トランスセクシャル”や”ジェンダーディスフォリア”は、「性別違和」と言うのだけれど、これは「性同一性障害」と以前は言われていました。
いやいや、”障害”ではないよね。だって何の障害?まして精神的な病気でもない。
その人は「そう言う人」として、この世に命をさずかったんだよ。
と言う事で”障害”と言うのはやめましょう、と言う事になり「性別違和」に。
ところでアタシは若い頃に横浜のライブハウスでバイトしていた事がある。
その頃坊主頭だった。Tシャツにハーフパンツ、安全靴にリストバンド。
タバコを耳の裏に挟んで、駅のトイレに入った。
勿論、女性用の方に。
鏡の前で化粧直しをしていた女の人が、アタシが入って行くと、飛び上がる程驚いて「うわっ!」と声をあげた。
男が入って来たと思った彼女は、よく見たらアタシが女と分かってばつが悪い感じでうつむいてた。
今思うと本当に申し訳ない。心から「驚かせてごめんなさい。」と謝りたい。
しかし、その当時はアタシを見た瞬間ビクッとする女性に思わず「だまされてやんのぉ~~~」なんて思って吹き出すような、”クソガキ”であった。
アタシはトランスジェンダーやジェンダーディスフォリアではありません。
ただ、”人と違うこと”をして生きたかった。
誰に何にも言わずある日突然坊主頭になった女の子に、友達も親も、どう接したらいいのか戸惑っている様に感じた。
心が男性なのに体が女の子で生まれた人達は、男の格好をした時きっとあんな風な空気を感じるんだろうなと今思う。
「ジェンダーディスフォリア」などのトランスジェンダーの人々、また同性愛者・両性愛者の人々をセクシャルマイノリティと言ったりします。
性的少数者と訳されます。
生き方としては「少数派」であった自分と重なる様な気がするなどと言っては当事者の方々にはた迷惑だとは思うし、アタシの場合は自分から望んで少数派になったのでそもそも違うんだけど、”他とは違う”事を認識することによって感じる孤独や不安は、どうしても感じずにはいられない日々でした。
どこかでいつも自分と戦っているし、向き合えない事もあった。
自分がひどく落ちこぼれの様な気がする時もあったし、こんな気持ち誰にも分からないとも思いました。
そんな想いしてセクシャルマイノリティの人達は生きているんじゃないかといつも思う。
まだ遠い道のりかもしれないけれど、そう言う”少数者”の人達が幸せに生きて行けるような世の中になって欲しいとアタシは強く思います。
lauraになる前のtom。ずっと悩んでいたんですね。
元々可愛いよね。うん。
小さい頃女の子っぽくていじめられたんだって。
10代の頃は荒れてたみたいだし、若くして離婚経験もある波乱万丈な人生。
もうこんな風に半裸にはならないんじゃないかな。
半裸でライブもやんないよね、きっと。
お客さんがステージに上がって来て、もみくちゃにされてる以前の写真とかあるけど、もうそんなのダメだよ。
だって女性だから。
「神様、明日目が覚めたらこの体が女の子になっていますように・・・。」と祈っていた日々。
でも自分は男として生きて行くんだ、ベッドの下に隠してある女性用の服も全部捨てて、こう言う自分はきっぱり忘れる。
忘れられると彼女は思っていた。
でも、トランスジェンダーでドラァグクイーン(女性の格好をして口パクでショウをする人)が「いつか自分は男性的になってゆくと思って生きていたけどそう言うもんでもない。そもそもがそう言う問題ではない。」とどこかの動画で言ってた。
lauraもそうだったみたいで、10代、20代と女性の心を持ってる事を隠して生きて来て、30代に入った時その事に気付いた。
「このままの自分では生きていけない。」と。
でも、カムアウトしてから、やはりネット上では彼女を叩く言葉が飛び交ったみたいです。
以前の男っぽいagainst me!が好きな人達は、lauraの突然のカムアウトをどう捉えたらいいのか分からなくて、女の子に戻ってゆく彼女が受け入れがたく、言わないで欲しかったとさえも・・・。
何事も皆がみんな、同じ考えと言う事はこの世にはない。
lauraは全部承知でカムアウトしたんだと思うんだよね。
でも決して逃げないで自分が矢面に立って己をさらし、ギターをかき鳴らして歌ってる。
闘ってる。
凄くかっこいいと思う。
その姿勢につき動かされた人は多いと思うんです。
彼女のそう言う姿に勇気を貰った人はきっと沢山居る。
ロンドンパンクの代表的な存在であるThe Crashはその昔、「ファンにメッセージを。」と言われ「FIGHT!!」と言った。
「闘え!」と。
それは「Fight for your rights!」自分の権利のために闘え!と言うメッセージ。
このパンクスピリッツに満ち満ちたメッセージを、lauraは体現していると言ってもいいんじゃないかと思う。
against me!現メンバー。左からInge Johansson(bass)、James Bowman(guitar)、Atom Willard(drum)、Laura Jane Grace(vocal)。
Lauraがカムアウトする前からのメンバーは実はギターのjamesだけ。
Tomと言う長年の仲間がある日突然、lauraと言う女性になると聞かされたjames。
その動揺は相当であったと思います。
しかし、彼はバンドを去りませんでした。
また、Tomと言う男性がLauraと言う女性になって自身のバンドを続けると言う、いまだかつて前例の無い様な所へ加入して来たIngeとAtom。
なんて凄い奴らなんだ・・・・。なんて・・・いかした奴らなんだ
最強です
誰か彼らを日本に呼んで下さい
ライブが観たいです
最近、こればっかり言ってる・・・。